-Mumbai to Hampi-
ランチを食べに、「オリンピア・コーヒー・ハウス(Olympia Coffee House)」に行く。
ここへ来るのは、実は3回目。
席に着くなり、店員が聞いてくる。
「マトン・マサラ、ハーフサイズのライス、スイートラッシーでいいですか?それとも、違うメニューにしますか?」
それは、昨夜私が注文したメニュー。
よく覚えているね、なんだか恥ずかしいんだけど。
恥ずかしいなと思いつつも、全く同じメニューを注文する。
チェックアウトは12:00。
滞在中、宿で朝食を2食分食べたのだけど、合計で200ルピー(360円)だった。
物価の高いムンバイ、毎食この宿で食べればよかったなと今更後悔。
ロビーでのんびりしてから、ムンバイセントラル駅近くにあるバス会社へ向かう。
そこで斡旋してもらったタクシーに乗って、バス乗り場に行く。
30分以上は乗っていたかと思うんだけど、料金はわずか173ルピー(311円)だった。
この町では、タクシーが安価に利用できるみたい。
着いたところには沢山のバス会社があって、ここで車内食用にお菓子や飲み物も買えた。
そして順調に、「ハンピ」行きのバスに乗車。
うとうとしながらのんびりくつろいでいたら、突然大音量でインド映画が流れ始めた。
こんなの望んでないんだけど!
煩いな!
予想外過ぎて、思わず声を出して笑ってしまった。
これが「インド」なんだなと思ったら、なんだか可笑しいし愛おしい。
ヒンディー語だし意味わからないなと思いながら聞き流していたら、たまに英語で喋りだしたりする。
登場人物によって、使う言語が違うみたい。
途中の休憩所でトイレを済ませてバスに戻ろうとすると、
「あと30分は外にいていいんだよ、食事を取りなさい」
と、運転手に笑顔で教えられる。
私、長距離移動中や出発前数時間は食事を取らない事にしている。
トイレに行きたくなったら困るから、いつも車内でクッキーをかじる程度。
だけどそんな風に笑顔でお勧めされちゃったらね、流されるしかないよね。
注文して出てきたビリヤニは、とてもボリュームたっぷりだった。
これは半分くらい残しそうだなと思いながら、頑張って3分の1だけ食べた。
(ゴメンナサイ…。)
トイレに行きたくなりませんようにと願いながら、映画が終わって静かになった車内で眠る。