75日間のインド周遊旅行についてのまとめ。
もくじ
インド周遊ルート
オレンジ線:バス移動
青線:列車移動
白線:船移動
【ネパール】ルンビニ
↓
【インド】ゴーラクプル → バラナシ → ブッダ・ガヤ→デリー/グルガオン → ジョードプル → ジャイサルメール → ブージ → アーメダバード → アウランガーバード → ムンバイ → ハンピ → (マンガロール) → アレッピー → コーラム → (トリバンドラム) → カニャクマリ → チェンナイ
↓
【マレーシア】クアラルンプール
↓
【日本】大阪
※( )内、都市名は乗り換えで降りただけの都市。
インド周遊旅行|ダイジェスト
ネパールからインドへ、陸路で国境を越えて入国し、南インドへたどり着くまでの旅行記。
ルンビニからゴーラクプルへ
人生初の陸路国境越え。
前夜はドキドキだったけど、スムーズにゴーラクプルまで辿り着く事ができて拍子抜け。
「ゴーラクプル」は、インド旅行始まりの町。
だけど、こんな旅路になるなんて、この時の私は全く予想できていなかった。
【陸路国境越え】ネパールからインドへ|スノウリ国境を徒歩で越えて(ルンビニ→ゴーラクプル)
バラナシ
ヒンドゥー教徒の聖地。
ガンジス河(ガンガー)にその遺灰が流れれば、輪廻転生からの解脱を得られるのだとか。
遺灰、死体、糞、尿、洗濯水…何でもありのガンガー。
火葬場であり、洗濯場であり、子供たちの遊び場であり、そして真面目な信者の沐浴の場であり。
イメージされている混沌世界の「ザ・インド」は、ここなんじゃないかな。
この町で、ローカル食堂やローカルなチャイ屋さんで過ごす事の魅力に取りつかれた。
インド鉄道に乗って、いざ喧噪のインド世界へ(ゴーラクプル→バラナシ)
母なる大河ガンガー|神聖な夜の儀式「プジャー」と昼の上流を歩く
インドの典型的な詐欺トラブル…そしてバラナシ最後の夜に思う事
バラナシからブッダ・ガヤーへ
朝10時発の電車に乗ろうと駅に行ったら、午後2時発に変更されていた。
その後も、電光掲示板の表示はどんどんと更新されて行って、ついには午後9時半になっても来なかった。
「インド旅行で最も辛かった経験」って、たぶんこれだ。
結局、13時間の大遅延を経て、午後11時にようやく出発した。
だけど乗ったら乗ったで、私の寝台席では勝手に誰か寝ているし。
私が寝ていたら、インド人男性が2人ほど勝手に私の寝台に一緒に腰かけているし。
「インドの洗礼」をたくさん浴びた移動。
この事がトラウマになって、この旅のほとんどが「バス移動」になった。
ブッダ・ガヤー
仏教徒の聖地。
ブッダが悟りを開いた場所。
嫌いな町ナンバー2かな。
もう二度と行かない。
だけどそんな町でも、チャイ屋さんは私を癒してくれる。
昨日の今日でまた乗るよ、インド鉄道(ブッダ・ガヤー→ニュー・デリー)
グルガオン(英語留学)
良かった体験NO1☆
デリーの近くのグルガオンで、5週間の英語留学。
正直、こんな短期間で成果を実感できるか疑問だったけど、素晴らしい5週間を過ごすことができた。
今回のインド旅で1番良かった体験。
(旅じゃないのに!)
