札幌駅から、車で約40分。
札幌中心部から南西に位置する山の中にある、僻地の体験型動物園・ノースサファリサッポロ。
動物たちとの距離がここまで近い動物園、少なくとも私の人生では初めてだ。
もくじ
ノースサファリサッポロ|アクセス
札幌中心部から車で40分ほど。
山の中にあるのだけれど、ここも札幌市。
札幌駅や新千歳空港から、バスでも行けるみたい。
詳しくは公式HPにて▶▶https://www.north-safari.com/access
こんなところに動物園なんてあるのか!?
…と思う様な、ローカルな道を進む。
すると、ぱっと開けて駐車場が。
10:45。
まだ、あまり混んでいない。
いざ、出発!
エリア①ノースサファリサッポロ
受付を通り過ぎると、巨大なライオンがお出迎え。
こちらの体内を通って入場する。(横から避けて入ることも可能)
まず、ここで注意事項。
免責事項
当園は普通の動物園ではありません、危険です。
怪我や物損は保証できません!
全て自己責任です。
了承した上でご入園となります!
そんなに危険なのか…!??
入場して、タイムスケジュールを確認。
どうやら、ここはいくつかのエリアに分かれていて、ふれあい体験をしたければそれぞれのエリアを行ったり来たりになるみたい。
計算して遊ばなければならない。
デンジャラスの森で12:00から行われる「トラの餌やり体験」に参加したいので、それまでの間、ここ「ノースサファリエリア」で危険のないカワイイ動物たちと触れ合う。
まずは、アライグマへの餌やり。(100円)
餌を持っているのを察知して、近づいてくるアライグマくんたち。
たくさん来た!
手を伸ばしてきてカワイイ。
めちゃくちゃ取りあうじゃないか!
普段は全く寄ってこないのに、餌があると寄ってくるしたたかなアライグマくんたち。
それでもカワイイからあげてしまう…キャバ嬢に貢ぐおじ様の気持ちがよくわかった。
11:15、ちょうどワニの抱っこ体験の時間。
飼育員さんが、慣れた手つきでワニを捕まえて、口は念のためにビニールテープでふさぐ。(剥がすとき、痛くないのかな!?)
ブラジルカイマンというワニくん。
小さいし、抱っこしても動かないので全く怖くない。
これが水中で獲物を狙う野生状態だと、獰猛なのだろうか。
ワニの抱っこ体験は無料!
隣のブースにいるトカゲは、いつでも触ってOK。
この子も大人しい。
そして、この動物園で最もホッコリなスペースと言える、ウサギとモルモットのコーナー。
か~わ~い~い~♡♡♡
この子たちにも、餌を与える事ができる。
藁もあるのに、やっぱり人参が一番人気。
エリア②デンジャラスの森
ノースサファリエリアを中断して、デンジャラスの森へ。
エリア間は、徒歩でだいたい5~10分ほど。
このエリアは、敷地の真ん中などあちらこちらにフクロウさんが。
触れる事ができるコーナーや、餌を与えられるコーナーも。
4切れ100円。(いい商売だ)
この日は暑かったので、お姉さんが定期的に霧吹きで水を与えていた。
喉に直通。
こんな飲み方をするのね。笑
そして、このエリアの、いやこの日のメインイベント。
トラの餌やり体験!
5切れのお肉を配られる。
1つのバケツのお肉をグループでシェアしてもOK。
自分の唾液を舐めるのが大好きな、トラのティガーくん。
舐め舐めタイムが始まったら、しばらく待ってあげる。
そして、満足したティガー君にお肉を!
こんな近距離で対自できるなんて、凄く貴重な経験。
大人しいとはいえ、目の前にあるのは猛獣の顔面。
小さく唸り声をあげながらこちらを見る様には、大丈夫とわかってはいても、何とも言えない迫力を感じる。
アフリカでもやらなかった、猛獣との触れあい。
まさかこんな北海道の大地で体験できるとは。
大満足!
