ー世界はきっと、美しいー
02.ネパール -Nepal-

【世界遺産】ブッダ生誕の地ルンビニで寺院巡り|たった1日で世界旅行

2017/11/09

ルンビニ(ネパール)

早朝5時頃、同室の女性が暗闇の中でガサゴソと準備を始める。

「電気を付けてもいいですよ」というアピールの為に、私もおもむろに起き上がってスマートフォンを操作したりしてみたのだけど、彼女は最後まで電気を付けなかった。

だけど拙い英語力で話しかける気になれる程、彼女とはコミュニケーションを取っていない。
男性グループとつるんでいる彼女は、寝るときにしか部屋にいなかったから。

朝食時に感じる「気候」の変化

朝食は、昨夜夕食を食べた近所のレストランで食べることにした。

トーストとフライドエッグとミルクティーを頼んで200ルピー(200円)。

しかし、ハエがたかってきて非常に鬱陶しい。
食べる事に、全く集中できない。

ハエを必死で払いながら食べていると、同じようにしている女性と目が合い微笑み合う。

うん、こういうのは何だかいいな。
ハエは鬱陶しいけど。

しかし標高と緯度が下がってきている証拠かな。
この先もっと虫たちに悩まされるようになるのだろうか。

とりあえず、明日の朝はテラス席は避けよう。
テラス席の方が、色々目に入って面白いんだけどな。

 

仏教の聖地「ルンビニ」で1日観光

ここルンビニは、ブッダ生誕の地
ブッダの生涯にちなむ4大聖地のひとつ。

古来から、仏教徒の巡礼地になっている。

  1. 生誕の地ルンビニ
  2. 成道の地ブッダ・ガヤー
  3. 初めて説法をしたサールナート
  4. 入滅の地クシナーガル

ブッダは王子として生まれ、何不自由ない生活をしていた。

しかし宮殿の門の外で、老人・病人・死人・修行者を目にして出家の覚悟を固め、29歳で出家をした。

せっかく王子として生まれたのに…それは物凄い覚悟だったんだろうなと思う。

ルンビニ観光|リクシャーで巡ることもできるけど

ここルンビニには、多くの「オートリクシャー」がいる。

カトマンズやポカラで「サイクルリクシャー」はたくさん見たけど、オートリクシャーはいなかったような気がする。

リクシャーマンたちが、次々と声をかけてくる。
だけど私は1人気ままに歩きたいのでね、ごめんね。

ルンビニ観光、リクシャーを使えば3時間ほどとの事。

今はまだ8:30だから、5:30まで観光したとしても9時間もある。
平地の9時間くらいだったらね、私は平気で歩けるのだよ。

まずは「聖園」へ

町の南側にはブッダ生誕にまつわる聖園がある。
まずはそこへ行ってみよう。

滞在しているルンビニ・バザールのすぐ近くにあるアーチをくぐると、聖園へ続く長い道がある。

花々が通路を綺麗に飾っている。

聖園に近づくと、建物の前で多くの仏教徒らしき人々が列をなしていた。
朝のお勤めかしら…?

聖園の入り口より少し北側に、チケットオフィスがある。
そこでチケットを200ルピー(200円)で購入。

カメラを使うなら追加で105ルピー(105円)必要と言われる。

200ルピーのつもりが305ルピーになるのは高いなと思い一旦は離れたのだけど、やっぱり思い直して追加代金を払う。

105ルピーで思い出を記録に残せるなら、安いよね。

聖園に入るには、靴を脱ぐ必要がある。

お世辞にも綺麗とは言えない道で、土の道なんかもあるのに。
しかし従うしかない。

チケットを提示して聖園に入る。

メインの「マーヤー聖堂」

マーヤー聖堂に入る為には、行列に並ばなければならないみたいだ。
あぁ…さっき外から見た行列って、これだったのか。

30分ほど並んで、中に入る。(中は写真撮影禁止)

