-Karima to Khartoum-
今日は、スーダンの首都ハルツーム(Khartoum)へ移動の日。
朝6時の出発という事だったのに、いつもの通り、そんな時間には出発にならない。
7時頃、「バスはまだ?」と聞いてみたら、「あのバスだよ」と教えられる。
先ほどから目の前に停まっているこのバスか!
え?なんで乗車開始されないんだ??笑
…と思いながら写真を撮っていたら、乗務員らしき男性が現れて、私のバックパックを預かってくれた。
▼前回のお話し▼
スーダンの世界遺産|神聖なる山「ゲベル・バルカル」とピラミッド
カリーマからハルツームへ|ローカルバス
身軽になったので、朝食を探す。
ターメイヤがあったから、ワンパターンだけどこれでいいか。
朝から笑顔がステキなお兄さんたちから、ターメイヤを購入。
これをバスの中で食べよう!
なんと丁度いいことに、ターメイヤを買ってバスに戻ると、間もなくバスは出発した。
4時間後、バスは売店以外何もない砂漠で休憩。
バス旅の醍醐味と言えば、外の景色を眺めながら移動ができる事だと思うんだけど。
せっかく窓側の席なのに、カーテンがしっかりと閉じられていて、外を眺める事はできなかた。
暑さ対策なのかな?
まるで暗室を作るかの様に、しっかりと閉じられている。
めくり上げれば外は見えるけれど…そこまでするのも面倒だ。
という事で、特別面白い出来事もなく、バスは順調にハルツームを目指す。
そして8時間半後の16時頃、バスはハルツームに到着した。
スーダンの首都ハルツーム|バス乗り場から徒歩でホテルを目指す
中心地まで、徒歩1時間。
徒歩1時間かー、しんどいなー。
だけど、こういう時に限ってタクシーもトゥクトゥクも声をかけてくれない。
結局、1時間歩き通してしまった。
中心地までの道のりは、他の町と比べれば都会的。
中心地に近づくと、そこはスーダンにしては珍しく車が入り乱れている場所だった。
そして人々の雰囲気も…何となくだけど違う気がする。
「危険」とは全く思わないけれど、今までみたいに「平和ボケ」した頭で歩いていたら、小さなトラブルくらいは起こりそうだなと思う雰囲気。
少しだけ、気を引き締めながら歩く。
ホテルは、「Sahar Tourist Htel」。
1泊600ポンド(約792円)。
部屋にはテレビもファンも付いていて、Wi-Fiもある快適宿。
ホットシャワーは使える?て聞いたら、案内係の人が部屋を4~5ルーム分くらい案内してくれた。
その都度シャワーを確認してくれたのだけど、結局ホットシャワーの出る部屋はなかった。
国境の町ワジ・ハルファ以来3日ほどシャワーを浴びていないから、そろそろ浴びたいんだけどな。
首都でもホットシャワーが出ないなら、スーダンは基本的に水シャワーなのかな。
仕方ないか…。
溜まっていた洗濯物だけ片づけて、夜ごはんを探しに夜のハルツームへ出る。
ハルツームの夕食
宿のすぐ近くで、焼き物の美味しい音と匂いがした。
カリーマでもそうだったけど、音と匂いって食欲そそるよね。
ただ焼きあがって置いてあるものより何倍も。
覗いてみたら、串焼きがあった。
これは何かと聞いたら、「牛だよ」と。
え!?牛!?イスラム教徒の国で!?
驚いたのだけど、どうやら牛みたいだ。
もしかしたら、羊かな…?いや、たぶん牛だ。
思いがけずに牛を食べる事ができた。
羊かもしれないけど、味音痴の私はそれを牛だと思い込み、そして満足して眠りにつくのだ。
▼次回のお話し▼
ハルツームで唯一の観光地?青ナイルと白ナイルの合流地点に行ってみる