カトマンズ -Kathmandu-
ジリ -Jiri-
本日は、エベレストトレッキングの始まりの町ジリまでバスで大移動。
本当は、ルクラという町まで飛行機で行くのが定番。
だけど、高度順応もしたいし、陸路に拘りたかったのでジリからスタートすることにしていた。
しばらく何も食べられないと思い、出発前にカフェで朝食。
中庭のパラソルの下で優雅に食べる。
ローカル感は全くないけど、たまにはこういうのもいいよね。
トレッキングに不要な荷物を宿で預かってもらい、一旦チェックアウト。
1ヵ月後にまた来ますっ!
昨日バスチケットを買ったブースの近くに行くと、「ジリジリ~」と連呼している人がいた。
よかった、わかりやすい。絶対にこのバスだ。
ローカルバスではあるけれど、車内は思ったほどボロくない。
だけど座席が狭くて、バックパックだけで精一杯。
どうしよう、、、席完売してなければもう一席買おうかな。
お兄さんが戻ってきたから聞いてみたけど、大丈夫と言われたので2席使わせてもらう。
外国人は、私の他にはフランス人が2人いるだけ。
あとは全員ネパール人。
「僕は脚が長いので、席を変わってもらえませんか」と、ドア側の一番前の席をネパール人に譲ってもらっていた。
何そのお願い!笑
バスは、定刻通り9:30に出発。時間に忠実なネパール人。
乗務員のお兄さんたちは、入り口に立って呼び込みをしている。
(写真の左は、フランス人の長い脚..笑)
青いポロシャツの彼は、バスの速度が弱まった瞬間に飛び降りたり飛び乗ったりしている。
彼の身体能力が凄いという事と、運転手さんとの阿吽の呼吸も凄い。
1時間ほど経った頃、小休憩となった。
私の前の座席のおばあさんが、鞄を指さしてネパール語で何かを伝えようとしている。
鞄を持って一緒にトイレに行きましょう…?いや、違うな。
私の鞄を見張っていてくださいかな!たぶん。
とりあえず、おばあさんが戻ってくるまで見張ってみた。
そうしたら笑顔でお礼を言われたので、正解だったみたいだ。
凄い…言語が通じなくてもコミュニケーションって可能なんだね。
お昼頃、2度目の休憩。バスがエンジンを切ったから、少し長めなのかも。
食堂のトイレに行ってみたら、なんと真っ暗な中に穴があるだけのトイレ。
iPhoneの懐中電灯を使って、なんとか頑張った。
もしここにiPhoneを落としたら、諦めて放置するか拾って拭いて使うか、究極の選択だななんて考えながら。
ここでの休憩は15分。点呼なんて取らないから、置いて行かれたら終了。怖っ!
ここから先は、激しい山道に入る。地面がバスを大胆に揺らす。
ネパール音楽の響き渡る車内で、まるでクラブで踊り狂う若者の様に、乗客全員が身体を縦へ横へと揺らしまくる。
いえ、決してノリノリなわけではない。強制的に体を振り乱さざるを得ないのだ。
なんか…楽しい!笑
またしばらく走ってから休憩。私も尿意を催していた。
だけど、停車しているところはただの山の中。
男性陣は、豪快に立ちションをしている。いいな~男性は。
…なんて思っている場合じゃない!
えぇ、私もしましたとも。あの岩陰で。
いやしかし、先ほどの食堂のトイレよりはこちらの方がよいかもしれない。なんて。
夕暮れに染まる黄金の山々が綺麗だな~なんて思っていたら、あっという間に日が暮れてしまった。
バスは、街頭もない山道をひた走る。
今夜の宿、検討すらつけていないんだけど大丈夫か!?と不安になる。
まぁ、隣のフランス人にくっついて行けばいいか。
そろそろジリかと思う頃、パスポートチェックがあった。
バスから降りたのは、私とフランス人2人組だけ。
やっぱり外国人は3人だったか。
そして、ついにジリ。
乗務員のお兄さんが、「ここがジリだよ~」と笑顔で教えてくれた。
所要時間10時間半。
私、長距離バス移動平気かもしれない。ちっとも辛くなかった。
むしろ、なんか楽しかったり。
フランス人たちは、バスが止まったすぐ隣のゲストハウスに入っていった。
よし、私もそこにしよう!真っ暗だし。
こんなに広い部屋を、500ルピー(500円)で使わせてくれるって。
夕食はダルバートを頼んだ。
カトマンズで食べていたダルバートは、おそらく特別なもの。
ダル(豆のスープ)、バート(ごはん)、タルカリ(おかず)、アチャール(漬物)だけの、素朴な内容が普段の家庭料理。
これから先、ダルバートには度々お世話になると思うけど、色々な家庭の味があるんだろうなー。
それも含めて、明日から楽しみだ!
09:30 カトマンズ出発
20:00 ジリ到着
◇バス/485ルピー(485円)
バスは、前日にバスパークで予約。
5:20発、7:00発もあるので、到着時間を考えればそちらの方がよかったかも。