ポカラ(ネパール)-Pokhara-
9/10のフライトで、ついに日本へ帰国する事となった。
首都のカトマンズはまだロックダウン中で、都市間の長距離移動も許可されていない。
滞在中のポカラから空港のあるカトマンズへ行く為には、タクシーを手配して通行許可証を取得しなければならない。
▼前回のお話し▼
ネパールの国際線フライトの運航再開!?帰国方法について考える(2)
タクシーの手配
数ヵ月前にチャーター便で帰国した知人たちは、カトマンズへのジープの手配と通行許可証の取得に手間取っていた。
回答も遅いし、何日もやりとりをしてギリギリまで決まらない状態。
大変に面倒くさそうだったのだけれど、今回はどうなるだろう…。
宿のオーナーに相場を確認したところ、ポカラからカトマンズまでのタクシーのチャーターは約10,000ルピー(約10,000円)という事だ。
2人で乗れば、1人あたり約5,000円。
思ったよりも安いかな…?
行きのバスは、700ルピー(約700円)だったけど。
「最後に馴染みの店を訪ねる週間」に入っていた私たち。
たまにランチに通っていたカフェ・ニルバーナ(CAFE NIRVANA)に行き、「1週間後に帰国するよ」と伝える。
すると、カフェの店員が、なんと知り合いのタクシー運転手に掛け合ってくれると言う。
ありがたい!
恐らく10,000ルピー(約10,000円)程だろうと言われる。
宿のオーナーが言っていた相場と一緒だ。
その場で電話は繋がらなかったので、また改めて連絡をもらう事に。
そしてその翌日。
ネパールでの帰国難民生活中に知り合ったYさんも、タクシーを乗り合わせて一緒に帰国する事になったので、Yさんの宿を訪ねる。
そこには、世にも可愛い可憐なネコちゃんが…♡
か~わ~い~い~♡♡♡
こんなに可愛いネコちゃんがいるなら、こっちの宿でも良かったかも!?
こちらの宿はアットホームな雰囲気で、子供たちも可愛い。
小学生くらいの女の子が、お茶を持ってきてくれた。
そして、こちらの宿でもタクシーの手配が可能という事で、運賃は同じく10,000ルピー(約10,000円)。
カフェ・ニルバーナの店員からはまだ返事がない。
こちらの宿の場合は既にドライバーとも連絡が付いていて、通行許可証の取得に必要な情報もすぐに手に入る状況だったので、お願いする事にした。
カフェ・ニルバーナの店員に、「他でタクシーの手配ができたよ」と伝えに行ったら、「おぉ!よかったねー♪」と喜んでくれた。
いい人…。
マレーシア航空、満席になる
翌日の9/3に、改めて「通行許可証」を取得しに行く。
すると「航空券のコピーが必要」と判明。
Yさんはまだ予約をしていなかったのでその場で取ろうとしたのだけれど、謎のエラー画面になる。
あれ?昨日パソコンでは出来たのにな?という事なので、宿に戻ってパソコンでチェック。
しかし、やはりエラーになる。
不穏だ…。
満席になったのか、それともフライト自体がキャンセルになったのか…。
これは航空券を取得済の私たちにも関係があるので、マレーシア航空の日本語オフィスに問い合わせる事にした。
片言の日本語を話す外国人男性が応対。
わたし 「9/10のフライトを予約している者です。知人が同じフライトを予約しようとしたらエラーになるのですが、これは満席という事ですか?それとも欠航という事でしょうか?状況をお伺いしたいのですが…」
男性 「9/10のフライトは、ありません」
わたし「(んんっ!?)それは、欠航という意味ですか??」
男性 「はい」
そこで、こちらのスカイプ(電話アプリ)の残高不足で電話が切れてしまう。
欠航ですか?と2度ほど念押しで確認したものの、男性は「はい」と答えた。
えぇ!??
欠航ですとっ!??
