ー世界はきっと、美しいー
+ヒマラヤトレッキング

ヒマラヤトレッキング11日目|美しい渓谷を横目に、4000m越えの地点を目指す(パンボチェ→ディンボチェ)

【ヒマラヤ紀行】2017/10/14

パンボチェ(Pangboche)3930m
ディンボチェ(Dingboche)4410m

昨夜、若干の頭痛に不安を覚えた私はダイアモックス(高山病予防薬)を半錠飲んだ。

ダイアモックスは利尿作用がある為、夜中に3度もトイレに起きる羽目になった。

朝、残りの半錠を飲んで出発。

これまでは、朝晩は寒くてもトレッキング中は暑いくらいだった。
だけど今日はとても冷える。

…と思っていたら、美しい山の向こう側から太陽が昇ってきた。

陽の恩恵を受けると、空気は徐々に暖まっていく。

そうか、太陽のあるなしで気温が極端に変わるんだね。

涼しげな空気に太陽の温もりを感じながら、今日は標高4410mのディンボチェという町を目指す。
4000m越えって…一体なんなんだ。

昨夜飲んだダイアモックスのおかげで、頭痛は収まっていた。

代わりに、両手両足の指が異様にしびれる。
この症状はダイアモックスの影響で、「よく効いている証拠」とのことだ。

え~、でも痺れすぎなんですけども~。
効き目抜群という事ですかいな。

美しい渓谷沿いを、真っすぐに歩く。

途中で、トイレに行きたくなる。
森林限界が近づいているからか、草陰がなかなかない。

ようやく良さげな草陰を見つけたので、ディネスに申し出てみる。
出会ったばかりの男性に、、、恥だ。

ヒマラヤの山中で。
これが旅人の間で噂の「青空トイレ」というやつか。

皆は、本当にトイレのない環境(例えばアフリカの長距離バス移動中など)で青空トイレしてるけどね。

だって、ダイアモックスの影響でトイレが近いんだもの。。。

豊かな緑の世界も美しいけれど、茶色い世界も私は大好き。
茶色と白色のバランスが絶妙で。

こんなにも心穏やかな気持ちになったのは11日目にして初かもしれない。

見下ろしていた谷底の下まで降りて来た。
ヒマラヤの綺麗な水が勢いよく流れていく。

ここまで来ると、もう茂みの影なんてない。
(さっきしておいてよかったー!)

歩き始めてわずか3時間後の10:30、ディンボチェに到着。

ここは、標高4410mの世界。

高度順応の為に、またしてもこの町で連泊をする。

ナムチェで私はツーリストになれたけれど、この小さな町では常にトレッカーかな。

部屋から見える景色も壮大。

しっかり高度順応できているからか、はたまたダイアモックスの効果からか、ちっとも辛くない。

こんなに早い時間に着いたのだから、わざわざ2泊もする必要なんてないんじゃないかな。

なんて思うくらい快調なのだけど、こんな素人判断が命取りになったりするよね。
ここは大人しく慣習に従おう。

あーしかし暇だな。
町を見て歩くのは明日一日あれば十分だろうし。

部屋で休息を取って、暇に耐え切れずに15:30頃に外出。

丘があるので登ってみよう。

綺麗な夕日でも見れるかもしれないと思って出て来たけど、太陽には雲がかかっている。
その影響で、めちゃくちゃ寒い。風もそこそこに強い。

丘の中腹にはストゥーパが。

これを越えたあたりで、急に動悸が激しくなる。
引き返そうか迷うくらいに苦しい。

「わざわざ2泊もする必要なんてないんじゃないか」なんて、よく言えたものだ。
全然高度順応できていないじゃないか。危ない危ない。

明日もこの丘に登って、この標高での運動に慣れよう。

登り始めて10分少々で、山頂に到着。
着いた頃には、動悸も収まっていた。

このストゥーパ(?)の周りを時計回りに歩いてみる。

今日私が歩んできた方向は、美しい茶色と白色の世界。
太陽はあちら側にあるのに、雲がかかっている。

そして別の方向には、この丘から更に道が伸びている。
道は、雲の中に消えてゆく。

私は行かない道だけど、どんな世界に繋がっているんだろう。

それにしても、雲の動きがとても速い。
見えなかったものが姿を現し、見えていたものが陰る。

待っていたら、太陽が姿を現すかもしれないと期待してみる。

冷たい風に晒されながら、何もない丘の上で30分ほど待ってみる。

・・・・・・。

さ、帰ろ帰ろ。

明日は朝日が見られるといいな~、だけど寒い中布団から出る自信ないな~なんて考えながら、丘を下る。

さて、明日は1日何をしようか。

本日の行程

パンボチェ(Pangboche)3930m

ィンボチェ(Dingboche)4410m

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