紀元前3~7世紀にかけて存在した聖堂の礎石が保存されていた。

私はそれを見ても、かつての聖堂の様子に想いを馳せることができない。
そんな乏しい想像力と感性が悲しい。

王子(ブッダ)誕生を描いた石像があるのだけど、表面はイスラム教徒の襲撃時に削り取られている。

仏教徒がイスラム教徒に狙われることがあるだなんて、知らなかった。

王子の産湯「プスカリニ池」

マーヤー聖堂の裏手には、プスカリニ池がある。
王子誕生後にその産湯として使われた池。

周辺では、人々がお祈りをする為にゴザを敷き始めた。
私たちにとっては「観光地」でも、仏教徒にとってここは「聖地」だ。

聖園を出て北へ歩くと、黄金に輝く誕生仏が立っている。

 

世界中の寺院を1日で巡る

誕生仏から、更に少し北へ歩くと「平和の火」。

ここから、遠くに微かに見えるストゥーパまでの範囲に、各国からの巡礼者のためのお寺がある。

(ネパール寺とチベット寺は聖園の近くにある)

お寺によっては宿泊も受け付けているので、貴重な寺泊が体験できる。

昨日ルンビニに着いた時も、リクシャーマンたちに「ホテルか?」「韓国寺か?」「中国寺か?」と捲し立てられた。

中国寺は中国人のみ宿泊可能。

韓国寺は誰でも泊まれるので、バックパッカーに人気の様だ。

「安い宿泊所」という感覚で利用するのは、私は好ましく思わないけど。
(3食付きで300ルピー程らしい)

人それぞれの価値観の問題だから、口出しする権利なんてないけどね。

ちなみに日本寺は、日本人の僧侶在住の時のみ宿泊可能。

ただし毎朝うちわ太鼓を叩きながら周辺の村を4時間余りかけて15kmほど巡り、夕方は本堂での1時間半のお勤めが義務。

それこそ「安い宿泊所」として気軽に利用などできないから、昨日のリクシャーマンたちも「日本寺か?」とは聞かなかった。

さて、ルンビニ観光は今日1日だけの予定。
徒歩でどれだけのお寺を巡る事ができるだろう…!

1ヵ国目:ネパール寺

ルンビニで最も古いお寺。
中に入ると、僧侶が団扇で私の頭を叩きながらお祈りをしてくれた。

2ヵ国目:韓国寺

この旅で初めて見た「ネパール以外のお寺」という事もあり、迫力を感じる。

そしてハングル語に、何故か懐かしみなんて感じてしまう。(読めないのに…!)

しかし立派だな~。

どうやって訪問するのが韓国流かはわからないけど、日本流に端を歩いて近づく。
そしてチベット流に時計回りで回ってみる。

中は、薄暗くて静か。
うん、確かにこれは泊まってみたい感じだ。
絶対に良い経験になるよね。

3ヵ国目:中国寺

韓国寺のすぐ目の前だし、同じ東アジアで近い国なのに、全く雰囲気が違う。
「中華っ!」って感じだ。(←どんな感じだ)

韓国寺とは違い、アジア人訪問客で賑わっている。

ネパール大乗寺

このストゥーパ風の建物を見ると、ネパールらしいな~と思う。

マナン寺(ネパール)

このあまり見慣れない風貌のお寺。
どうやらネパールのお寺のようだけど、ネパールらしさのない不思議な敷地。

「マナン」ってなんだろう。

4ヵ国目:オーストリア寺

ヨーロッパにお寺のイメージはあまりないから、とても新鮮。
そして、真っ白な壁がとても美しい…!

5ヵ国目:ベトナム寺

入れなかったから門の外から。
ベトナムは行ったことないからな~、「ベトナムらしい」のかもわからない。

6ヵ国目:フランス寺

素朴で静かなお寺。
ヨーロッパのお寺は、白い壁が多いのかな?

