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アフリカ大陸縦断旅|まとめ

アフリカ大陸縦断旅|10ヵ国の中で感じた「治安の悪い都市」ベスト5

アフリカって、何となく治安が悪い地域が多そう。

…そんな風に思っていたけれど、実際は危険を感じる地域ってほとんどなかった。

親切な人やフレンドリーな人が多くて、とても旅がしやすい地域が多かった。

アフリカ大陸(東側)10ヵ国で滞在した都市の中で、数少ない「治安が悪いと感じた地域ベスト5」について。

※犯罪発生率などの統計に基づくものではなく、私が旅中に感じた「主観」のお話し。

私が訪ねた10ヵ国

エジプト・スーダン・エチオピア・ケニア・タンザニア・ザンビア・ボツワナ・ナミビア・南アフリカ共和国・レソト

アフリカ大陸縦断旅|3ヵ月間で10ヵ国を陸路で訪ねるルート(観光情報&滞在都市)

第5位|ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

「世界最恐」とも言われている、南アフリカ共和国のヨハネスブルグ。

真偽のほどは定かではないものの、数々の「凶悪伝説」を誇る都市。

宿から出た人が、数分後に血だらけで帰って来ただとか、軍人上がりの数人のグループが、もっとガタイのいい十数人に囲まれて手も足も出なかったとか。

強盗に遭う確率は150%で…1度強盗に遭う確率が100%、1度強盗に遭った人が再び強盗に遭う確率が50%なのだとか。

ヨハネスブルグは、南アフリカ共和国の中で最大の人口を誇る都市。

にも関わらず、夕方の市内にはほとんど人が出歩いておらず、閑散としていて不気味だった。

宿の2軒隣のバーにお酒を買いに行くだけでも、宿の人が付き添ってくれた。

そんな、地元の人の警戒具合からみても、治安は格段に悪いのだろうなと感じた。

私が3年前にネパールのルンビニ(ブッダの生誕地)で出会った日本人の上人さんは、この都市のバス車内で強盗に遭ったと言っていた。

【世界遺産】ブッダ生誕の地ルンビニで寺院巡り|たった1日で世界旅行

ただ、「心を無にして冷静に和太鼓を叩き続ける」という行動を取った結果、強盗に不気味がられて何もされずに解放されのだとか。

ヨハネスブルグでは1泊しかしなかったし、市内をウーバーで移動しただけ。

もしかしたら、私が滞在した地域の中では断トツで治安が悪いのかもしれないけれど、実際に何かを体験したわけではないので「第5位」に位置付け。

世界最恐都市!?南アフリカ最大都市ヨハネスブルグへバス移動

第4位|ルサカ(ザンビア)

ザンビアの首都ルサカ。

鉄道駅を挟んで東側と西側では、雰囲気が全く違う。

東側は、整然とした綺麗な街並みで、大きなショッピングモールもある。

西側は、路上で沢山の物売りが商品を並べている、ローカルなエリア。

この鉄道駅を挟んで西側のエリアに、少し治安の悪さを感じた。

鉄道駅を越えた少し先に「シティーマーケット」があるという事だったので行ってみようと思ったのだけど、あまりにも雰囲気が悪いので行くのをやめた。

バラックが立ち並ぶエリアに着き、「この先がシティーマーケットかな」と思うエリアで、急に人々の質が変わった様に感じたから。

腕や肩を強引につかまれて、ぐいっと引っ張られたり。

帰りにまた線路を越える為に高架下付近を通りかかったときに、物乞いらしき男性に走って追いかけられた。(←通りがかりの人が助けてくれた)

後に出会った旅人にその話をしたら、「あのバラック付近と線路付近は、確かに危険な雰囲気だった」と。

特に女性のひとり旅の場合は、線路より西は要注意だと思う。

ガイドブックによると、線路より東にあるバスターミナルでも「睡眠薬強盗」が発生していると記載があったので、こちらもご注意を。

ザンビアの首都、ルサカを歩いてみる|南部アフリカは、かなり先進的だ

第3位|ナイロビ(ケニア)

ケニアの首都ナイロビ。

「昼間でもひとりで行動せずに、複数で行動する事。少しの移動でも、タクシー移動をする事。」と言われている。

小さなショップは鉄格子で守られていて、物やお金のやりとりは鉄格子越しに行う。

宿も鉄格子の扉で守られていて、夜は南京錠で施錠されている。

深夜にウーバーで宿に着いた時、入り口はすぐ目の前だったにも関わらず「君が宿に入るのを見届けてから、僕は行くからね」と言われた。

早朝に出発のバスに乗るため宿を出るとき、バス乗り場までは徒歩5分程度の距離なのに、「決して立ち止まらずに、早歩きで行きなさい」と忠告された。

だけど私的には、事前情報で恐れていたほど「凶悪」とは思わなかった。

ナイロビには5泊しかしていないのだけど、1人で出歩いても、特に危険な雰囲気は感じなかった。

むしろケニア人は、親切でフレンドリーな人が多かった。

街の人々の警戒具合を見るに、確かに犯罪に遭う可能性の高い都市ではあるのだと思う。

「ケニア人が危険な国民性」という事では決してなくて、たぶん貧しすぎて、生きる為に仕方なく犯罪に手を染めざるを得ない人たちが、出てしまっているんじゃないかな。

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第2位|ケープタウン(南アフリカ共和国)

