メケレ(エチオピア)-Mekele-
朝になっても、停電は続いていた。
窓のない部屋の室内は、何時になっても真っ暗で。
ヘッドライトの小さな光だけを頼りに、身支度を整える。
ドライヤーを使えないままに寝た私の髪は、とんでもなく乱れていた。
水で濡らして、なんとか整える。
それでも、気分は全く上がらないけれど。
▼前回のお話し▼
アディスアベバからメケレまで15時間の大移動|しっかりしてよETT…!
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メケレの朝食
真っ暗な部屋にいても仕方がないので、外へ散歩に出る。
良さげなカフェを見つけたので、ここで朝食にしよう。


店員も親切だし、つかの間の優雅な時間を過ごす。
エチオトラベル&ツアーズでのトラブル
9:30に迎えが来るという事だったのだけど、まだまだ時間がある。
真っ暗な部屋ではくつろげないし、ロビーでくつろぎたいと思えるほど気に入った宿ではない。
エチオトラベル&ツアーズ(通称:ETT)のオフィスに、行ってみようか。
オフィスで伝えたい事は2つ。
1つは、ホテルで迎えは待たずに、直接自分でここのオフィスに来たいという事。
だってドライバーが迎えに来るなんて、もはや信用できない。
もう1つは、帰りのアディスアベバ行きのバスチケットは、ツアー終了日に、直接オフィスで受け取りたいという事。
これも、後日どこかのタイミングでドライバーから受け取る予定なのだけど、それも疑わしいから。
ETTのオフィスで、まず「今日のツアーに申し込んでいる者です」と申し出る。
すると、どうやら私の予約は入っていないという事だった。
なるほど。
そりゃあ、誰も迎えになんて来るはずがないよね。
「誰に予約したのか」と聞かれるも、名前なんて知らない。
受け取ったバウチャーを見せる。
アディスアベバのオフィスに電話で確認をしてもらい、私が既に予約済みであるという事実確認が取れた。
とりあえず、ツアーには参加できるみたい。
信用せずに、自分で来てみてよかったよ。
ドレッドヘアーのファンキーな男が、宿まで送ってくれる。
荷物を持って、オフィスに戻るのだ。
ツアー中に不要な荷物は、オフィスで預かってもらえる。
部屋で荷物をまとめていると、なんと電気が復活した。
なんというタイミングだろうか。
出発予定時刻までは時間があるから、ヘアーアイロンをかけて、スマートフォンの充電もしたい。
だけど、ドレッドヘアーの男が、私を待っているのだ。
まだ時間はあるのに…自分のタイミングの悪さを呪う。
大嫌いなエチオピアで、唯一楽しむことになるだろうツアーの前日には停電が起きて。
そのお陰で、全くテンションの上がらないボサボサヘアーで参加する事になって。
宿、バス乗り場、ETTオフィスなどの全ての移動に送迎が付いてるはずが、ドライバーはそのどれにも現れなくて。
挙句の果てには、私の予約など、そもそも入っていなかったのだ。
なんという不運続きだろうか。
運的なものも含めて、私はエチオピアとはすこぶる相性が悪いらしい。
一応フォローをしておくと、このETTは日本人旅行者からの評判がいい会社で。
ほとんどの日本人は、この会社を利用している。
つまり、こんなトラブルが起こる可能性の方が、恐らく低いのだ。
エチオピアに呼ばれていない私
「インドに呼ばれる」という言葉がある。
インドに呼ばれていないのにインドに行ってしまうと、何故かトラブル続きで全く楽しめないのだとか。
私は、幸いインドには呼ばれていたようで、インドが大好きになったのだけど。
それでいうと、私はこのエチオピアという国には、全く呼ばれていなかったみたいだ。
入国以来、毎日毎日、嫌な事ばかり起こる。
これは、呼ばれていないのに来てしまった、私の落ち度だ。
▼次回のお話し▼
【ダナキルツアー1日目】エルタ・アレ火山、現在の活動状況はいかに…