ー世界はきっと、美しいー
スーダン -Sudan-

スーダンで1番うざい場所?のミナバリーバス乗り場から、カッサラへ

【アフリカ大陸縦断記】2019/12/29

ハルツームカッサラ(スーダン)
-Khartoum to Kassala-

ハルツームからカッサラ行きのバスが出ているミナバリー(Mina al-Berry)というバス乗り場は、中心地から離れている。

だから、今回は事前の予約はせずに直接行く事にしている。

そしてこのミナバリーというバス乗り場、事前情報によると、かなり評判が悪い。

お金目当ての人たちがわんさか寄ってきて、手伝おうとしてくるのだとか。

スーダン、基本的には「人がいい国」なのに、ここでスーダンを嫌いになってしまうほどに。

そんなバス乗り場、行きたくないんだけどなー。

でも、行くしかないのだ。

▼前回のお話し▼
ハルツームで唯一の観光地?青ナイルと白ナイルの合流地点に行ってみる

ハルツームのミナバリーバス乗り場

宿を出るとすぐに、タクシーが止まってくれた。

ミナバリーまでは、300ポンド(約396円)との事だ。

交渉すれば、もっと安く乗れるんだと思うんだけど。

何故かスーダンでは交渉する気にならないので、言い値通りに素直に乗る。

だって、いつも無償で優しくしてもらってるのにさ。

こういう時は、少しでも安く値切りたいだなんて…何となく、受けた優しさを仇で返すみたいで嫌だなって。

15分ほど乗って、バス乗り場に着いた。

運転手が、「ミヤミヤ?」って聞いてきたから、「ミヤミヤ♪」と答える。

昨日も言われたけど…ミヤミヤって、一体なんなんだ。

後で調べたら、「グッド!」みたいな意味だった。

タクシーを降りると、事前情報通り、多くの人が詰め寄ってくる。

カッサラ?カッサラ?カッサラ?カッサラ?

あー、これは確かにうざいわ。笑

だけど「ノー」と答えたら、それ以上しつこくはされなかった。

バス乗り場のエリアに入るには、入場料15ポンド(約20円)が必要。

カッサラ行きの窓口を自分で探そうと思って歩いていると、うざい人に「どこに行くんだ?カッサラか?」と聞かれる。

無視をして、自分で適当な窓口に行って聞いてみる。

「カッサラに行きたいのですが…」

すると、窓口の人は「あっちの窓口だよ」と教えてくれる。

それなら自分で「あっち」に行って聞くのに。

私の目的地が「カッサラ」だと知ったうざい人が、「こっちだ!」と言って先に窓口に行ってチケットを予約しだす。

えー、自分でやるからいいのに。

有難迷惑な近所のおばちゃんかよっ!

その人は無視をして、改めて自分で行先を言い、そして値段を尋ねる。

料金は、500ポンド(約660円)。

何故かうざい人が勝手に私のチケットを受け取って、何やら書き込みをしている。

このうざい人にマージンが入るのかもしれないけれど、もう面倒くさいのでスルー。

朝から怒るのもね…体力使うし。

一刻も早く、こやつの傍から離れたいし。

このうざい人は、一生うざいんだろうなー、人に嫌われる人生なんだろうなー、あー可哀そうな人。

なんて思いながら、その場を離れる。

窓口の人は「5番の場所で座って待て」と言ったのだけど、私は待たずに外へ出てバスを探す。

外のバスエリアは、もの凄いバスの数。

人一人ギリギリ通れるくらいの狭さしかないのに、急に発車しだしたりするから、焦る。

これで事故が起きたりしないのだから凄い。

親切そうな人を選んで、チケットを見せる。

そうしたら、「あっちだよ」って教えてくれた。

その「あっち」で、若い青年に聞いてみる。

青年はアラビア語しか話さないのだけど、私を引き連れてバスエリア内を歩き回る。

彼にもよくわからないみたいで、色々な人に聞きながら、ぐるぐるぐるぐる。

その内、同じくカッサラ行きのバスを探しているらしいスーダン人も合流。

3人で、再びぐるぐる。

カッサラ行きのバスを探している乗客は、場所がわかったみたいだ。

「あとは、この人に付いて行ってね!」とアラビア語で言い残し、青年は去っていった。

その乗客は、私が付いてきているかを度々確認しながら、ずんずんと前へ進んでいく。

そして、ようやく発見。

全然、5番のゲートの傍なんかじゃなかったんだけど。。

待たずに自分で探しに行ってよかったよ。

バックパックを預けるとき、私のバックパックに何やら記号を書き込もうとする。

バックパックというか、バックパックに掛けてあるザックカバーにだけれど。

びっくりして「Noーーー!」と言ったら、「じゃあそれなら」といった感じで、今度はバックパック本体に書き込もうとする。

油性マジックペンで。

当然、「Noーーー!」と拒否。

そうしたら、「じゃあどこに書けばいいんだよ!やれやれ」みたいな態度を取られる。

直接書き込むとか、さすがに「文化の違い」とかそういったレベルではなくないか?