ケープタウンの、特にダウンタウンには物乞いがたくさんいて、「食べ物でいいので恵んで欲しい」と懇願される。

大人の物乞いが、子供の物乞いから食べ物を恵んでもらったり、売店の中まで入ってきて、客に「食べ物を買ってくれ」と必死に訴える。

信号待ちで止まっている車1台1台を覗いて、恵みを求める。

他の都市の物乞いと比べて、「必死さ」が飛びぬけている様に感じた。

ケープタウンから旅を始めた知人は、ここでクレジットカードのキャッシング被害に遭い、旅の費用を失い帰国。

リベンジで再訪問した際にはスマートフォンを盗まれるという、ダブルパンチに遭っている。

観光地で「催涙スプレー強盗」に遭った話も聞いたし、強盗にやられたという生々しい傷を持つ青年にも合った。

「出歩けない程に凶悪な都市」とまでは思わなかったけれど、「十分に注意が必要な都市」だなと感じた。

南アフリカ共和国|ケープタウンとヨハネスブルグで感じた治安

第1位|アディスアベバ(エチオピア)

エチオピアの首都アディスアベバ。

幸い、アフリカ縦断旅中に「犯罪」に巻き込まれる事はなかった。

だけど、もし何か事件に巻き込まれたとしたら、それは絶対にこの都市だったろうなと思う。

私は、すれ違う全ての人が怖かった。

絶対に至近距離ではすれ違わない様に、対面から人が来た場合は、大きく迂回して避けた。

夜は、遅くとも19:00までには宿に戻る様にした。

少年が大声をあげながら近づいてきたので避けようとしたのに避けきれず、私の身体に伸ばして来た手を叩いて振り払った事がある。

見ると、私の貴重品カバンが10cmほど開いていた。

「スリ未遂」だった。

その僅か数分後に、目の前に現れた男性をまたもや避けきれず、道を塞がれてしまった事がある。

絶体絶命かと思ったその瞬間、地元の青年達の手助けで、なんとか切り抜ける事ができた。(←優しい人もいる)

何をされそうになっていたのかは不明。

すれ違う全ての人に意識を払いながら「警戒度MAX」状態で歩いていたにも関わらず危ない目に遭いかけたのだから、もしもあまり警戒せずに歩いていたら、一体どうなっていた事だろう。

私の知り合いは、この都市でスマートフォンを盗まれている。

エチオピアは、他の都市でも「差別」や「セクハラ」が後を絶たず、子供が石を投げてきたり物を引っ張って奪おうとしてくる。

そんな国だけれど、その中でも首都のアディスアベバの雰囲気の悪さは別格だったなと思う。

アディスアベバのETTでダナキルツアーの予約&やっぱり少し変だよ、この国は

ちなみに、エチオピアでの「治安の悪さ」ではアディスアベバが1番だったけれど、差別やセクハラが多くて「うざい人が多い町」はスーダンとの国境からすぐの町ゴンダールが別格。(アフリカの中でも1番うざい)

エチオピアという国に敗北した日|アフリカ大陸縦断旅行、断念の危機が訪れる

番外編|その他アフリカで治安が悪いと聞いた都市5選

私は行っていないけれど、行った人から治安が悪いと教えてもらった都市もあるのでご紹介。(順不同)

その1|ダルエスサラーム(タンザニア)

アフリカ大陸(東側)を縦断するにあたり「凶悪都市」と言われているのは、下記の3都市。

  1. ナイロビ(ケニア)
  2. ダルエスサラーム(タンザニア)
  3. ヨハネスブルグ(南アフリカ共和国)

そのうちダルエスサラームには行っていないのだけど、行った人から話を聞くと、ナイロビと同じ様な感想みたい。

事前情報で覚悟していたほど凶悪ではないけれど、十分注意が必要な都市。

ナイロビでは「少しの移動でも必ずタクシーに乗るように」と言われているけれど、ダルエスサラームでは「決してタクシーに乗らないように」と言われている。

タクシー強盗の可能性が高いらしい。

その2|ザンジバル島(タンザニア)

これは、友人の友人の話。

ザンジバル島で「ATMツアー」なるものに連れていかれたのだとか。

ATMツアーとは、クレジットカードの上限がいっぱいになるまで、車で連れ回されてATMをハシゴして回るツアー。

そんな愉快じゃないツアーは、参加したくないよね。。

その3|カンパラ(ウガンダ)

ウガンダの首都カンパラ。

知人によると、こちらも雰囲気が悪い都市らしい。

具体的なエピソードは忘れてしまったけれど…殴り合いの喧嘩をしていたとかだったかな??

