-Swakopmund to Cape Town-
ナミブ砂漠でクワッド体験をするために訪れたスワコップムント(Swakopmund)。
今日は首都のウィントフック(Windhoek)へ戻り、それから南アフリカ共和国のケープタウン(Cape Town)行きのバスに乗る。
ウィントフックには昼頃に着いて、ケープタウン行きのバスは夕方の出発。
同日に、十分乗り換えが可能。
ケープタウン行きのバスは、23時間ほどの道のり。
そして深夜の3時ごろに国境越えがあるという。。
▼前回のお話し▼
ナミブ砂漠でクアッド(バギー)体験|レンタカー仲間がいなくても楽しめるアクティビティ
もくじ
スワコップムントからウィントフックへ|シャトルバス
ウィントフックへは、行きに利用したのと同じシャトルバス会社タウンホッパーズを利用。
他に、ウェルウィッチアシャトルという会社もある。
片道280ナミビアドル(約2,100円)。
電話・メールで予約可能
◆タウンホッパーズHP:http://www.welwitschiashuttle.com/
◆ウェルウィッチアシャトルHP:http://namibiashuttle.com/
どちらも小型シャトルバスで、ドアtoドアで送迎をしてくれる。
朝6時に宿の前に迎えに来てくれる予定だったけれど、時間が過ぎても迎えが来ない。
間もなくドライバーのマイケルから「もうすぐ着くよ」と電話が来た。
マイケルは、ウィントフックから来た時のドライバー。
なんと、帰りのウィントフック行きのドライバーも、マイケルなのだ。
めちゃくちゃ面白いキャラクターなので、嬉しい。
それに顔見知りだと、これだけ遅刻されても「宿の場所は知っているし大丈夫だろう」と安心して待てる。
40分遅れの6:40頃に、マイケルが到着。
その後また何組かの乗客をピックアップして、シャトルバスは順調にスワコップムントの町を出る。
そして、町を出てから約4時間後の11:00頃。
ウィントフック駅前に到着。
宿まで送迎してもらえるシステムだけれど、私たちはこのまま南アフリカ共和国のケープタウン行きのバスに乗りたいので、ここで降りる。
ケープタウン行きのバスの出発時間は16:30。
それまでに、ランチを済ませて、スーパーで車内食などを調達。
なんてったって、今回はバスに23時間も乗るのだ。
備えなければ。
南米などに行けば、こんな長距離移動は当たり前なのかな。
アフリカでは、乗り換えなしでこんなに長い時間同じバスに乗るのは初めて。
夜間移動禁止の国が多かったから、早朝に乗って夕方に着くが定番だった。
ザンビア以降、南部アフリカの国々で良く見かけるファーストフード店「ハングリーライオン(HUNGRY LION)」でハンバーガーを買う。
チキン系のメニューがメインのお店。
ハンバーガーの中身もチキン…♪
ナミビアの首都ウィントフックから、南アフリカのケープタウンへ|夜行バス
ケープタウン行きのバスは、南アフリカ共和国で定番のバス会社インターケープ(Intercape)を利用。
2日前に、ウィントフック駅前にあるインターケープのオフィスで予約済。
ウィントフックから、ナミブ砂漠の拠点の町スワコップムントへ|大西洋に出たよ
予約はインターネットで簡単にできるけど、座席指定をしたかったのでオフィスで予約。
2階席の1番前の席からの眺望が素晴らしいと、アンドレイが切望したので。
◆インターケープ社HP:https://www.intercape.co.za/
ウィントフックからケープタウンまでは、一番安い席で750ナミビアドル(約5,625円)。
私たちのチケットは座席指定可能なクラスなので、少し高い850ナミビアドル(約6,375円)。
出発時間は16:30。
15:30頃に荷物の重さを計って、荷物タグを受け取って預ける。
ケープタウン行きのバスは、立派な大型バス。
車内にトイレもあるし、座席も広くて快適そう。
こんなバスなら、23時間という長時間も耐えられそうだ。
Wi-Fi付きという事だけれど、1度繋がってすぐに切れてしまった。
このあと2回ほどインターケープを利用したけど、どちらもWi-Fiは繋がらなかった。
Wi-Fiは、期待しない方がよさそう。。
私たちの席は、倹約家のアンドレィが、プラス100ナミビアドル(約750円)を払ってでも座りたいと望んだ席。
席番号1~4番を指定すれば、2階席の一番前をゲットできる。
なかなか素晴らしい。
いつもは、横の窓越しに見る風景だったけれど。
正面に遠慮なく流れてくるダイナミックな風景。
わざわざ横を見なくても、目を開けているだけで景色を楽しめるのだ。
20:00頃、15分館の休憩。
トイレ付きのバスだけれど、何となく休憩所のトイレに行く。
夜の風が、心地よい。
休憩が終わり、バスは再び、街灯のない真っ暗な道を走り出す。
こういうの、以前は不安だった。
何時に着くんだろう。
宿まで無事にたどり着くかな。
むしろ、空室はあるだろうか。
…って。
だけど今回は夜行バスで、着くのは明日の昼過ぎ。
「初めての町に深夜に着く不安」を感じる必要がないのが嬉しい。
ナミビア-南アフリカ共和国|国境越え
2:50頃、国境に到着。
まずは、ナミビア側の出国手続きをする。
手続きは、とてもあっさりしていた。
挨拶をして、ポンっとスタンプを押されて終わり。
出国カードの提出も必要なし。
簡単!
