-Nairobi to Moshi-
タンザニア行きのバスの乗車時間は5:30だというのに、宿を出たのは5:25。
宿の入り口の南京錠を、スタッフに開けてもらって、真っ暗なナイロビのダウンタウンに飛び出でる。
全然、怖くはないんだけどね。
「凶悪都市」と言われているナイロビの中でも、さらに危険と言われているダウンタウン。
「少しの移動でもタクシーを使いましょう。決して、街を歩かない様に」と言われているほど。
ナイロビには5泊しかしていないのだけど、1人で出歩いても、特に危険な雰囲気は感じなかった。
街の人の警戒具合を見るに、確かに危険な出来事は起こり得るのだとは思う。
だけどそれは、「ケニア人が危険な国民性」という事では決してない。
ケニアでは、親切なケニア人にばかり会った。
エチオピアで疲弊した私の心は、ケニア人によって完全復活を果たしたのだ。
たぶん貧しすぎて、生きる為に仕方なく犯罪に手を染めざるを得ない人たちが、出てしまっているんだと思う。
それを一概に、「怖い!」「危険!」とは言えないなと感じた。
▼前回のお話し▼
ケニアのナイロビで米ドルを入手&タンザニアのモシ行きのチケットを予約
ナイロビからモシへ|国境越えのバス移動
本日は、ケニアのナイロビ(Nairobi)から、タンザニアのモシ(Moshi)へ国境越えの移動。
「ダーエクスプレス(DAR EXPRESS)」というバス会社にて、昨日予約済。
バス会社は、宿から徒歩5分ほどの場所。
(宿を出て、宿とは反対車線を右へ進む)
運賃は2,000シリング(約2,000円)。
バスは、バス会社の目の前に停まっていた。
5:30丁度に乗り込む。
ギリギリだ。
そして、出発予定時刻の5:45丁度に、バスは出発。
どうせ少しくらい遅れるんでしょう?と、甘く見ていたよ。
間に合ったから、結果オーライだけどさ。
隣の席のおじちゃんが、クッキーをくれた。
スワヒリ語で「アサンテ・サナ!(ありがとう)」と言うと、スワヒリ語で話しかけられてしまった。
スワヒリ語は、少しの単語しか知らないのだけど…。
わからない素振りを見せると、おじちゃんは片言の英語で、ゆっくりと伝えて来た。
「私は、英語が話せません。スワヒリ語を、少しだけ話せます」と。
おじちゃんは、コンゴの出身なんだそうだ。
コンゴ人!初めて会ったよ。
約2時間後の7:50頃、バスが停車。
人々が、続々とバスから降りていく。
まさか!?と思って地図アプリを確認すると、そこは国境だった。
想像していたよりも、ずっと早い。
国境、こんなに近かったんだ。
いつもは、国境のゲート付近にバスが停まって、ゲートとゲートの間にある緩衝地域の様な場所を歩いて、各建物で手続きをするのだけど。
今回は、いつもとは違うみたい。
バスが停まった場所の目の前に一軒だけ建物があって、その中でケニアの出国手続きも、タンザニアの入国手続きも済ませるのだ。
建物から出たら、またそこでバスに乗る。
ケニアのイミグレーションはどこだー?
次はタンザニアのイミグレーションを探さなきゃー!
などと、あたふたする必要がない。
なんて楽な国境なんだろうか。
雨が降ってきているから、丁度良かった。
雨に濡れながら、各オフィスを行ったり来たりする必要もないのだ。
タンザニアのビザも簡単に取得して、30分ほどで全ての手続きが終わった。
建物を出て、バスに乗る。
いつもなら、前の国のゲートをくぐって、そして次の国のゲートをくぐる。
そこで、「次の国に来たぞ!」という実感が湧くのだけど。
なんだか、全く次の国に来た実感の湧かない国境だな。
楽だけど。
そしていつもなら、国境に両替商がわんさかいて、勧誘を受けるのだけど。
国境が建物の中なので、そういう人もいない。
どうするのかなと思ったら、なんとバスの中で両替をするのだ。
4,600ケニアシリング(約4,600円)が、96,600タンザニアシリング(約4,830円)になった。
1ケニアシリング≒21タンザニアシリングで替えてくれた事になる。
※公式レートは、1ケニアシリング≒20タンザニアシリング
なんて良心的な両替商なんだろうか。
そして12:15頃に、モシに到着。
所要時間、なんと6時間30分。
ガイドブックには、8時間と書いてあったんだけどな。
思っていたよりも、かなり早い。
キリマンジャロ登山の拠点の町「モシ」
このモシという町は、キリマンジャロ登山の拠点の町。
バスを降りると、キリマンジャロ登山の客引きが、わんさか話しかけてくる!!!
…というのを想像していたのだけど、タクシー運転手が1人だけ話しかけて来たくらいで、特に大変な思いはしなかった。
なんて穏やかな場所なんだ。
タンザニアも、ケニアと同じ雰囲気を感じるよ。
バスを降りてすぐ、キリマンジャロのモニュメントを見つける。
可愛い…♪
どことなく、富士山に似ている気がするけれど。
俺たちも撮ってくれよ!と、タンザニアンボーイたち。
そして、歩いて20分ほどの場所にある宿に向かう。
目当ての宿は、モシ・バックパッカーズ・パラダイス(Moshi backpakers Paradise)。
安く静かに過ごせるという記事をみたので、ここにしてみた。
一番安い部屋は、20人部屋のドミトリー。
12,000シリング(約600円)。
只今の宿泊客、0人。
えー!笑
静かに過ごせるとは聞いていたけれど…まさかここまでとは!
20人部屋ドミトリーに、1人で泊まる事になった。
(この後3泊したけれど、ずっと私1人だった)
楽だけどさ…経営は、大丈夫だろうか。
ベッドは清潔で、蚊帳もある。
蚊帳があるという事は…蚊がいるという事だよね?
マラリアの予防薬を飲んでいないので、とても心配だ。
ホットシャワーも、Wi-Fiもあるという。
それで600円とは…かなりコストパフォーマンスが良いのではないか。
モシでインド料理を食べる|ミランズ
昼食に、タンザニアのローカルフードを食べよう!
…と思ったのに、インド料理屋に入ってしまった。
ミランズ(Milan’s)というお店。
インドでよく食べていた、パニール・ティッカ・マサラを注文。
カレーとライスとラッシーで、21,000シリング(約1,050円)。
ちょっと高いけど。
久々にラッシーが飲めたのは嬉しい!
まぁ、本場インドの味とは、少し違う気がするけれど。
しかし、この「モシ」という町。
とても歩きやすいな。
人々の雰囲気はケニアと似ているけれど、ナイロビほど治安の心配もしなくていいし。
過ごしやすい町に来たみたい。
▼次回のお話し▼
アフリカ大陸最高峰|キリマンジャロ登山のツアー会社を探す
こんにちは!
モシに行く予定のものです!
Backpackers paradiseの住所がわかれば教えていただきたいです。
ネットで調べてもヒットせず…
よーた様
こんにちは!
MAPS.MEという地図アプリでホテル名で検索すればヒットします。
座標: 03°21′22.51″S 37°20′30.31″E
しかしながら、Google mapで座標で検索してみたところ、ホテル名が「The Swahili House B&B」になっていました。
住所:25106 Ghala Rd,Tanzania
2019年にスワヒリハウスに改名したという記事もありますが、私が泊まったのは2020年…(どういう事??笑)
どちらが現在のホテル名かはわかりませんが、どちらかで辿り着くと思います。笑