ー世界はきっと、美しいー
札幌近郊の山

【札幌近郊・低山登山】八剣山(観音岩山)中央口ルート|スリル満点なお山です

【北海道登山紀】2022/4/23

「旅に出られないから、山オンナを目指そう!」

…などと目標を立てておきながら、コロナ禍による自粛ムード&多発するクマ被害に恐れをなして、結局4月下旬~ゴールデンウィークに4回と、秋の紅葉シーズンに1回の計5回(8山)しか登れなかった昨年。

北海道で山オンナデビュー!旅に出れないので、その情熱を山へ向けてみる

今年こそはっ!

…という事で、2022年の初登山として「八剣山」へ。

八剣山の登山ルート

八剣山は通称で、正式名称は観音岩山

1時間程度で登頂できる、標高498mの低山ながら、その道中には険しい登りあり、岩場あり、鎖場あり、中々スリリングな山らしい。

だけど、切り立った崖の淵を歩くので滑落事故が多発している、(死亡事故も数件起きている)、そんな油断ならない山。

八剣山には、1番人気の中央口コース、中央口とは10分ほどで合流できる南口コース、滑落の心配も少ない比較的安全な西口コースの3コースがある。

西口コースは北向きの為にまだ雪が残っている可能性もあって(4月末現在)、南口コースは気になるけれど序盤から厳しい登りらしい。

という事で、今シーズン初登山は無理をせず、1番人気の中央口コースからのピストンスタイルで行こう。

八剣山までの道のり|札幌中心部からバスで向かう

八剣山の麓には、八剣山果樹園があって、車で行く場合はそこの駐車場を利用してもいいみたい。

バスで行く場合は、札幌駅または地下鉄真駒内駅から定山渓方面行きのバスに乗る。

私は札幌駅を10:30に出発するバスに、のんびりと乗車。

到着は11:50、所要時間1時間20分。

結構遠い…。

バス停は、「八剣山登山口」

分かりやすいっ!

西口登山口を使う場合も「八剣山登山口」が最寄だけど、南口登山口を使う場合は、2つ前の「簾舞」で降りるのが便利。

「八剣山登山口」から中央口へは、徒歩で20~30分ほどらしい。

ウォーミングアップがてら、テクテクと歩く。

あちらに見えるは八剣山。

山頂の岩の数が8つあるから「八剣山」と呼ばれている。

(どれをカウントして8コなんだろう。。)

昔は「五剣山」と呼ばれていたらしい。

(どれをカウントして5コなんだろう。。)

歩き始めて25分後、八剣山果樹園の入り口に到着。

近くには上砥山神社

登山の無事を祈願しに立ち寄る。

八剣山果樹園の敷地内に入り、トイレをお借りして登山口を目指す。

乗馬などもできる、のどかな場所。

八剣山(観音岩山)|中央口ルート

登山口には、遠目に見て最初「入山禁止か!?」と思ったほどの注意書き。

中央口及び南口からの登山では、平成28年以降、4件の死亡事故と複数の負傷事故が発生しており、事故のほとんどは下山中に発生しております。

怖い。。

やはり、西口は安全らしい。(でも今は雪あるかもだ)

慎重に進むことにして、12:25、出発!

なるほど、運動不足な状態での今シーズン初登山。

序盤から息が上がるほどの急登に感じる。

(南口を選ばなくて良かった…)

急登が穏やかになった頃、綺麗なお花が両端に列をなし、私を登山道の奥へと導いてくれる。

出発から約10分後、南口登山口との合流地点に到着。

分岐を左へ進む。

もう4号目だって!

こんな感じで、経過の目安を表示してくれるのは精神的に嬉しい。

そして間もなく、「この先注意」の張り紙が。

この先、何度も何度も、注意喚起の張り紙に出会う。

相当事故が多いらしい。

確かに、道は狭い。

だけど、そこまで恐れるほどではない…というか、これくらいなら他の山と変わらないのでは?

5合目の表示を過ぎて間もなく、「岩ゾーン」に差し掛かる。

奥まで、結構続いている様に見える。

うん、中々楽しい!

だんだんと、左側の斜面が険しくなってくるのを感じる。

そして、ほぼ90度。

なんなら場所によっては、えぐれて90度未満とも思える崖沿いを歩く事になる。

わーん。。

大した事ないなんて言ってゴメンナサイ。。(泣)

しかもわずか10分前だ…。

道沿いに進むと、ご丁寧に「立ち入り禁止」のロープが張られていた。

確かに、この案内がなければこっち(T字を右)が正規ルートだと間違える人がいるのも頷ける。

だって、正規ルート(T字を左)は、岩&崖

右の方が正規っぽい!

