ー世界はきっと、美しいー
ネパールで帰国難民生活

ネパールでコンタクトレンズを購入!ポカラの眼科とコンタクトレンズ屋さん

【ネパール帰国難民生活】2020/08/14

ポカラ(ネパール)-Pokhara-

緑内障の点眼薬を入手する為に、ポカラの眼科を訪ねた。

目当ての目薬は、無事に手に入れる事ができた。

そしてそこで、思いがけずコンタクトレンズを手に入れる流れになる。

コンタクトレンズは、ポカラのレイクサイドの眼鏡屋でも取り扱いがある。

だけど商品は1種類で、しかも度数まで1種類しかない。

ロックダウンで流通が滞っているからだと思うから、普段はもう少しまともな品揃えだとは思うけれど…。

▼前回のお話し▼
ネパール(ポカラ)の眼科で緑内障の点眼薬を入手|海外で持病の薬を買ってみる

ネパールの眼科で、コンタクトレンズの取り扱いあり!?

目薬も無事に購入できたので、帰ろうか。

だけど、もしかしたらコンタクトレンズの取り扱いがあるのでは!?

そう思って、病院を散策。

すると、眼鏡がずらりと並ぶカウンターを発見!

眼鏡があるなら、コンタクトレンズもありそう!

聞いてみたら、「15番」の部屋に行くようにと案内される。

15番の部屋を探し求め、病院の奥へと入ってみる。

誰もいない…廃病院の様な雰囲気だ。

椅子は、流行りの「そーしゃるでぃすたんす」なる対策が取られている。

へ~。。

これって、何か意味があるのかな。

ここが数百年後の未来で、「過去の人はこうやって新種のウィルスから身を守ろうとしたんだよ、それでも感染は拡大していったんだけどね」って説明されそうな感じだ。

いや、最近読んだ漫画『7SEEDS(セブンシーズ)』に、まさにそんな描写があったのだ。

まぁ、それでも何もしないよりはマシだよね。

人と人との物理的距離がめちゃくちゃ近いインドなんかでも、「ソーシャルディスタンス」が意識されていたりするのだろうか。

この時は珍しがって写真を撮ったほどだったけれど、このあと立ち寄ったマレーシアの空港でも同様の「✖」があって、更に帰国後の日本はより一層徹底して様々な場所に「✖」「足跡マーク」があって驚く事になるのだけれど、それはもう少しだけ先のお話し。

「15番」の部屋は、外から行けるみたい。

さきほどの「廃病院」とは全く雰囲気の異なる、爽やかな通路。

病院探検、なかなか面白いな…。

あった、15番!

この部屋の扉を開けると…そこも中々に不思議な世界だった。

一見、子供用の可愛らしい部屋。

だけどよく見ると、何か怖いよね。。

いやいや、こういう「アート」なんだもんね。

うん、可愛い部屋だね。

そしてこの不思議な部屋の向こう側に、眼科医の先生がいた。

受付で正式に手続きを取ってお会いしたわけではなく…通りがかった先生と立ち話で相談。

コンタクトレンズが欲しいと、私が今使っている銘柄のレンズを見せる。

私が使っているコンタクトレンズは、度数が「-8.00」で、BC(ベースカーブ)が「8.7」。

BCは、レンズの丸みの度合いを表す。

これが合っていないと、目の疲労感が激しくなり、頭痛や吐き気にも繋がってしまう。(根拠なし、個人的な体験)

こちらの病院で取り扱っているコンタクトレンズは、ワンマンス(1ヵ月連続使用)のみだと言う。

そして、知り合いに電話をかけてくれて、「そこに行けば1DAYコンタクトの在庫があるよ!」と。

度数もBCも、私に合っているものの扱いがあると。

なんて親切な先生なんだ!