とにかく、出歩く際は要注意。(←雑っ!)

その4|ウィントフック(ナミビア)

ナミビアの首都ウィントフック。

こちらは、実際に私も訪れた都市。

特に治安の悪さは感じなかったし、穏やかで過ごしやすい街の様に感じた。

だけど、地方都市のナミビア人からは「ウィントフックは危ないから気を付けてね!」と忠告を受けたり、夕方にウィントフックの宿から出掛けようとした際には「どこへ行くのっ!?」と心配された。

地元の人が警戒をするからには、やはり治安は良くないのだと思う。

ガイドブックにも注意喚起が載っているし、韓国人が被害に遭ったという様な話を風の噂で聞いたりもした。

その5|アンタナナリボ(マダガスカル)

男女で旅をしていた知人の話。

マダガスカルの首都アンタナナリボの宿の目の前で、車を待っていたわずか数分の間の事。

なんと拳銃強盗に遭ってしまったのだとか。

拳銃を突き付けられて、男性の方は荷物を全て奪われてしまった。

女性の方は、荷物を引っ張られた弾みで転んでしまい、足からドクドクと血が流れてしまう程の怪我を負ってしまった。

実際の知り合いが遭った事件の中では、これが最も恐ろしい話。

命が無事で何よりだった…。

アフリカで治安の悪さを感じた都市|まとめ

私が体験したり、聞いたりした話は以上。

私が滞在した町で、実際に「治安が悪いな」と感じたのは、わずか5都市。

その5都市に関しても、外務省から退避勧告が出ている様な、紛争地域であったり情勢不安な地域なわけではない。

つまり、「アフリカ全体が恐ろしい場所というわけではない」という事は、強調して言いたい。

「アフリカは怖い所だよ」って言いたいわけでは決してなくて、「こういう場所もあるので気を付けてね」ってこと。

私は3ヵ月間の旅で、幸いにも大きなトラブルには遭わなかった。

だからと言って「気を付けていれば大丈夫」と無責任に言う事もできないけれど。

実際に被害に遭うかどうかは「運」の要素もあるし、各人の「危機管理能力」にもよってくると思うから難しい。。

POSTED COMMENT

  1. NK より:

    ヨハネスブルグの治安は、伝説ができた当時に比べるとかなり改善されたのは事実のようです。ただ、それでもかなり注意したほうがいいのは確かなようですが。

    また別格の危険都市して有名なソマリアのモガディシオも、高額にはなりますが、ツアーでの観光は可能になってきてるようです。(ただ、治安が完全ではない部分もあるため、自由に行動できる部分はあまり多くはないようですが)日本人でいかれた方のブログもあるようです。

    アフリカでは依然として内戦やテロ組織の活動などで極めて危険な場所も少なからずあるとは思いますが、日々情勢が変化し安定に向かいつつある場所も出てきてると思います。ちせ様に代表されるように様々な方の体験記が、多面的な見方や最新情報の更新に非常に有用だと思うので、こういった記事も非常に楽しく読ませていただいてます。

    • tabi-kurage より:

      NKさま

      まとめ記事まで読んで頂き、更にコメントまで頂けるなんて嬉しいです。
      ありがとうございます!

      やはりヨハネスブルグは、伝説が独り歩きしている部分もありそうですよね。
      どのレベルまで改善されたのか、どれほどの注意が必要なのかは私にはわかりませんが。。

      ソマリアのモガディショへのツアーがあるのは、初耳です!
      実はソマリランドへは訪問する予定でいて、ハルゲイサ訪問のブログ記事はいくつか読んだのですが。
      (エチオピアが嫌い過ぎたため、ソマリランドもスルーしましたが..苦笑)
      モガディショへのツアー…かなり興味深いです。

      治安情報の記事は難しいですね…大変気を使います。
      自分が見た一部だけを取り上げて事実より大袈裟に言ってしまうと、その国に対して失礼になってしまうし、
      逆に「私は何もなかったし、気を付けていれば大丈夫」と言ってしまうのも、無責任になってしまうので。

      ただ仰る通り、他の方の体験記と併せて「情報の一部」として多面的に見ていただければいいのかもしれません。
      何より、「読み物」として楽しんで頂けたのであれば、単純に嬉しい限りです。

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