カイロ(エジプト)-Cairo-
今日は、スーダンビザ取得に再挑戦。
昨日も行ったドッキ(Dokki)駅に、片道3ポンド(21円)の切符で乗る。
もう、地下鉄に乗るのはお手の物。
イッ・ドッキ駅(El Dokki)
地下鉄レッドライン/アッ・サーダート駅(Sadat)から約3分
もくじ
エジプト(カイロ)のスーダン大使館でビザの申請&取得
必要書類
- パスポート
- 日本大使館からのレター
- パスポートコピー
- エジプトビザページのコピー
- 顔写真×2枚
- ビザ代、$150
大使館までの道のり。
ここは、車の墓場なのだろうか。
カイロでは、路肩に車が所狭しと駐車されている。
路上駐車なのか、はたまた不法投棄なのか。
しかも車と車の間隔も、ほぼ衝突しているくらい密着している。
だから、凄く歩きにくい。
一体、どこを歩けばいいのか。
朝一で、スーダン大使館を訪問
そんなこんなで、オープンの9:00より30分も早く、スーダン大使館前に着く。
そこには既に、20人ほどの人々がいた。
そして9:00を少し過ぎた頃、こっちに来いと私だけ呼ばれる。
なんでだ??
と思っていたら、女性だけ5人ほどが先に入る事ができた。
レディーファーストか。
先に手続きできるかな~なんて淡い期待を持っていたのだけど、あとから続々と男性たちも入って来た。
先に入って、座って待つ権利だけ与えられたようだ。
それでも十分ありがたいけど。
スーダンビザ申請用紙を受け取る
9時にオープンのはずなのに、窓口が開いたのが10時前。
10時頃に私の番が来て、無事に申請用紙を受け取る事ができた。
よし、一歩前進!
申請用紙をもらうだけの事が、ここでは大変なのだ。
事前情報では「スーダンの滞在先の情報が必要」との事だったけど、特に必要なかった。
スーダンビザ記入用紙をコピー
記入用紙を提出すると、両面コピーして来いと言われる。
え!何で!
そういうのは、普通は大使館でやるのでは??
パスポートコピーなんかはさ、自分で用意してもいいけど。
当日記入した用紙まで自分でコピーする必要があるなんて。
しかも、記入した用紙の内容、全く確認されなかった。
空欄にした個所とかもあるのに…。
せめて、さらっとでも内容確認してからのコピーじゃないのか??
仕方がないので、外にあるコピー屋さんでコピーを取る。
コピーした申請用紙を添えて提出&ビザ代を払う
言われた通りに申請用紙を両面コピーして、再度提出。
コピーしたばかりの書類と、その原本に、色々書き込みをしてくれる。
お、なんか「先に進んでる感」がでてきたぞ。
ビザ代を払ってこいと言われたので、会計窓口でビザ代($150)を払う。
ここからが、とても長~い待ち時間
ビザ代を払い、再びビザの窓口に行く。
すると、「シット!」と言われる。
え??シット??
事前情報では、ここで「15時に取りに来てね♪」とかって言われるはずなんだけど??
座って待てって事は、すぐくれるのかな。
よくわからないけど、座って待つ。
たぶん座り始めたのは、だいたい11時頃。
14時くらいまでに取得出来たら、このままエチオピア大使館に行こうかな~なんて考えながら。
…。
…。
…。
…。
いつの間にか、15時になっていた。
あれから、4時間も経過していた。
私は、4時間くらいなら何の娯楽もない状態でも無心で待てるのかと、妙に関心する。
それから30分後。
なんだかソワソワしてきた。
身体が落ち着かない。
そして16時。
イライラしてきた。
私は、なんの娯楽もない状態で5時間放置されたら苛立ち始めるのだと、新たな自分を発見する。
そして立ち上がって、カウンターが見える場所で立って待つ。
だって呼び出しの声がね…マイクの音がが割れている上に、アラビア語だから、何言ってるか全くわからない。
自分の名前ですら、聞き取れる自信がない。
だから、カウウンターのスタッフが私のパスポートを手に取るのが見えたら、受け取りに行こうという作戦だ。
なにやら、奥の方でスタッフがパスポートの束を移動させている。
紺色のパスポートの束に混ざって、赤色が見えた。
たぶんあれは、私のパスポートだ!