そしてこの岩のあたりが7合目。

岩&崖ゾーンを抜けると、また崖沿いの細道。

そしてまた立ち入り禁止のロープ。

今度は間違えなさそう。

素直に土の道を行くのが正解らしい。

そして岩を登り、また崖沿いの細道。

岩や崖はあるし注意を怠れば即転落!な道のりではあるものの、鎖場なんかはないみたい。

…なんて油断してたころ、鎖場に遭遇。

補助は無くても余裕じゃないかしら!?

なんて思いながら進んでみたけれど、結局、後半は補助に大いに頼ってしまった。

お次はロープ。

先程よりも更に大いに頼らせて頂く。

本当はダメ!

頼りきっている時にロープが切れたら大惨事!

そして、いよいよクライマックス。

9合目の札が見える岩場を上る。

するとそこには頂上が…!?

…と思いきや、まだまだ続く。

今度こそ!

この大岩を抜ければ頂上が…!?

…と思いきや、横から回って登るみたい。

そして、今度こそ!

スタートから約55分後、13:20。

八剣山(観音岩山)に登頂!

標高は498m。

低山で、体力がない私でも1時間で登れる山ながら、道中はバラエティに富んだスリリングなルートだった。

そして、この切り立った山頂からは、360度の大パノラマ!

いつもなら、この大パノラマを拝みながらおにぎりを食べるところだけれど、どうも先ほどから天候が怪しい。

風がびゅんびゅん吹いていて、登山前は晴れていた空もどんより曇り模様。

今にも雨が降りだしそう。

なんなら、ちょっとポツッと雫を感じる。。(気づかない様にしていたけれど)

下山の方が何倍も危ないと思える道のり、雨でぬかるんでは安全に通過するのは不可能!

…と思うので、登頂の喜びに浸る時間わずか2分にして、逃げる様に下山開始。

いえ、山頂は狭いので、例え晴れていたとしても、のんびりご飯を食べるのは大迷惑だからやめた方がいいと思うけれど。

予想通り、下山の方が怖い。

登りは腕の力を使ってヨイショと登っていた道も、今度はお尻を付きながらソロソロと滑り降りる。

雨が降る前に下山しなくては。

そんな逸る気持ちを抱えながら、「焦らず慎重に、しかし急ぐ」という矛盾した呪文を頭の中で唱えながら、いそいそと下山道をゆく。

たまに頬に当たる水滴が、少し本格的になって来た様に感じた頃、八剣山果樹園ののどかな風景が見えてきた。

のんびりと乗馬を楽しむ人を見て、一安心。

14:00頃、無事に生還!

下山に要した時間は、約40分。

往復で、1時間40分の旅路

また徒歩30分かけてバス停まで戻り、あと40分ほど待たねば来ないバスを待ちながら、食べ損ねたおにぎりを頬張る。

懸念していた雨は、そのまま本降りになるどころか、また綺麗な青空が現れるほどになっていた。

私が山頂付近にいた頃が、丁度悪いコンディションだったみたい。

もう少し早く行くか、もう少し遅く行くかすれば良かったと思うけど、結果論か。。

めでたし、めでたし。

1時間で登頂できる低山だけど、バラエティに富んだお山「八剣山」

八剣山は、軟弱な私でも1時間程度で登頂できる、標高498mの低山。

だけどその道中は、険しい登りあり、岩場あり、鎖場ありと、中々スリリングな山だった。

切り立った崖沿いの細道を歩く場面もあって、油断すれば滑落の危険性も大いにあり得る山だなと思った。

だけど、だからこそトレーニングには打ってつけかも。

次は南口や西口からも登ってみよう!

POSTED COMMENT

  1. 土日 より:

    切り立った崖沿いの道は。写真で見てもヤバそうです。
    雪山で滑落事故を目前で見てしまったハイカーが、半年後にようやくその場所へ、慰霊のため訪れることが出来たそうで、低山と言えど、気を引き締めないと大変なことになりますね。

    • tabi-kurage より:

      土日さま

      目の前で滑落事故を目撃してしまうのは辛いですね…。

      近年、低山での事故も増えているという事なので、油断は禁物ですね。
      特に私の様な初級者は、慢心しない様に心掛けなければと思います。

  2. NK より:

    旅行では、このような低山に行ったことはあるものの、普段は登山とは縁遠い生活を送ってる自分からすると、こういう形でも鍛錬を続けてるというのは凄いと思います。

    また低山ではあるものの、バスで1時間20分かかる先にもかかわらず、ロープや看板等が充実してるあたり流石札幌は都会だとも感じました。

    ちなみに自分の住んでる自治体だと1時間20分かかるバス路線自体がたぶん存在しないので、都市圏の大きさも実感しています。

    • tabi-kurage より:

      NKさま

      今回のバス路線は、札幌の奥座敷の定山渓温泉行きだったというのもあるかもしれません。(神奈川で言うところの箱根?)
      車社会の北海道では、公共交通機関で行けるところは限られているんですよー。泣

      低山なのに、しっかりとガイドがあるのは確かに有難いですね!
      人気の山なのに滑落事故が多いからでしょうか…。

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