メケレ(エチオピア)-Mekele-
今日も、朝5:30にスタッフによって起こされる。
30分後の6時に、暗闇の中で朝食を食べる。
朝食なのに暗闇だなんて…違和感しかないよ。
相変わらず、とても美味しいのだけど。
▼前回のお話し▼
【ダナキルツアー3日目】まるで火星!な「ダロル火山」と、塩運びのキャラバン
まるで火星!と言われいている「ダロル火山」
昨日行った塩湖「アサレ湖」より少し先に、「まるで火星!地球じゃないみたい!」と言われている「ダロル火山」がある。
ここはとても暑いところだから、早朝の比較的涼しい時間帯に行く必要がある様だ。
想像よりもとても早く、ダロル火山に着いた。
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ここから先は、歩いて向かう。
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塩湖との境目が、とても美しい。
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雲の中から、朝日も昇って来た。
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ゴツゴツとした、岩場を歩く。
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そして、見えてきた!
たぶん、あれだ!
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既に、この辺り一帯は黄色く変色した地形になっている。
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そして、ここが「ダロル火山」。
たぶん、この黄色い液体は触れてはいけない。
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辺り一面に、硫黄臭が立ち込めている。
だけど、「温泉大国にっぽん!」で生まれ育った私にとっては、硫黄臭は馴染みのある臭い。
初日のエルタ・アレ火山の有毒ガスの臭いに比べたら、全く平気だ。
凄い…。
本当に、地球ではないみたいだ。
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あちらこちらの黄色い小山からは、グツグツと水が湧き出ている。
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今まさに、活動している最中なんだ。
帰りは、明るくなった道を歩く。
こんな不思議な地形の上を歩いていたんだね。
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塩の山|ソルトマウンテン
次に向かったのが、「ソルトマウンテン」。
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これ、全部塩ってことかな?
凄いね。
ここで、3日間一緒にいたガイドとお別れ。
彼は、ここで合流した新たなグループと、またツアーの続きに出るのだとか。
ぐるぐるぐるぐると、ループしているんだね、彼は。
一体いつになったら、メケレに帰れるんだろうか。
かなり、辛い仕事だと思う。
広大な塩湖の中の「温泉」
次に車を停めてくれたところは、「温泉」だった。
広大な白い潮の大地の中に、突然1ヵ所だけ温泉があるなんて。
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グツグツと、今まさに湧き出ているのだという事がわかる。
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気温が上がってきているからね…入りたいとは、全く思わないけれど。
入れ違いで到着した欧米人のおじちゃんに、「入らないで帰るの?」と言われる。
おじちゃん…まさか入る気満々なのだろうか。
塩運びの、ラクダのキャラバン
途中で、ラクダのキャラバンに出会う。
彼等は、ここで塩を掘り出して、ラクダに乗せて町まで運ぶのだ。
普段は、もっと多くのキャラバン隊がいるという事だけれど。
昨日はエチオピアのホリデー(クリスマス)だったから、今日は少ないんだって。
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ヤギもいるよ。
ヤギは、なんの役割を担っているのかな。
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ダナキル砂漠、塩の採掘場
最後は、ロバのキャラバンと塩の採掘場。
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塩をブロック状に切り取って、紐で縛ってロバに積むのだ。
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凄く、貴重なものを見せてもらったような気がする。
だけど、観光客がこうやって見学に来たら、仕事の邪魔にはならないのだろうか。
ランチにパスタを食べて、メケレへ戻る。
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ETTでバックパック紛失!怒ってしまって自己嫌悪
メケレに着いた。
ETTオフィスに戻ると、私が預けていたはずのバックパックが、そこには無かった。
これはね、予想はしていたから。
「やっぱりね」と思っただけなのだけど。
「バックパックは、アキというドライバーの車に一度積んで、そのあとにアキがオフィスに届けているはずだ」と伝える。
バックパックを探してもらっている間に、宿を探す。
近くの「セティ・ホテル(Seti Hotel)」がオススメだとETTオフィスの人に言われたので、行ってみる。
だけど、ホットシャワーがないと言うのでやめた。
ホットシャワーが欲しいとスタッフに行ったら、別のホテルに案内してくれた。
ユニオン・ペンション(Union Pension)。
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部屋はとても清潔で、ホットシャワーもWi-Fiも使えるというのに、なんと250ブル(約825円)で泊まれるという。
信じがたい…。
これは、穴場の宿なんじゃないかな!?