なにやら処理されている感を感じたので、もうすぐかもしれない。
そして16:30。
スタッフが、私の赤いパスポートを持ってこちらに目配せをする。
近寄ってみると、「これはあなたのですか?」と言って、返してくれた。
中を確認したら、スーダンビザが貼られていた。
アラビア語で何書いてあるかわからないけど…無事に取得できたって事だよね?
よかった。
待ったかいがあったよ。
というか、書類に不備とかなかったのかな??
結構適当に書いたし、わからない所は空欄だったんだけど。(←おい)
まぁなんにしても、初めて海外の大使館で挑戦したビザ申請。
無事に完了!
もうこんな時間だし、宿に戻ろう。
今日は、スーダンビザ取得以外に何もできなかったな。
カイロの大気汚染
宿に戻るために歩く。
空気が悪すぎて、目が痛い。
鼻は塞げても、目は瞑れない。
何でこんなに空気が悪いんだ。
車多すぎでしょ…なんとかならないのか。
もうピラミッドとかどうでもいいから、早くカイロを出て田舎に行きたい。
というか、ヒマラヤの美味しい空気が吸いたい…。
目ん玉、眼球ごと取り出して丸洗いしたい。
だけど、思えばフィリピンもネパールもインドも…どこもかしこも空気悪かったよな。
なんなら、東京も横浜も空気悪くてマスク必須だし。
なんなんだこの世界は!
どこもかしこも空気悪すぎでしょ!
人類の素晴らしい繁栄に対して文句たらたらな私は、どこぞの神様の怒りを買うに違いない。
ローカルなお店でレバーを食す
夕食は、今日は違うお店で食べたい。
だけど、よくわからないから宿の近くを適当に散策。
美味しそうな食べ物を食べている人たちがいる。
気になるな~、店員さんも笑顔で挨拶してくれて…それ以上に勧誘して来たりしないからいいな~。
だけど看板がアラビア語表記だ。
通りを歩いてみるものの、色々な人が強い口調で話しかけてくる。
「ティー!?ティー!?」
ティーはね、実は飲んでみたいんだ。
インドのチャイ屋さんみたいにさ、エジプトも小さなグラスに入った手ごろなティーがあるみたいで。
たまに飲んでいる人をみかけて、凄く気になっていた。
だけど、私は強い口調の人が嫌い。
そんな風に詰め寄られると、逃げたくなる。
インドのチャイ屋さんは、「チャイ飲んでいきなよ~♪」みたいに誘ってくれるから、凄くよかったのに。
そして、特に気になるお店も見つけられないまま、さきほどのお店に戻る。
みんなこっち見てる…笑
思い切って、話しかけてみた。
「メニューある??」
「あるけど、アラビア語オンリーだよ~笑 読める??」
「読めない…笑」
すると写真を指さして、こっちがビーフでこっちがレバーだよと教えてくれた。
どっちがオススメか聞いてみるものの、「オススメ」という英単語が伝わらない。
「どっちがグッド?」と砕けた聞き方をしたら、「全てがグッドさ!」と言われる。
迷っていたら、厨房の中のおじちゃんが、レバーを1枚、味見させてくれた。
優しい…♪
という事で、レバーを頼む。
水も頼んで、30ポンド(約210円)。
厨房の料理の写真を撮っていいか聞いたら、おじちゃんがポーズを取ってくれた。
出てきた料理は、レバーの他にも色々あった。
この量は…食べきれない。
レバーは完食したけど、他は少し残してしまった。(ゴメンナサイ)
だけど、アラビア語オンリーの店で注文するの、楽しかったな。
英語表記がないって事は、地元民相手の商売という事で。
そういうところの人は、インドもそうだったけど、凄く穏やかで心地いい対応をしてくれる。
そういう人たちと、いっぱい関わりたい。
そうすれば、エジプト人ウザい!世界三大ウザい!だなんて、空港到着直後の私の様に偏った感想を抱かなくて済むんだ。
(ちなみに、世界三大ウザい国は、インドとエジプトとモロッコなんだって。)