ー世界はきっと、美しいー
札幌近郊の山

【札幌近郊・低山登山】硬石山(西回りコース~東回りコース)|ひたすら急登の山あるき

【北海道登山紀】2022/4/29

今年2回目の山歩きは、硬石山(かたいしやま)。

北海道では、標高1000m級は未だ雪山。

いや、700mも越えれば怪しい。

…という事で、標高397mの低山である硬石山へ。

札幌中心部から硬石山へバスで向かう

前回の八剣山と同じく、札幌駅からじょうてつバスで定山渓温泉方面へ。

今回は、八剣山よりも手前で降りる。

硬石山は「かたいしやま」と読むのが通常だけれど、じょうてつバスのバス停は「こうせきやま」。(←どっちでもいいらしい。)

近くのローソンでトイレをお借りし、行動食にカリカリ梅を購入して登山口を目指す。

登山口までは、結構な距離。

これは絶対に最寄りのバス停ではないぞ!…と思いながら歩く。

硬石山は、砕石が行われている山。

あれらも、砕石用の機材なのかな??

出発から30分後、ようやく登山口に到着!

札幌方面からバスで行く場合は、「石山2条8丁目」が最寄だったみたい。

硬石山|西回りコース(登り)

登山口の目の前には、車が何台か停まっていた。

ここからスタートできるなんて羨ましいぜ。。

野生鳥獣捕獲の罠がしかけられているらしい。恐ろしや。

硬石山は、ぐるりと丸く一周できる様な登山コースとなっていて、入り口からすぐに「西回りコース」「東回りコース」に分かれる。

今回は、西回りコースから登って東回りコースから下山する、時計回りルート。

11:15。

いざ、出発!

序盤から、いきなり急登。

休む間もなく、ずっと急登。

これは、冬はもちろん、夏でも雨でぬかるんだりしたら危険度MAXじゃないかな。

それどころか、乾いた土でも砂がサラサラと流れ落ちて、踏みしめた登山靴が全く安定しない。

砂と一緒にずり落ちそうになるのを、必死で堪える。

前回の八剣山は、登山道の横が崖になっていて危険だったけれど、今回は進行方向が急斜面

【札幌近郊・低山登山】八剣山(観音岩山)中央口ルート|スリル満点なお山です

滑落の場合は、横ではなく後ろに落ちる。

今回も低山ながら、中々ハードな山歩き。

これは下山はもっと怖そうだなと、後ろを振り返ってみたり。

ひゃ~。。

あのロープは、使用してもいいのかな?

辛うじてロープには頼らず登ってみると、すれ違った下山の人たちは、しっかりとロープを使って下りていた。

そうだよね、ロープなしには下れない。

途中、少しだけ傾斜が緩やかになったかと思いきや、奥にはまた急坂が見える。

そんな感じで、少しだけ緩やかになったり急坂になったりを繰り返しながら山頂を目指す。

可愛らしいコロコロうんち。

どなたのでしょう。(クマのじゃなくて良かった)

出発から50分後の12:05。

西峰との分岐に到着。

進行方向を右へ進めば本峰。

左へ折れて、西峰に寄り道。

分岐から西峰までは200m。

こちらの道は、傾斜も穏やかで歩きやすい。

10分ほどで到着!

西峰は小さな休憩スペースになっている。

誰が作ってくれたのか、軽く焚火が出来そうなスペースまで。

葉が生い茂る季節になったら景色は一切見えなさそう。

10分ほど休憩して、本峰に向けて折り返す。

山との距離がこんなにも近い、北の都札幌。

こりゃあ、市街地にクマが出るのも頷ける。

ラストスパートらしき坂を登る。

12:40分、硬石山登頂

標高は397m。

出発から約1時間25分。

休憩を除くと1時間ちょっとの道のり。

山頂にはトランシーバーで交信している人がいたので、邪魔しない様にすぐに立ち去る。

山の状況などを報告していた感じだったけれど、仕事なのか、プライベートなのか。

硬石山|東回りコース(下り)

下り始めて10分弱、立派な大木が目の前に立ち塞がる。

「硬石山の大楢」、推定樹齢400年だって。

硬石山のランドマーク的な存在だろうか。

それから約5分で西回りコースの最高点、390m地点。

ここから東に進むと「東峰」があるみたいなんだけど、砕石範囲が広がって危険な為、現在は立ち入り禁止。

本峰や西峰も、そのうち立ち入り禁止になったりするのかな。。

ここからは、本格的な下りに入る。

早速ロープ。

頼らないと滑って滑って、とても下れない。

これは登りだと辛い。

東回りで登るか、西回りで登るか。

人それぞれだと思うけど、個人的には東回りの方が大変そうに感じる。

西回りも急登が多かったけど、急登と急登の間に少しの穏やかな道もあったり。

東回りは、そんなインターバルも一切なしに、ひたすら急坂。

下りも辛いけど、登りも辛そう。

下界が見えてきたころ、アートの様な美しい模様の木に出会う。

彫刻等で彫ったみたい。

北海道の山々は、まだ雪化粧。

奥の山は完全に雪山で、手前の山も斜面には雪が残っているのが確認できる。

茶色い景色の中に映える、紅一点!

ようやく春が訪れようとしている。

神奈川の丹沢山系に行った時は、新緑が綺麗な季節だったんだけどな。

登山口近くの急坂を乗り越えれば、ゴール!

13:30。

下山にかかった時間は約50分。

登山開始からは2時間15分。(休憩込み)

硬石山の最寄りのバス停

ここから、最寄りのバス停を目指す。

約10分で「石山2条8丁目」に到着。

行きは「硬石山(こうせきやま)」のバス停から30分もかけて歩いたのに。

こんなに近くにあったとは!

近くにセーコーマートもあるので、ここで最後の準備も整えられる。

POSTED COMMENT

  1. 土日 より:

    低いけれどきつい! という山ですね。
    硬石という名前、採石していること、を考え併せると
    何か特別な岩石なのでしょうか。
    レアメタルかな?

    • tabi-kurage より:

      土日さま

      いえ、レアメタルの様な立派なものではないです。笑

      建築資材として北海道の様々な場所で使われている「札幌硬石」というものらしいです。
      北海道の開拓期から使用されていたとの事なので、北海道の発展に貢献してきた石なのだと思われます。(たぶん)

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