急いでかけ直すと、今度は日本人女性が出てくれた。
同じ質問をしたら、「欠航ではなく満席」と教えてくれた。
先ほどと話が違うので念押しでもう一度聞くと、「現時点では欠航の予定はありません」と、ハッキリと答えてくれた。
先程の男性は、日本語が不自由だったのか、それとも運行状況の確認ミスだったのか。
なんにしても、「欠航ではなく満席」と確認が取れた。
電話が偶然切れてくれたのが、逆に良かったよ…。
そして、せっかく重い腰を上げて帰国を決意したYさん。
ネパール残留が決定。
お気の毒でございます。。
コピー屋さんとコロナ差別
という事で、9/10は私とワタルさんの2人で帰国する事になる。(←まだ一緒にいたのか!笑)
通行許可証の取得には、航空券とパスポートのコピーが必要との事。
Yさんの宿にいたインド人男性と一緒に、役所の近くにあるコピー屋さんへ。
コピー屋さんへは、当日お世話になる予定のドライバーさんが無料で送ってくれた。
このインド人男性、フライトで帰国する予定が、インドへのフライトがないという「インド人もびっくり!?」な状況になってしまったらしい。
私たちと同じドライバーと一緒に、インドとの国境まで陸路で行く事にしたのだとか。
コピーは、コピー屋さんのメールアドレス宛にPDFファイルを送るという方法。
SIMカードが無くても、コピー屋さんのWi-Fiを使わせてもらえるので問題ない。
コピーを待つ間、インド人男性とお喋りをしていたら、ネパール人男性に怒られてしまった。
インド人男性vsネパール人男性。
お互い、ちょっと強めの口調で。
最初はヒンディー語で言い合いをしていたので、何事かわからなかったのだけれど。
何故か途中から英語になったので、何となく状況が分かって来た。
(英語の方が通じるという、興味深いカルチャー)
「彼等は僕と一緒に来たんだ!」と、ネパール人男性。
それでもダメだと、引き離される。
私とワタルさんが話しているのは咎められていないし、怒られたのはインド人の彼だけ。
コロナ的に、「インド人」という事で警戒されてしまったのだろうか…。
彼も長くネパールにいるから、感染リスクは私たちとも他のネパール人とも変わらないのに。
私たち日本人も、コロナ流行の初期は「警戒」の対象だったから、彼の立場に共感できるよ…。
通行許可証の取得
■必要なもの
- 全員のパスポートコピー
- 全員の航空券(Eチケット)のコピー
- ドライバー情報(ドライバー名、連絡先、車のナンバー)
- 宿情報(名前、住所、連絡先)
通行許可証は「役所」と呼ばれている場所で取得可能。(←正式名称は忘れた)
ビザの延長の際などに行く、「入国管理局」の近く。
「炎天下の中、行列に並ぶ」という行為が辛かったけれど、取得自体は簡単だった。
窓口で必要書類を渡す。
事前に宿のオーナーから、「ドライバー情報」「宿情報」を書いた紙をもらっていたので、それを渡せばスムーズに済ませられた。
ちなみに申告した宿は、Yさんの宿…泊まってないのに。笑
係員が、途中で何処かへ電話をかける。
後で聞いたら、宿のオーナーの連絡先へかけていたらしい。
意外と、しっかり確認するんだね。
そんな感じで、無事に通行許可証の取得完了!
検問の際に必要になるから、当日は必ず携帯しなければいけないね。
コロナで空いてるイメージがあったのですが、便数自体が激減してる
ということで満席のケースもあり得たんですね。
大作もついにフィナーレが近づいてきたようですが、最後まで楽しみに
しています。もし気が向けば、今回のGoTo旅もについても期待してます!
NKさま
国際線フライトの再開直後だったので、ネパール発のフライトは他の路線よりも混んでいたのかもしれません。
だけど、実際に搭乗した際は「満席」ではなかったので、1フライトあたりの人数を制限していたのかも…??
大作とはお恥ずかしいです…笑
しかし、ついに終わりが近づいて来ました!
そして帰国後の国内旅も読んで頂けるなんて嬉しいです★(書かないかもしれませんが…汗)