何回も乗ったらさ、マークだらけになってしまうよ。

まぁ、バックパックに直接書かれるよりはマシかと思い、ザックカバーに書いてもらう。

私のザックカバーは黒だから、黒いペンで書いても見えないと思うんだけどね。

マークを付ける必要があるならさ、シールを張るとか、タグを用意するとか、そういった発想はないのだろうか。。

やっぱり、文化の違いか。

マジックペンの彼が、積み終わった私のバックパックを指さして、アラビア語で何やら訴えてくる。

たぶん、「荷物代を払え」とかそういった事が言いたいんだろうなー。

とは察しつつも、「私はアラビア語が話せません。英語で話してください」と意地悪な対応を取る。

まぁ、彼の言葉が理解できないのは事実だし。

彼は引き続きアラビア語で捲し立ててくるのだけど、他の人が「いいから乗りなよ」と促してくれたので、彼を無視してバスに乗り込む。

たぶん、荷物代なんて必要なくて、ただ私が外国人だからせびってきただけだと思う。

ハルツームからカッサラへ|ローカルバス

バスに乗り込むと、間もなくバスは発車。

定刻の6:00より10分遅れくらい。

10分遅れは、ここではほぼ「定刻」と言ってよい。

ギリギリだったみたい。

間に合ってよかった。

それにしても、確かにミナバリーはスーダンにしてはうざいスポットだったな。

だけど親切な人もいたし。

スーダンいいなー好きだなーと思ってミナバリーに来たら、とてもびっくりすると思うけど。

だけど「うざいらしい」と事前に知った上で来てみたら、想像よりはうざくなかった。

スーダンのうざいレベルは、他の国と比べれば可愛いもんだね。

窓の外を眺めていたら、隣の席の少年が「んっ!」と、まるで「となりのトトロ」のカンタの様に、ぬっと手を出してきた。

どうやら、車内でジュースとお菓子が配られている様だ。

受け取って、「シュクラン♪(ありがとう)」と言ったら、「僕じゃなくて、あの人だよ(アラビア語)」と言って乗務員を指さす。

なんて素直な少年なんだ。

受け取って、私に渡してくれた事へのお礼だったんだけどな。

休憩は、いつものごとく広大な大地の中で。

だけど何だか賑やかだ。

トイレを探していたら、別に「トイレを探している」なんて言っていないのに、みんなが「あっちだよ」と教えてくれる。

親切だ。

トイレを発見。

女性トイレなのに、男性がトイレの入り口にカウンターを構えてお金を集金している。

現地の人がみんな払っているから、私も払おう。

と思って集金係を見たら、「入りなさい」という仕草をされる。

トイレを出ても、特に料金を徴収される事はなかった。

何でだろう、私が外国人だからかな。

普通は、逆なんだけどね。

外国人からは多めに取ろうとか、思うものなのに。

カッサラという町

そんなこんなで、バスは9時間後の15時ごろにカッサラの町に到着。

そこは中心地からは大分離れている場所だから、何かに乗って行く必要がある。

迷わずタクシーに乗って、中心地を目指す。

運賃は、250ポンド(約330円)。

ミニバスで、もっと安く、たぶん数十円程度で行けたんだろうけど。

もう疲れているし、面倒くさいからタクシーでいいや。

…と思ったわけではなく。

疲れすぎて無意識にタクシーに乗ってしまったのだけど、タクシーの中で「あれ?ミニバスで行けたんじゃないか?」と思い立ったのだ。

まぁもう、どっちでもいいや。

宿は、なんとかっていう宿。

人様のブログを拝読して、唯一「キレイ」と書いてあった宿にした。

他の記事の宿では、「汚い」「汚いけど我慢できるレベル」など、あまり良い評価はなかったから。

他の町と同じく、1泊600ポンド(約792円)。

だけど宿のオーナーがね、私の嫌いなタイプ。

機嫌が悪いのか、口調が強い。

ハルツームで泊まった宿の名前を聞かれて、覚えていないから調べていたら、「遅すぎる!もう必要ない!」って急に怒り出すし。

必要ないなら聞くなよ。

他のスーダン人だったら、きっと「わからないならいいよ~!」と穏やかに言ってくれると思うのに。

2泊する予定だったけど、1泊分だけ払って「もう1泊するかは、少し考えます」と答える。

宿が嫌いな場合、私はすぐに町自体を離れるタイプ。

インドの「ハンピ」もそうだったし。

明日行く予定の「タカ山」が見れる場所はないかなと、街を散策。

しばらく歩くと、建物の奥ににょきっと生える「タカ山」を発見。

明日は、あそこに行くのだ。

カッサラの街は、素朴な街並み。

だけど、子供が石を投げてきたりする。

口調が強かったり、チャイナチャイナと冷やかし口調で言う人も、他の町より多い。

ここは、「エリトリア」の国境に近い町。

もしかしたら、血筋が他のスーダン人とは違うのかもしれない。

車通りが多い、雑多なエリアもある。

そして、何とスーパーマーケットがあった。

日用品や、食品なども多数売られている。

この町では、とくに食べたいものを発見できなかった。

だから今日の夕食は、スーパーマーケットで買ったお菓子たち。

これで、459ポンド(約605円)。

スーダンに来て、最も高い夕食だ。

酒のつまみ感が出ているけれど…。

スプライトがお酒代わりだね。

▼次回のお話し▼
ハネムーナーに人気の「タカ山」へ&エチオピア越境へ向けてガダーレフへ

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