ちなみに、ティガー君への餌やりは土日限定のイベント。
ティガー君の檻の近くにいるエルサちゃんという名の犬は、ティガーくんと一緒に生活をしていたんだって。
犬と虎が仲良くなれるなんて知らなかった。
ティガー君が発情期を迎えたため、今は別々に暮らしている。
フードコート|ンゴロンゴロ
ここで、一旦ランチ休憩。
デンジャラスの森の近くにあるフードコート「ンゴロンゴロ」でランチ。
ンゴロンゴロは、アフリカのタンザニアにある国立公園の名前。
私は行かなかったけれど、そこはクレーターになっている為、動物たちは一生をそのクレーターの内部で過ごすのだとか。
景色も、大変に美しい所らしい。(行けばよかった)
そして、ここのメニューが中々に癖が強い。
ゲテモノ系は論外としても、ダチョウやワニの肉は未体験なので、タイミングが違えば試してみたかも。
だけど、先程ワニを抱っこしたばかり(ダチョウも触れ合っていないけど眺めた)というタイミングで食す気持ちには全くならないので、普通のカレーを注文。
この気持ちがエスカレートすると、ベジタリアンやビーガンになっていくんだろうな。
うん。
普通のカレーは、普通にウマイ。
エリア②-α デンジャラスの森・デンジャラスゾーン
腹ごしらえが済んだので、再びデンジャラスの森へ戻る。
このデンジャラスの森の中に、更に「デンジャラスゾーン」という壁に囲われたエリアがある。
入り口で、「何があっても責任は問いません」という署名をして入場。
あちこちに、スタッフ呼び出しボタンが設置されている。
ここは、危険なノースサファリサッポロの中でも、更に危険なエリアかも。
まずはスカンクのお部屋。
激臭らしい。
スカンクが身の危険を感じていないからか、特に激臭にはやられなかった。
同じく激臭のお部屋。
難易度の低い順に嗅いでみる。
臭さレベル★★★くさや。
これは、けっこう臭い!
臭さレベル★★★★ドリアン。
おっと、これは食べた事あるし味は苦手だけど、臭いはそれほど…?
臭さレベル★★★★★シュールストレミング。
世界で最も臭いという事で、覚悟して蓋を開ける。
…んん??
言うほど臭くないかも?
皆が蓋を開けるから、臭いが消えてしまったのかも。
なんと、レベルが一番低い「くさや」が一番臭いという結果に終わる。
お次は、ワニの橋渡り。
ワニのプールの真上に架けられている橋を渡るという、シンプルだけど恐ろしい体験。
これは、落ちた人はいないのだろうか…。
次は、ドクトカゲのお部屋。
ドクトカゲがいるお部屋の中央を通過する。
幸い、トカゲは隅にいてくれたので難なく通過。
お次は鷹の部屋。
どうやら強いらしい。
大人しく佇んでいらっしゃった。
お次は、ヤマアラシのお部屋。
ヤマアラシの針に刺されると、ゴムブーツも貫通する程らしい。
ここも、中にある木の道を渡って通り抜ける。
結構ギリギリ!
怒らせたら終わりだ…。
次は、ピラニアの橋渡り。
ピラニアがうようよ泳いでいるプールの上の細い道を渡る。
もしも落ちたら、肉がそぎ取られて大変なことに…。
そして、最後は謎のお部屋。
このエリア、いや、このノースサファリサッポロの中で、私はこれが一番怖かった。
入り口から入って出口から出るだけというシンプルなミッションだけれど、途中で絶叫を上げる事に。(外の人ビックリしたかな)
めちゃくちゃ躊躇った末に、なんとか出口から出る事ができたのだけれど、次に入ったグループは途中でリタイアして入り口から退散。
写真は撮っていないし、気になる人は自分の目で確かめたらいいと思う。。
エリア③イベント会場
デンジャラスの森を出てすぐの広場は、イベント会場。
ここでアヒルレースが催される。
1着2着を当てたら、何かいいことが…♪
参加すると、缶バッチがもらえる。
コースの中盤には、トラップのパン。
この食欲に打ち勝った者だけが、先へ進める。
そして、ゴール直前には水のトラップ。
さて、トラップに引っかからずに、何匹がゴールできるだろう!
よーい、スタート!
おぉ!??
凄い勢いで走ってくる、ガチレースだ!!!
…と思ったら、4匹はトラップに引っかかる。
そして、残る4匹がゴール!
…をしてから、すぐに水を飲みに戻る。
ちゃんとゴールしてから飲みに戻る、優秀なアヒルたち。
それにしても、スタートからゴールまで、ほんの十数秒。
もっとガァガァ言いながらのんびり歩くもんだと思っていたので、拍子抜け。
しっかりと、レースの自覚がおありだった。。
関心、関心。
エリア④ノースサファリアドベンチャー
ここは、デンジャラスな遊具がたくさんあるエリア。
まずは「危険度2」のボルダリング。
ボルダリングは、ずっとやりたかった事の1つ。
今回初体験♡
はしたなくも、スカートで登る。
そして、一応一番上まで行けたのだけれど、距離が短いとはいえ、命綱も何もない状態で登るのは恐怖でしかない。
落ちたら骨折。自己責任。
次はジップライン。
エリアを横断する長さのジップライン。
これは気持がよくて、連続で2回もやってしまった。
ただ、ハーネスを身体に装着するのも、ロープに固定するのも、係員のサポートなし。
完全フリー。
次は、「危険度MAX」のデンジャラスブランコ。
崖に向かって設置されているブランコ。
これは、珍しく係員がいる。
それだけ危険ということか。
スタート!