ジョードプル
西インド旅の始まりの町。
この町で、西インドが大好きになった。
混沌とした「北インド世界」に対して、エキゾチックで魅惑的な「西インド世界」。
ハローと笑顔で挨拶を交わし合う。
この外国人から金をむしり取ってやろうという卑しさが全く感じない。
ただただ、温かい人間同士の交流。
この先、西インドではどの町もそんな感じ。
ようやく始まるインド周遊記|ちょっぴり感じる留学の成果(デリー→ジョードプル)
砂漠の国ラージャスターン州へ|ちょっぴり感じる留学の成果part2
ONE PIECE|アラバスタ王国の世界へ!(メヘラーンガル砦)
ジャイサルメール
好きな町NO1☆
パキスタンとの国境までわずか150kmの地点にある、砂漠の町。
美しいイスラム建築が残る街並みは、とても素晴らしかった。
そしてお城の城壁の中に滞在できるというのも素敵。
穏やかで優雅な気分の滞在。
西の果ての砂漠の国|ジャイサルメール(ジョードプル→ジャイサルメール)
中世の街並みそのままに…美しすぎるよジャイサルメール|そして難しいな人間関係
のんびり過ごすジャイサルメールの一日と、サファリ仲間ができた話
のんびり過ごすジャイサルメールの一日と、サファリ仲間ができた話
キャメルサファリで砂漠の旅
ニューイヤーを砂漠で迎えるべく、人生初のキャメルサファリに参加。
トイレは青空だし、シャワーは浴びないし、夜は野宿だし。
だけどそんな事はどうでもいいと思えるくらい、自然を感じる旅というのは素晴らしいと思った、2泊3日の砂漠の旅。
砂漠で迎える新年、そして元旦から16時間のバス移動(ジャイサルメール→ブージ)
ブージ
ホワイト・ラン(ホワイト砂漠)が目的で訪れた町。
第一印象から、「この町好き!」と思えた。
住民とのふれあいが、楽しかったなと思う町。
アーメダバード
次の町への起点。
何処へ行くにも、だいたいはこの町を通る。
1泊だったけど、結構精力的に観光をして回ったなと思う町。
アダーラジの階段井戸!500年前の美しい遺産(ブージ→アーメダバード)
アーメダバード市内を観光してみる(アーメダバード→アウランガーバード)
アウランガーバード
壮大な石窟寺院が残る「アジャンタ」、美しい壁画が残る「エローラ」、美しい砦「ダウラタバード」など、素晴らしい遺産への起点の町。
外国人を珍しがって喜ぶ子どもたちとの交流が、とても思い出深い。
【世界遺産】エローラ |100年以上の時をかけて浮かび上がる壮大な石窟群
【世界遺産】アジャンター石窟群|忘れ去られていた1000年間
ダウラターバードは美しい砦、子どもの頃の小さな思い出(アウランガーバード→ムンバイ)
ムンバイ
インド中の「富」と「貧」が集まる大都市。
美しい西洋風の建築物が立ち並び、交通整理もされていて、トイレの手洗いが自動だったりもする。
一方で、アジア最大のスラム街を持つのも、ここムンバイ。
色々と感じる事の多かった町。
大都市ムンバイ|インドであってインドではない、だけどやっぱりインドかも
西インド旅終了!南インドのハンピへ向かう(ムンバイ→ハンピ)
南インド
ハンピ → アレッピー → コーラム → カニャクマリ → チェンナイ
あまり好きになれなかった南インド。
わずか1週間で帰国する事に。
インド周遊にかかった費用
(留学中を除く42日分)
合計:104,719円
(1ルピー≒1.8円)
- 食費:24,431円
- 宿泊費:29,470円
- 交通費(長距離):16,956円
- 交通費(短距離):4,648円
- 観光費:5,958円
- ツアー代::9,990円
- 雑費:5,153円
- 嗜好品:886円
- 飲み物:3,807円
- その他:3,420円
食費
合計:24,431円
- 1日平均:約581円
割と1日3食取る事が多かった。
1食100円未満の軽食で済ませたり、たまに贅沢して1,000円越えの食事をしたり。
宿泊費
合計:29,470円
- 1泊平均:950円
- 移動日を除く31泊分
- 全て個室利用、WiFiあり、ホットシャワーあり。
ドミトリーに泊まれば、節約できた。
また、SIMカードを持っていれば、Wifiありの条件に拘らなくて済んだ分、宿の選択肢はもっと広がったと思う。
交通費(長距離)
合計:16,956円
- 1区間平均:1,413円(12区間分)
- 町から町への交通費。
アレッピーからコーラムへの船代は含まず。
(ツアー費に含む)
移動のほとんどは「民間の夜行バス」を利用。
快適さは落ちるけれど、「州営バス」の方が安い。
列車のスリーパークラスなら、もっと安い。
交通費(短距離)
合計:4,648円
- 1回平均:101円(46回分)
- 市内移動の為のリクシャー代、タクシー代など
タクシー利用は1回のみ。
サイクルリクシャーは2回利用。
他は全てオートリクシャー。
値段交渉は、そこまで切り詰めて粘ってはいない。
観光費
合計:5,958円
- 1ヵ所平均:496円
- 観光地への入場料、カメラ持ち込み料など
1か所1か所は安いけれど、塵も積もれば…。
ツアー代
合計:9,990円
- キャメルサファリ2泊3日(ジャイサルメール)6,840円
- ホワイト・ラン リクシャー代(ブージ)2,700円
- ホワイトラン地区 パーミッション代(ブージ)450円
キャメルサファリは、1泊2日が定番。
また年越しのニューイヤー価格だったため、通常はもう少し安いはず。
雑費
合計:5,153円
- 日用品、衣服、寄付など
トイレットペーパー代が、意外にかさむ…。
嗜好品
合計:886円
- お菓子やアイスなど
暑くない季節だったからか、アイスは食べなくても平気。
飲み物
合計:3,807円
- 水、チャイ、ジュース、ラッシーなど
水、チャイは安いから気にする必要ない。
ラッシーなどは、控えれば節約になると思う。
その他
合計:3,420円
- アーユルヴェーダ 1,800円
- ヘナタトゥー 450円
- SIMカード(※使ってないけど)1,170円
SIMカードは、SIMロックがかかっていた為に使えなかった。
…以上っ!