-Windhoek to Swakopmund-
今日は、ナミブ砂漠への拠点の町スワコップムントへ移動する。
ツアーやレンタカーでナミブ砂漠の名所を周るのは諦めた私たち。
せめてナミブ砂漠を体験しよう!という事で、スワコップムントで砂漠アクティビティに参加する事にしていた。
バギー(クワド)で2時間遊んで、近くの町ウォルビスベイでフラミンゴを見る予定
▼前回のお話し▼
ナミビアでレンタカー仲間がいなくても、ナミブ砂漠を楽しむ方法
ウィントフックでケープタウン行きの夜行バスを予約|インターケープ社
予約しているシャトルバス会社のタウンホッパーズは、ドアtoドアで乗降車が可能。
つまりゲストハウスまで迎えに来てもらう事もできるのだけど、私たちは2日後のケープタウン行きのバスを予約したかったので、ウィントフック駅前で乗れるよう手配している。
南アフリカ共和国のケープタウンへは、インターケープ(Intercape)という会社のバスで行く事ができる。
インターケープ社のHPからも予約可能
16:30の出発で、所要時間は23時間との事。
夜の3時くらいに国境を越えるんだって。
アフリカへ来て、初めての「夜行バス」だ。
長距離移動の時はいつも、超早起きをしてバスに乗っていたからね。
3連泊もした快適なホームステイ型の宿「レオンパリス」をチェックアウトし、ウィントフック駅に行く。
駅には見えない、真っ白い西洋風の建物。

アフリカらしくないなー。
これは、「ウィントフックステーション」って書いてあるのかな??

駅前には、電車のモニュメントがたくさん。


そして駅の斜め前にあるインターケープのオフィスを訪ねる。

チケットの種類は全部で3種類。
キャンセル期限の違いで値段が違うみたい。
一番安いチケットは、事前の座席指定も不可。
ウィントフックからケープタウンまでは、一番安い席で750ナミビアドル(約5,625円)。
「2階席の一番先頭の席の眺望が素晴らしい」とアンドレィが熱望しているので、座席指定可能なチケットで予約。
850ナミビアドル(約6,375円)。
席番号1~4番を指定すれば、2階席の一番前をゲットできる。
倹約家のアンドレィが、プラス100ナミビアドル(約750円)を払ってでも座りたいと望んだ席だ。
珍しい。
インターケープは、早く予約すればするほど安いらしい。
これは、乗車2日前に予約した私たちの場合の値段。
3人とも、カード払いを希望。
現金で3人分まとめて払えばチケットの手配は1回で済むのに、3人が別々にカード決済となると、3回分手配しなければならない。
…と、インターケープの受付の女性にウンザリとした態度で言われる。
え、感じ悪いな。
それが仕事でしょうに。
今まで出会ったナミビア人がいい人ばかりだったので、少し残念だ。
ケープタウン行きのバスの予約も無事に終わったので、砂漠の町スワコップムント行きのシャトルバスの時間まで、近くのカフェで過ごす。

ウィントフックからスワコップムントへ|シャトルバス
電話・メールで予約可能
◆タウンホッパーズHP:http://www.welwitschiashuttle.com/
◆ウェルウィッチアシャトルHP:http://namibiashuttle.com/
13:30頃、駅に戻る。
ここはバス乗り場なんてない、ただの駅前。
13:30集合、14:00出発のはずなのだけど、それらしき乗り物が見当たらない。
ワタルさんがシャトルバスのオフィスに連絡をしてくれる。
それと入れ違いで、私の携帯電話が鳴る。
電話に出てみると、「マイケル」と名乗る元気のいい男性が早口で話しかけてくる。
ほぼ聞き取れない…電話なんて、私の英語力ではハードルが高いのに。
「駅前で待ってますよ」と伝えると、「僕はここだよ~」と言われる。
振り向いてみると、屈伸をしながら手を振って存在をアピールしてくる面白い男性がいた。
会えた!
あの人がドライバーか!笑
マイケルは、とても面白いドライバー。
なんと言うか…某アミューズメントパークのスタッフの様な。
もしくは、外国のコメディー映画にでも出てきそうなキャラクター感。
案内されたシャトルバスには、タウンホッパーズの記載はない。
これでは、見つけられないよね。
シャトルバスに荷物を積むスペースはないみたいで、シャトルバスが荷物入れを牽引していた。

ザ・アフリカ!な地域では、屋根に積んだりしていたけれど。
こういうスタイルもあるんだね。
シャトルバスは、予定通り14:00ぴったりに出発。
運賃は、280ナミビアドル(約2,100円)。
マイケルが面白くて、車内の雰囲気もいい。
お金を回収して数える姿とか、シートベルトを締めてねと注意するだけで面白い。
笑いの才能がある人物だ。
シャトルバスは、18:00頃にスワコップムントの宿の前に到着。
好きなところで降ろしてもらえるこのスタイルは、とても楽だ。
「2日後にも、この場所から乗るよ」とマイケルに伝える。
なんと、2日後の帰りのシャトルバスの運転手もマイケルなんだって。
それは嬉しい。
それに、ゲストハウスの場所も把握してもらっているから、朝の待ち合わせもスムーズにできそう。
宿は、スケルトン・ビーチ・バックパッカーズ(Skeleton Beach Backpackers)。

ドミトリー1泊あたり171ナミビアドル(約1,282円)。
4人部屋のドミトリーを、3人で貸し切り。
複数人で旅をしていたら、ドミトリーも個室みたいに使えるんだね。
砂漠の拠点の町「スワコップムント」の街並みと、大西洋の夕日
ナミビアの他の町は「イギリス」の影響を受けているのに対して、スワコップムントは「ドイツ」の影響を受けているんだって。
キレイな建売の一戸建てが立ち並ぶ街並みは、他のアフリカ諸国とはまるで違う。
道路も綺麗だし。

近所のスーパーで買い物をする。

スーパーも、広くて綺麗。
帰りは、海沿いを歩いて帰る。

そういえば、私「大西洋」って初めて見る。
アフリカ大陸縦断旅のゴールは南アフリカ共和国なのだけど、エジプトからはるばる旅をしてきて、いま大西洋に抜けた。
その事が、なんだか感慨深い。
私、はるばるこんな所まで来たんだなー。
大西洋に、夕日が沈んでいく。

時刻は 19:40頃。
首都のウィントフックで見た時は19:30頃だったから、こちらの方が10分も遅い。
どちらにしても、ナミビアは日の入り時間がとても遅い。
ヨーロッパの白夜と同じ現象なのかな。
こちらの方が南側に緯度が高いから、「夏は陽が長くて冬は短い」のだろうか。
調べてないけど。

陽が落ちた街並みを、街灯が照らす。

それもまた綺麗で、先進的。
だけどやっぱり、少し寂しいな。
私の「ザ・アフリカ!」な旅は、もう完全に終わってしまったみたいだ。
キレイで過ごしやすくて、とても快適で。
鬱陶しい人に絡まれる事もなく、とても歩きやすい。
だけど、何故だか少し寂しい。
ほんの数日前までの喧騒が、既に懐かしい。
無い物ねだりだね。

▼次回のお話し▼
ナミブ砂漠でクワッド(バギー)体験|レンタカー仲間がいなくても楽しめるアクティビティ