他のグループは、何やら揉めていたけど。
もしかしたら、申請した期間より多く滞在してしまったのかもしれない。
ナミビアでは、入国時に申請した日数以上滞在すると、罰金を取られるらしい。
だから私たちも、1週間くらいの予定ではあったけれど、余裕を持ちまくって2ヵ月で申請していた。
日本人は、90日以内の滞在であればビザ不要!
40分後、バスに乗って南アフリカ共和国側のイミグレーションオフィス(出入国管理局)へ向かう。
入国手続き自体は、これまた簡単。
だけど、その後の荷物検査が少し面倒。
何十人もいる乗客全員が、自分の荷物を目の前に置いて一列に並ぶ。
そして数人の検査官が、1人1人の荷物を開封してチェックするのだ。
えー。
そんなに細かく見るなら、機械で一気にやってよー。
ミニポケットまで開けられ、くまなく見られる。
薬が入っているジップロックも開けられる。
検査官「これは何だ」
わたし「薬です」
検査官「何の薬!?」
わたし「胃薬と、頭痛薬と、目薬と…」
検査官「誰のための!?」
わたし「私のっ!!!」
当たり前のこと聞くなー!!!!
という感じで、思わずイラっとするほど細かい深夜の荷物チェック。
無事に乗客全員分が終わり、4:30分頃にようやく出発。
南アフリカランドの調達は、バス移動中にできるよ
あさ目が覚めると、南アフリカ共和国の風景がダイナミックに目に飛び込んでくる。
エジプトから、陸路ではるばる旅してきた私。
いよいよ、ゴールの国に到着したのだ。
ナミビアを出発した時は無かったであろう鳥の糞が、かなり気になるけれど。
バスは度々、休憩所に入る。
そして、どの休憩所にもATMがある。
普段は少しだけ残したお金を国境で両替して、宿に行く交通費分くらいの通貨を調達する様にしているのだけど。
今回は、休憩所のATMで南アフリカ共和国の通貨を調達できる。
…という事で、残っているナミビアドルはほぼ使い切っていたのだ。
無事に、南アフリカランドを入手。
南アフリカランドは、隣国のナミビア・レソト・エスワティニ(旧スワジランド)・ジンバブエ・ボツワナでも利用可能。
だけど、逆に隣国の通貨を南アフリカ共和国で使う事はできない。
南アフリカ共和国、ケープタウンに到着|SIMカードも入手!
バスがケープタウンに入ったのは、景色を見て一目で分かった。
広大な大地だったのが、急に都会的になったのだ。
あれは、有名なテーブルマウンテンだろうか…??
そして14:00頃、ついにケープタウンのバス乗り場に到着。
21時間30分の長旅が終わった。
23時間くらいと思っていたから、意外に早く着いた!
バスが到着した場所には建物が隣接されていて、そこにバス会社のオフィスや売店などが入っていた。
治安の悪い南アフリカ共和国。
移動はウーバー(Uber)を利用する予定なので、SIMカードと電話番号が必須。
タクシーも信用できるかわからないからね。
売店で、SIMカードをセットしてもらう。
1ギガのデータ通信料が、なんと155ランド(約1162円)もした。
- SIMカード:30ランド(約225円)
- 1ギガ:155ランド(約1162円)
- 通話料:17ランド(約127円)
(※端数は切り捨て)
SIMカードを買って、1ギガのデータを付けて、通話機能も付けると、合計で202ランド(約1515円)。
結構お高い…。
1ギガしかないので、大切に使わねば。
無事にSIMカードも入手したので、早速ウーバー(Uber)を呼ぶ。
私はまだウーバー(Uber)のアプリを入れていないので、今回はワタルさんに頼む。
(私は明日デビューしよう…)
私はウーバーを使ったことがないのだけど、アプリに現在地と行先を入力して、近くにいるドライバーとマッチングすれば迎えに来てもらえる。
登録されているドライバーは身元の確かな人(…のはず)なので、流しのタクシーよりは安全。
料金も、行先を入れれば表示されるので、料金交渉やぼったくりの心配もない。
こんな便利なものがあるのかー。
日本でも普及すればいいのに。
(大人の事情により、日本での普及はまだ先になりそう)
ダウンタウンにある宿までは、1台30ランド(約225円)。
私たち3人と、バスで一緒になった日本人の男性も入れた4人で乗る。
1人あたり8ランド(約60円)。
皆で割れば、便利に安く利用できる。
本日の宿は、トラップ・ハウズ・バックパッカーズ(TRAP HOUZ BACKPACKERS)。
キャンペーンで今夜1泊分だけ安く泊まれて、ドミトリー1人あたり129ランド(約967円)。
ケープタウンで1,000円以下で泊まれるのは安い!
明日は移動せねば…。
宿の入り口は鉄の柵で閉じられていて、ベルを鳴らしてスタッフを呼ぶ。
他の宿にも泊まったけれど、ケープタウンの宿はどこもオートロックになっていた。
宿泊すれば、暗証番号を教えてもらえる。
23時間の長旅を経て疲れているので、今夜は久々に自炊ではなく外食にしよう。
宿の人に近所の安くて美味しい飲食店を訪ねる。
教えてもらったのは、「マクドナルド」と「ピザハット」。
…うん。
たしかに美味しいよね。
安いよね。
という事で、南アフリカ初夜の食事は、マクドナルドになった。
そういえば、ガイドブックに書いてあったな。
南アフリカ共和国では、値段と美味しさが比例するって。
安い食事は、安いなりのそこそこの食事。
値段が高くなれば高くなるほど、美味しい食事になる。
この国に安くて美味しい!は、存在しないのだとか。
▼次回のお話し▼
ケープタウン観光|オットセイの聖域「ドイカー島」と、お寿司食べ放題のお店