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だけどスタッフは、英語をあまり話せなかった。
付き添いのETTスタッフが、通訳をしてくれたのだ。
たぶん、ローカル相手の商売なんだね。
※翌朝に会ったスタッフは英語が話せたから、人によるのかもしれない。
ETTオフィスに戻る。
「アキの車は、今ツアーに出ていて、戻ってくるから40分待って」と言われる。
ここでね…みっともない事なのだけど、怒ってしまったよ。
40分待つとか、そんな事はどうでもよかった。
ただ、不運続きのエチオピアで、癒しを求めて$400も払ったのに、あまりにもミスが多すぎる。
ちなみに、このバックパックについての経緯を簡単に。
私は、オフィスに預けるつもりで、バックパックを持ってきていた。
「これはオフィスに預ける荷物だ」と、何人かのスタッフに伝えていた。
だけど、何故かバックパックは、アキの車に積まれる。
私も、アキの車に乗るように指示される。
まぁ、別に持っていくならそれで構わないし、何も言わなかった。
この時に、これはオフィスに預けるのだと、再度申し出なかったのは私の落ち度だった。
その後、アキの車は少し走った後に、何故かまたETTオフィスに戻って来た。
そこで、別の車に乗り換える様に促される。
このツアーは、何台かの車に分乗して向かうツアー。
乗り換え先の車にバックパックを運ばなくても、どうせ目的地は一緒なのだと、スルーしてしまった。
これも、今思えば私の落ち度だった。
だけど、荷物を積んでいることはスタッフも承知のはずなのに、誰も何も言わなかった。
ランチ休憩後、再度車を乗り換える様に言われる。
さすがに不安になった私は、アキの車にバックパックを積んだままだが、積み替えなくてよいかと尋ねた。
すると、スタッフが電話で状況を確認をしてくれた。
「アキの車は、今ここにはない。アキは今、オフィスにいる。」と教えられる。
そして、「アキが荷物をオフィスに預けるから、ツアーが終ったら受け取れる。安心して。」と。
スタッフは、確かにそう言った。
なのにだ。
戻ってきたら、アキはツアーに出ていて、私のバックパックも車に乗ったまま行ってしまったという事じゃないか。
「さすがに、ミスが多すぎる。少しディスカウントして、返金して欲しい。」と、最初は静かに伝える。
「ミスって何?何のこと?」と、謝りもしないでとぼけられるので、ヒートアップしてしまった。
ここまでの、ETTのミスを指摘する。
アディスアベバのゲストハウスで、バス乗り場までの送迎を待っていたのに、誰も来なかった事。
メケレに着いて、ゲストハウスまでの送迎が来ているはずが、それも来なかった事。
翌日、自分でオフィスに来てみたら、なんと私の予約がそもそも入っていなかった事。
「エルタ・アレ火山は煙で見えないはずだ」と伝えたのに、予約スタッフが「見える」と断言して約束してくれたのに、それも煙だけしか見えなかった事。
挙句の果てに、バックパックを管理してくれていなかった事。
あまりにも、ミスが多すぎると伝える。
すると、エルタ・アレ火山の件だけピックアップして、鬼の首を取ったかの様に指摘される。
「それは、自然がする事だから、確約なんてできない事だよ!みんな、納得しているんだ!」と。
いやいやいやいや。
「その事だけを言っているんじゃない!それだけだったら、私も怒らない!あまりにもミスが多すぎるという事をいいたいのだ!」
すると、「バックパックも、自分で移動するべきだった。あなたが、置き忘れただけでしょう?」と言われる。
だけど、私はツアーの流れなんて知らない。
スタッフの言う通りに行動しただけだ。
確かに、自分から言うのがベストで、言わなかったのは「私の落ち度」ではあるかもしれないけれど、「私の責任」ではないはずだ。
それに、バックパックの件は問題ないかと、出発後すぐのランチ休憩の時に、スタッフに確認しているのだ。
ETTのスタッフは、全く取り合ってくれない。
「返金なら、アディスアベバのスタッフに言って」と言われて終わり。
そうじゃない。
別に、お金が欲しいわけじゃない。
謝罪と、誠意の気持ちを見せて欲しいだけなのに。
え?私が、ただのクレーマー扱いで終わり??
結局、40分で届くと言われたバックパックは、2時間後に戻って来た。
明日のホテルからバス乗り場への送迎時間なんて言われなかったから、もう来る気なんてないんだろうな。
アディスアベバに着いても、ゲストハウスまでの送迎なんて、来ないんだろうな。
もういいや。
私は、エチオピアとは相性が悪いのだ。
ホテルに戻って、深く落ち込む。
みっともなく怒ってしまったな。
私、もっと穏やかな人間だったと思うんだけど。
エチオピアに来て、全く心に余裕がない。
常に人を疑って、凄く嫌な人間になっている。
私は、今の自分が大嫌いだ。
▼次回のお話し▼
メケレから、アディスアベバへ|そしてアルバミンチ行きのバスを予約