ー世界はきっと、美しいー
エチオピア -Ethiopia-

世界一うざい国エチオピア|2日目にして、嫌いになる

【アフリカ大陸縦断記】2020/01/01

ゴンダール(エチオピア)-Gonder-

まるでイスラム教のアザーンかの様に、もしくはヒンドゥー教のプジャーの儀式かの様に。

外では一晩中、馴染みのない宗教的な音楽が鳴り響いていた。

いつもそうなのか、それとも年越しの特別なものなのか。

どちらにしても、煩くて眠れやしない。

朝、久々にホットシャワーを浴びる。

3日ぶりに頭を洗い、8日ぶりに身体を洗う。

それだけで、とても幸せな気分になる。

「蛇口を捻れば、いつでもホットシャワーが出る」というのは、日本にいれば当たり前だけれど。

これって、とてもありがたい事なんだよね。

▼前回のお話し▼
【陸路国境越え】スーダンからエチオピアへ|キリスト教徒の国に来た

ゴンダールの町と朝食と

4人部屋の窓からは、ホテルの前の景色がよく見えた。

ゴンダール、結構田舎なんだな。

朝食を取ろうと、外に出る。

ロータリーまで出ると、少し都会的。

このロータリーの近くのカフェで、朝食を取る。

マンゴージュースと、オムレツを頼んで65ブル(約214円)。

こんな西洋的な食事が取れるなんて、幸せだ。

朝のホットシャワーに引き続き、幸せをかみしめる。

3食ローカルフードはね、やはり疲れるのだ。

(と言いつつ、いつも1日1~2食だけれど)

インド、ネパール旅行中も、「朝はカフェで卵料理やトーストを食べて、夜にローカル料理を食べる」というのが、一番幸せな食生活だった。

エチオピア、男どもがかなり鬱陶しいけれど、設備が整っているのは嬉しいポイントだ。

ゴンダールの宿「ミケル」の鬱陶しいスタッフ

一旦、宿に戻る。

昨夜は空室がなくて4人部屋に泊まったのだけど、今日は1人部屋に移動しなければならない。

10時と言われていたので、10時にオフィスを訪ねる。

対応してくれたのは、昨日私を執拗に誘って来た男。

一緒にルームクリーニングの様子を見に行くも、まだ部屋は用意できていなかった。

事務所から部屋のフロアへ行く途中、話しかけられる。

男「朝食は、もう食べた?」

私「食べました!」

(よかった。食べてないと言ったら、誘われるところだったよ。)

男「昨夜は、どんな夜だったの?」

私「よく眠れました」

男「そうだろうね、昨夜は僕の誘いを断ったんだからね」

(嫌味か…??)

男「今日は、観光に行こうか!いろいろ連れていってあげるよ!」

私「いや~、結構です…」

男「なんで??じゃあ、今日のプランを教えてよ」

私「プランは、特にないですねー。今日はただただリラックスですね」

男「じゃあ、そのリラックスを手伝ってあげるよ!」

(リラックスを手伝うって、なんだ??マッサージでも、してくれると言うのかい??)

私「いや~、結構です…」(再び)

(男が部屋に入ってくる。)

(私の荷物を、運ぶ目的だと言うのだけど…。)

私「まだ、次の部屋は準備できていないんですよね!?」

男「そうだけど、事務所に荷物を置いて、事務所にいればいいよ。コーヒー出すよ!」

私「いやいや、私は部屋が必要なんです!次の部屋の準備ができてから移動します!」

(この男と一緒に過ごすなんて、絶対イヤだ!!!)

男「そうか、わかったよ。このあとは、どうするの?コーヒー飲もうよ!」

私「このあとは、SIMカードを買いに行きたいんです。」

(部屋で過ごしたいと言ったのに、矛盾してるな私)

男「買うの手伝おうか?場所、わからないでしょ?」

私「知っているので、大丈夫です。一人で出来ますので。」

男「シミエン国立公園のトレッキングは行く?ホテルの系列の会社で申し込めるよ」

私「それは、ちょっと考えてみます。」

(行く予定だけれど、どこで申し込むかは調べてから決めたい)