ちなみにBCは無料で計測してくれて、私の数値は「7.9」という事だ。

コンタクトレンズを選ぶときは、誤差「0.6」以内におさめるのがベストと教えてもらう。

だから私が使っている「8.7」のものは、少し数値が大きすぎるという事になる。

ヒマラヤ・アイ・クリニックから、コンタクトレンズ屋さんへ

コンタクトレンズを入手できるのは「Trinetra Eye Care Center」というお店。

徒歩だと40分ほどらしいので、歩いて向かう。

のどかな道を、汗だくになりながら歩く。

8月の晴れの日のネパール、暑すぎる。。

途中で、英語の通じないローカルなレストランでランチ休憩。

私が滞在している「レイクサイド」は多くの観光客が集まるエリアなので、ほとんどのネパール人が英語を流暢に話す。

だから「ネパール人=英語が堪能」なイメージだったけれど、一般的には話せない人の方が多いのかもしれない。

外国人と関わる一部の人が、勉強したり話慣れたりして、堪能になっていくのかな。

しらんけど。(←大阪人風)

そしてこのローカルレストラン。

定番の「モモ」が丁度いい具合にジューシーで、めちゃくちゃ絶品。

もしかしたら、「ポカラで食べた絶品モモランキング」で1位かもしれない。

この、たった100円で食べられる絶品モモ。

もしも少しキレイ目なレストランで、それっぽい美しい食器に盛り付けて、正装のウエイターが運んできたなら。

もっと高い値がついても納得すると思う。

「値段」って、「食べる環境」によって大きく変わるよね。

そして、歩くほどにローカル感が増してくる。

建物が低い。

レイクサイドは、低くても3階建て以上の建物が乱立しているのだけれど。

ここは、平屋ばかりで成り立っている。

「生活空間」感が強すぎて写真は撮れなかったのだけれど、進んでいくと益々ローカル感が強まっていく。

なんだか、久々に「旅行者」に戻った様な気分になる。

この路地を抜けて大通り沿いを歩いていると、大きなマーケットに出くわす。

凄い…レイクサイドの品ぞろえとは全く比べ物にならない。

お店で在庫を聞くと、「明日マーケットに行って買ってくるね」とか「ロックダウンでマーケットが閉まっているから、手に入らないのよ」なんて言われるんだけど。

その「マーケット」って、ここの事なのかな。

ポカラのコンタクトレンズ屋さん|Trinetra Eye Care Center

ここで、コンタクトレンズを無事に購入。

料金は、両目1ヵ月分の1DAYレンズで7,000ルピー(約7,000円)。

日本からの輸入品になるのに加えて、ネパールではコンタクトレンズの需要は少ないので、やはり日本で買うよりは高くなる。

私が希望するコンタクトレンズは在庫がないという事で、取り寄せになる。

対応してくれた男性は、数年間ドイツの会社で働いていたんだって。

めちゃくちゃエリートじゃないか!

そして、数年間も先進的なヨーロッパで暮らしていても、やはり故郷のネパールに帰ってくるものなんだね。

給料だって、だいぶ違うだろうに。

Trinetra Eye Care Center

住所:Prithivichowk-8,Pokhara

TEL:9856064690

メール:trinetraecc@gmail.com

数日後、コンタクトレンズはもう届いたかなと思う頃。

Facebookのメッセンジャーで問い合わせをしてみると、「ちょど今日届いた!」と。

そして、「今からホテルに届けるよ!」と。

優しい…。

わざわざバイクで届けてもらって、無事にコンタクトレンズの受け取りも完了。

帰国難民生活で生じた「不足」の全てが解決

という事で、私がネパールでの帰国難民生活で「足りない」と思っていた全てが解決した。

縮毛矯正&ヘアーアイロン依存症なのに、最後に縮毛矯正をかけてから9ヵ月も経過してしまい、おまけにヘアーアイロンを壊してしまったストレスから解放された。

海外の美容室初体験!ネパール(ポカラ)で縮毛矯正&ヘナタトゥー

あと僅かしかない持病の「緑内障」の点眼薬を、無事に入手した。

ネパール(ポカラ)の眼科で緑内障の点眼薬を入手|海外で持病の薬を買ってみる

そして残り僅かとなった為にメガネ生活を余儀なくされていた、コンタクトレンズも無事に購入。

もう、不足しているものは何もない。

収入源さえ確保できれば、わたし…ポカラに住める。

 

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