7ヵ国目:ドイツ寺

ドイツ…意外と派手好きななんだね。
凄くゴージャス。
同じヨーロッパでも、オーストリア寺やフランス寺とは全く異質。

 

運河を挟んで西側の寺院はここで終わり。
ここから、先ほど運河の入り口から見えたストゥーパを目指す。

路面店が立ち並ぶエリアを歩く。

疲れたし暑いからラッシーでも飲みたいなと思うのだけど、入る気になれるお店がなくて断念。

ストゥーパ(ネパール)

大きくて、綺麗な白色のストゥーパ。
あぁ、これを見るのも今日で最後なのかな。

8ヵ国目:日本山妙法寺

ここで、柔道着を着たお兄さんに声を掛けられる。
彼は柔道を教えにネパールを訪問中の身。

いま丁度「上人」がいるので話を聞きますかと勧められ、お寺内にお邪魔する。
凄く偉いお坊さんとの事。

「日本山妙法寺」というのは世界中にある。

世界の紛争地などにも赴き、平和を説いて回る宗教。
だから、生涯結婚もしないのだとか。

上人自身も、アフリカのザンビアに長期滞在したり、南アフリカ共和国で説教をして歩いていたのだとか。

上人自信の話や、お師匠さんの話など色々聞かせてもらった。
私がこの先旅を続けていく上での、心構えについても。

凄く、ありがたい話だ。

旅の目的を尋ねられ、うまく答えられなかった。
崇高な目的などない、ただただ「世界を自分の目で見てみたい」という欲望と好奇心のみなのだから。

しかし上人は言った。

「外の世界に出てくるという事は、とても大切な事です。日本にいる間は閉じている心も、ここでは開かざるをえないのですから」

それは、私がヒマラヤトレッキング中に強く感じた事だ。

私ごときが、こんなに尊い方と対談などしていてよいものなのか。
とてもありがたい、貴重な時間をいただいた。

そしてここからは、運河の東側を巡る。

9ヵ国目:タイ寺

真っ白い、美しいお寺。
タイが日本人に人気な理由がわかるな~。

そしてネパールにあるこのタイ寺も、多くの人で賑わっている。

10ヵ国目:インド寺

え…?意外に素朴。
ホントにここインド寺??

11ヵ国目:カンボジア寺

う~ん。
ベトナム寺と同じく、東南アジアのお寺の情緒は、わたしにはよくわからないみたいだ。

13ヵ国目:スリランカ寺

立地はインドと近いスリランカ。
だけど雰囲気は全く違うんだね。

韓国寺と中国寺が全く違う様に。

クリーム色の壁にクリーミーな緑色の屋根が綺麗だ。

14ヵ国目:ミャンマー寺

ミャンマーの大平原の中に無数の仏塔が点在する様子を、いつか見たいと望んでいる。

それはミャンマーの「バガン」という土地で見る事ができる。
さぞかし美しいんだろうな~。

そしてまさか、その仏塔の1つをここネパールで思いがけずに見る事ができるなんて。

あぁ、行きたいな~バガン。

 

14ヵ国のお寺を巡った。
時刻は15:00。

マーヤー聖堂の行列に30分並んで、上人と対談までしたのに、所要時間は6時間30。

(ちなみに、韓国寺以外は建物内までは入っていない)

外観を楽しむだけなら、徒歩で1日で巡る事が可能の様だ。

たった1日で、様々な国の仏教建築を見た。
たった1日で、世界旅行をした気分。

ネパール旅行、おわり

いつものレストレラン(と言ってもまだ3回目だけど)でラッシーを頼む。

昨日はバナナラッシーだったから、今日はマンゴーラッシー。
マンゴーラッシーの方が10ルピー(10円)高いだけあって美味しい。

今夜はマンゴーラッシーにしよう。(←え?今夜も同じレストラン?)

宿に戻って、シャワーを浴びる。

久々の、トイレで浴びるバケツシャワー。
まさかこれを下界で体験することになるとは夢にも思わなかったよ。

慣れてるけどさ…。
もう、汗が流れればなんでもいいや。

本日でネパール旅行は終了。
明日は、ついにインドへ向けて移動をする。

元々は、「インド旅行」が目的で日本を出てきた。

私の中で、最大のメインイベントが「ヒマラヤトレッキング」にさしかわろうとしているけど。

だけど一応ね、、、明日からが本来の旅の始まり。

きっとそこで、新たなる冒険が始まると信じて。

1ヵ国目ネパール旅、おわりっ!

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