思ったより遠くまで飛んで行く。
係員もいて安心だし、ただただ気持ちの良い遊具。
もう1つ、係員のいないデンジャラスブランコがある。
これはもう、係員がいない事で察し。
これは順番間違えた感。
最後は、未完成の橋。
途中で終わる。
他に、ロデオやミニバンジーなどがある。
このノースサファリアドベンチャーの何が危険かって…普通の施設なら係員が付いていそうな遊具に、一切係員が付いていないのが危険だと思う。
完全なる「自己責任」。
事故とかないのかな?
それとも、日本の施設が過剰に守られているだけで、案外これくらい放置されても人間は平気ということだろうか。
エリア①ノースサファリサッポロ(再び)
最後は、1番最初のノースサファリエリアに戻る。
ここで、閉園までの時間、回れるところまで回る作戦。
まずはワラビーとの触れあいコーナー。
白いのと黒いのがいる。
餌に釣られて、こちらを見上げる白ワラビーちゃん。
かわいい♡
これはニンジンあげちゃう♡
カンガルーにもおすそ分け。
ミーアキャットが可愛すぎる。
触ってもいいんだけど、すばしっこ過ぎて触れない。
お隣はアルマジロ。
このあとは、プレミアム餌やり体験、大奮発して3連続!
まずはライオン。
トラのティガーくんほど人に慣れていないのか、横からあげるのではなく、上からあげる。
なんかお腹いっぱいみたいだけど、やれやれ、という感じでキャッチしてくれた。
まあね、普通に餌の時間もあるもんね。
次はハイエナのごはん。
アフリカではハイエナに出会えなかったので、ここで初ふれあい♡
こんなに近づいてきてくれるのは、餌があるから。
興味津々。
舌長っ!!!
野生では出会いたくないね。。
プレミアム餌やり体験の最後は、ナマケモノ。
ナマケモノは、その名の通り怠け者。
ずーっと木の上で生活をしていて、地上には滅多に降りてこない。
外敵に襲われたときは、戦ったり逃げたりするのではなく、「極力痛くないように体を柔らかくする」という方法で受け入れるらしい。。
どんだけ動きたくないんだ。
だけど、そんなナマケモノ、可愛すぎてファンになってしまった♡
餌を近づけると、嬉しそうにゆ~~~~っくりとした動作でその手に取る。
かわいい♡
木の上の子にもあげる。
怠け者なのに、これまたゆ~~~~っくりとした動作で、身体を伸ばして取りに来る。
こんなに身体を伸ばして…よく頑張りました。
食後の鼻ほじり。
ナマケモノと同じ部屋にいるバクちゃん。
カメラを向けると、鼻をにょ~んと伸ばして近づいてくる。
カメラを向けた時のバクちゃん、顎と同じ位置にあったはずの鼻がにょ〜んと伸びてきて面白い。 pic.twitter.com/7pj5vMjD5b
— Cise@北海道に移住(仮) (@Utar_Cise) August 9, 2021
面白い…笑
餌やり体験が終ったので、閉園までの時間は未踏のエリアへ。
パロッツエリア(鳥の部屋)。
ここにはたくさんの鳥たち。
100円で買える置き餌を手に取ると、身体に何羽も止まってくれる。
まるで指輪。
まるで鳥使い。
鳥たちを連れて出たい気持ちを抑えながら、アジアの森へ。
ビントロング(クマネコ)という動物がかわいい。
次はアフリカの森。
亀がたくさん。
渋い。
カメレオンやお猿さん(?)も共存している。
最後は南米の森。
先程のナマケモノの部屋。
実はアジアの森→アフリカの森→南米の森が正規ルートで、各部屋は内ドアで繋がっているのだけど、ナマケモノに餌をあげるので、先程は出口の部屋から入場したのだ。
他の動物に餌を取られちゃうといけないからね。
南米の森でも、先に猿に1コ取られたけど。
さて、ノースサファリサッポロはここで終わり。
たくさんの動物と触れ合えて、1日フルに満喫。
今回は夏だったけれど、冬はまた違うのかな?
ぜひとも再訪したいスポットでございました!
今回もまた楽しませていただきました。こういう尖った施設というのは失礼ながら、日本っぽくなくて面白いですね。また動物のみならずアトラクションまで、様々な魅力を体を張って魅力を伝えられてるのはさすがです。
たぶん自分(超インドア派)よりは、ちせ様のほうが、海外旅行でも自然への興味が強くその辺が国内旅行でも表れていていることに気づかされます。自分の今の県民割利用旅行だと15時にチェックインしてから、10時のチェックアウトまで、一歩もホテル外に出ることがないこともあるので・・・
NKさま
いつもありがとうございます!
