ー世界はきっと、美しいー
ネパールで帰国難民生活

ロックダウン中にこっそりと食べる日本食!ポカラの日本食レストラン「桃太郎」

【ネパール帰国難民生活】2020/04/06

ポカラ(ネパール)-Pokhara-

突然のロックダウンとなったネパール。

首都のカトマンズは厳戒態勢で、特に最初は警察による厳しい取り締まりや棒で殴るなどの事態もあったり、買い出しに出歩ける時間も16-18時のみと定まっていたり、厳しそうな雰囲気。

対するポカラは、最初こそゴーストタウンになっていたものの、すぐにゆる~い雰囲気に。

外食くらいしか楽しみがないので、「こっそり営業中」のお店を発掘する日々を過ごす。

▼前回のお話し▼
カトマンズへの最終バスとチャーター便の第一便|ビザなし滞在の始まり

こっそり営業中!ポカラの日本食レストラン「桃太郎」

ポカラの日本食レストラン「桃太郎」が、10-13時の間だけこっそり営業をしているという嬉しい情報を入手!

早速、宿泊中のペンギン・ゲストハウスに滞在している日本人5人で行ってみる。

シャッターの一部だけが半分ほど開いていて、薄暗い店内。

本当に営業しているのか疑問な雰囲気だけれど、シャッターをくぐって入ってみる。

すると、店主の奥さんが出てきて少し嫌な顔をされてしまう。

どうやら、「5人で訪問」をしたことが問題だったらしい。。

確かに、このご時世に集団行動は配慮が足りなかったかな。

しかも、(この時点では)特に警戒されている国のひとつ「日本」からの旅行者だからね。

奥さん自体がそれをよく思っていないという事ではなく、周りの目を気にしているという様子。

2人と3人に分かれて、別グループとして席に着く。

そして、「あまり大きい声で話さずに静かに過ごすこと」と「なるべく迅速に食べて、速やかに退店すること」を要求される。

「こっそり営業」のお店で食事をするには、多くの配慮が必要らしい。

滞在中に何度か食べに来たけれど、ロックダウンが解除されるまで、この慎重さは変わらなかった。

どうやら、周囲の住民が、警察に「告げ口」したりするんだって。

正論を言えば「違反しているお店」が悪いんだけどさ…こんなご時世だし、足の引っ張り合いをしなくてもいいのにと、個人的には思った。

この時食べたのは、これ。

すきやき♡

ちょっと(いや、だいぶ?)イメージと違う…けれど、嬉しい。

店主は日本語が理解できるから、「イメージと違う」なんて、日本語で言ってはいけないよ!(←うっかり無神経にも言ってしまったのは、この私です。。)

すき焼きを食べる前に、『世にも奇妙な物語』の「理想のスキヤキ」を視聴してから食べるのがオススメ。

あとは、定番のカツ丼

「桃太郎」のごはんは色々食べたけれど、その中でも「カツ丼」は上位の美味しさ!

帰りは、周りに配慮して2人と3人に分かれて、両者の間隔を少し離して歩く事にした。

ロックダウン中は、あまり大人数で行動しないほうがいいね。

ロックダウン明けの「桃太郎」

ネパールの外食事情は、下記の通り変わっていく。

ロックダウン中(飲食店の営業も禁止)

ロックダウンちょっと緩和中
(テイクアウトのみ可)

ロックダウン解除
(全て解禁)

ロックダウン解除後に「桃太郎」を訪れると、シャッターが全開になっていた。

「こっそり営業」時代から通っていたので、「堂々と営業」しているこの姿が、なんだか嬉しいね。

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