私「もう出かけなければならないんで。それじゃ。」

扉「バタン…」

ちょっとぞんざいにしてしまったかな~と思いつつ、しつこいので部屋を出て行ってもらう。

彼に下心があるかないかなんて、どうでもいい。

ただの親切心かもしれないなんて、どうでもいい。

私は、初対面でグイグイ来る人間は苦手なのだ。

あの男に呼び止められませんようにと願いながら、事務所の前を迅速に通り抜ける。

ゴンダールでSIMカードを入手|エチオピアの通信会社エチオテレコム

そして、今朝行ったロータリの目の前にある通信会社、エチオテレコム(Ethio Telecom)に行く。

郵便局が入っているビル。

エチオピアの通信は、このエチオテレコムの1社独占という事だ。

人々がたくさん座って待っている。
何待ちだろうか。

とりあえず、カウンターの近くに立ってみる。

カウンターのお姉さんは、別のお客さんの接客中だったにも関わらず、私に声をかけてくれた。

パスポートを預けて、少し待つ。

カウンターの中のカメラで、写真も撮影。

SIMカードの設定まで、手伝ってくれた。

スマートフォンにSIMカードを入れるも、中々電波を受信しない。

「何でだろうね~?」という感じで、あれこれ原因を探してくれる。

面倒くさい素振りも見せず、最終的に電波を受信するまで、付き合ってくれた。

カウンターのスタッフ(女性2名)は、とても親切だった。

この町で、こんな親切な人に出会える事がどんなに幸運なことなのか…それは徐々に思い知る事になるのだけど。

宿に戻る道すがら、通りすがりの男がいきなり私の腕をガシッと掴んで去っていく。

なにっ!?

セクハラのつもりなんだろうけど…なにそのセクハラ方法。

1時間で部屋の準備ができると言っていたので、1時間で戻ったのだけど、移動先の部屋はまだ準備できていなかった。

部屋は準備できていないと言うのに、なぜか私の部屋に付いて来ようとする。

適当にあしらって、何とか一人で部屋に逃げ戻る。

そして、無事に部屋移動も完了。

エチオピアの国民料理|噂のインジェラ初体験

夕方、夕食を取ろうと外に出る。

適当に見つけたレストランで、店員に聞いたオススメのメニューを注文する。

料金は、35ブル(約115円)。

オススメを聞いたら高いメニューを言われるかなと心配したのだけど、一番安いメニューを勧められた。

出てきたのは、かの有名な「インジェラ」だった。

これが、エチオピアの国民食のインジェラかー。

これは、「見た目も味もとても悪い」という事で、旅人の間で有名な食べ物。

本当は、もっと汚い表現で罵られているのだけどね。

「見た目は〇〇、味は〇〇」って。

人様の国の国民食に対して、ちょっとそこまでは言えないな~と思うので、伏せさせてもらうけれど。

この、灰色のクレープ生地みたいなものがインジェラ。

エチオピアでは、何を注文してもインジェラとセットで出てくるのだとか。

インジェラは、独特の酸味がある。

この酸味が、旅人に嫌われている原因なんだとか。

うん、確かに酸味が独特だ。

そこまで罵るほどひどくはないけれど…個性的な味。

つらいのは、このインジェラの中身の具。

インジェラは美味しくないけど、具は美味しい!

と言っている人が結構いるんだけどね。

私がよくわからず注文した料理は、中身も「インジェラ巻き」だった。

インジェラ in インジェラ。

これは、さすがにキツイ。

中身のインジェラは、辛めに味付けがしてあるので、外のインジェラとは違う味なのだけど。

だけど、辛いのが苦手な私には、少しつらい。

中の辛いインジェラを食べて、辛さを紛らわせる為に、外の酸っぱいインジェラを食べる。

せめて、中身が普通のお肉とかだったなら、まだ食べられたんだけど。

だけど、人様の国民食を注文しておいて、半分以上も残すのは失礼だ。

頑張って食べていたら、知らない男が勝手に私のテーブル席に座って来た。

なんか、色々話しかけてくる。

私は適当なリアクションしかしていないのに、少ししつこい。

すごく不快!という事もなかったのだけど、男を利用させてもらおう。

「男がしつこいから、食事の途中だけど店を出るわ!」

という素振りで、会計を済ませて足早に店を出る。

ごめんよ。

エチオピアが嫌いになった日

スーパーマーケットで、夕食の続き代わりにビスケットを買って帰る。

宿までの道のりは、街頭の少ない、少し薄暗い道。

正面から、男が近づいてくる。

話しかけられても無視をしようと、目を合わせない様に歩く。

すると、いきなり抱きついてきて、胸を触られる

はぁぁぁぁ!???

「なになになに!?なんなんだよ!??」

と、今までの人生で出した事も無いようなドス声を出しながら、男を振り払う。

そうしたら、「なんでだよ~。ただ君と話したかっただけなのに~。」と、へらへらしながら去っていった。

油断していた。

今まで、うざい人にはたくさん会って来たけれど。

インドでも、エジプトでも、彼らは「声」は出すけど「手」は出してこなかったのに。

これが、世界三大うざい国のインド、エジプト、モロッコを差し置いての、世界一うざい国エチオピアの実態か。

まぁ、ギャーギャー騒ぐほどの被害でもないんだけどさ。

小娘じゃないんだし。

だけど、やっぱり不快なものは不快だ。

そういえば、今朝も「腕を掴まれる」という斬新なセクハラに会ったばかりだったな。

もっと、警戒するべきだった。

ゴンダールはまだエチオピアの1都市目で、今日はエチオピアの2日目だけれど…私、エチオピア嫌いだわ。

▼次回のお話し▼
エチオピアという国に敗北した日|アフリカ大陸縦断旅行、断念の危機が訪れる

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