尖った施設…確かにです。笑
やはり日本では珍しいですよね!「自己責任」を全面に押し出した施設は貴重です。
私も、普段はインドア&ズボラです。
何故か旅行やお出かけとなるとスイッチが入ってアクティブになるという、不思議現象が。。
チェックイン~チェックアウトまでホテルライフをおくるというのも、優雅で贅沢な時間ですね!
私は貧乏性だから、せっかく来たのだからと、1日に詰め込んでしまうのかもしれません。笑
おもしろかったです。
トラはしかし、やはり怖い気がしますね。
土日さま
ありがとうございます!
トラには、感じた事のないタイプの独特な緊張感を感じました。。
海外に行くたびに、いろいろな場面で自己責任が問われ、価値観や常識が揺らぐものの、それをも楽しんでいたのだなと改めて思っています。
今はコロナで制約を受けてる分、ちせ様の記事に刺激をいただいて楽しませてもらっているので、お忙しい日々だとは思いますが、今後も楽しみにしています!
NKさま
その様に自覚した事はなかったですが、言われてみればそうなのかもしれません…!
それが海外旅行の醍醐味のひとつかもですね!
ありがとうございます。
私も北海道からは出られておらず、北海道に関してもまだまだですが、体験したことは記録していきたいと思っています。
今後とも、よろしくお願いいたします。
こんにちは、楽しく拝見しています。お出かけや旅をしている人は充実しているのがよく分かります、羨ましいです。
今日は瀬戸内海が見渡せる道の駅に行くとキャンピングカーや車中泊のひとが結構いました、皆さんそれぞれに楽しんで生き生きとしていました、
家の近くの無料キャンプ場も最近にぎわっています、今ブームですね!
僕も休みがとれたら出かけていますが、、、仕事とのギャップがありすぎて仕事が地獄に感じますパワハラなどもあります、上司によっては休みの取得も難しいです、
旅をしていて人は優しいと感じます、しかし職場の人は冷たいイヤラシイと感じます、
仕事は人間関係はストレスですが仕方がないです、
又拝見します。
こいちさま
帰国後の記事まで読んでくださってありがとうございます!
瀬戸内海まで行かれたんですね。
私も1度だけ、広島県の厳島にある弥山という山から夕暮れの瀬戸内海を眺めた時は、美しすぎて涙がでました。
キャンプ場、そんなに賑わっているんですねー。
コロナ禍で、どうやら自然の中での遊びが流行っているみたいですね!
職場が大変だと、お休みに非日常を楽しんでいる時でも、これが終わったらまた戦場に戻らなければならないのかと憂鬱にもなりますよね。。
制限の多いご時世ですが、お出かけの際には思いっきりリフレッシュされてください。
そして、お休みの日ではなくても、ご自身を労わって、ご無理なさいませんよう。。
以前、「いつか旅に出て海外移住も考えていると」仰っていたかと思いますので、その計画が実現するといいですね!
仕事は今年度で退職をして、
あちこちと飛び回ろうと考えはいますが、
踏み切れません不安があります、
ずっと仕事と共に生きてきたから!
将来の諸々の見通しは立っていますが!踏み切れません、優柔不断なのでしょう。
回りには同世代で退職をして自由に生きている人もいます、現在人気1番の職種なのに!採用は簡単ではなかったと思うけど、
簡単に辞めました、
多分ぼくはブツブツと言いながら最期まで仕事をして老いて、そして病気になって何もせずに、
あっちへ行くんだと思います、
知人にもそう言われました。はあ
徳島には行った事ありますか?
こいちさま
そ、、そんなっ…!ご悲観なさらないでください!!!
将来の諸々の見通しが立っているというのは、そんなもの1つも無い状態で旅に出てしまった私としては、非常に羨ましいです。
旅に出るために必要な「時間」と「お金」と「気持ち」が揃っているのであれば、ぜひ行かれて下さい!
あまり無責任な事を言ってはいけないとは思うのですが…。
しかしながら、仕事を最後までやり遂げるというのも、プラプラ生きてしまった私からしたら、とても素晴らしい人生かと思います。
旅に出なかった代わりに仕事を頑張ったという事で、満足されるならば、それも良いかと思います。
旅に出て得るものもたくさんありますし、逆に旅に出ない事で得るもの(失わずに済むもの)もあるかと思います。
いずれにしても、こいち様が納得して選んだ道を進んで行って頂けたらなと。。
四国は、高知県にしか行った事がありません。
大阪に住んでいた時に、もっと近隣の県をあちこち訪問しておけば良かったと、大変後悔しています。
徳島県…北海道からでは遠すぎるし、東京からでも遠いですね。。涙