まだ札幌の町に雪がギリギリ残っていた3月上旬。
札幌芸術の森・野外美術館で行われていた「かんじきウォーク」という冬のイベントに参加。
札幌の郊外に広がる、7.5ヘクタールもの広大な野外美術館。
7.5ヘクタールは、甲子園球場2個分くらいの広さらしい。(甲子園球場行った事ないけど)
そこでは、67作家、74点の作品が展示されている。
今回は、「輪かんじき」という雪に沈まなない為の伝統的な履物を履いて散策!
今年の開催は終了してしまったけれど、毎年恒例のイベントなので、またの機会にぜひ!
▼2021年の公式情報はこちら▼
https://artpark.or.jp/tenrankai-event/kanjiki2021/
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札幌芸術の森美術館|アクセス
■地下鉄南北線 真駒内駅の中央バス2番乗り場から、【空沼線・滝野線】に乗車、芸術の森センター下車
真駒内(まこまない)駅は、地下鉄南北線の北の終点。
札幌駅からは約17分。
真駒内駅でバスに乗り換え、15分。
途中で「芸術の森入口」というバス停も通るのだけれど、「野外美術館」の最寄りは「芸術の森センター」。
芸術の森美術館の中の目的地に合わせてバス停が2ヵ所もあるなんて…その広大さをバス移動中で既に思い知らされる。
「芸術の森入口」~「芸術の森センター」間は徒歩約8分なので、間違えて降りてしまってもOK!
■アクセス情報の詳細→https://artpark.or.jp/access/
雪の上を楽々歩くための先陣の知恵「輪かんじき」とは
かんじきウォークの開催期間中は、入館料は無料でかんじきの貸し出しが500円。
長靴も無料で貸し出しをしてくれる。(数に限りあり)
かんじきの紐で傷や跡が付く可能性があるので、お気に入りの靴では履かない事を推奨します!
ロビーで流れている動画を観ながら、(もしくはプリントアウトされた説明用紙を見ながら、)かんじきを装着。

かんじきを履くと、設置面積が増えて体重が分散されるので、雪に深く埋まらず、斜面ではずり落ちにくくなる。
世界各地の豪雪地帯で、類似の道具があるのだとか。
土地や民族が違っても、人間の考えつく事は似通っているという事だよね。
今回の様に、「雪場を歩くため」に使うのが「輪かんじき」。
他に、田んぼで使う「板かんじき」、氷場を歩くために使う「鉄かんじき」がある。
ちなみに、かんじきは漢字で「樏」。
ムズカシイ…。
札幌芸術の森・野外博物館で感じる冬の北海道

野外博物館では、「ねんどくんのかんじき大冒険」という謎解きイベントもやっていて、地図の右側がそのエリア。
「そちらに人が集まっている為、かんじきを履いて雪を楽しむなら、真ん中~左側あたりのエリアがオススメですよ」と受付の女性が教えてくれた。
という事で、人がいないエリアを先に巡ろう。
いざ、出発!

凄い…本当に沈まないのね。
たまに、かんじきを履かずに歩いたらしい深い足跡を見かけるので、沈まずに歩けているのは、やはりこの輪かんじきのおかげだ!
芸術品を見ながら、北海道の冬の森を歩く。
これらは何を表現しているのだろう。


銅像も沢山ある。



冬の野外博物館。
芸術品に疎い私は、大したレビューが出来るほど深い感銘を受ける品格などは持ち合わせていないのだけれど。
芸術品をきっかけとして、冬の森の中を散策するという事そのものに対して、大きな満足感を感じる。
このエリアは人とも数十分に1度くらいしかすれ違わないほど閑散としているので、久々に屋外でマスクを外して、北海道の冬の空気をたっぷりと吸い込む。
コロナ禍で、冬の空気なんてほどんど感じる事のないまま、冬が終わろうとしているから。
とても貴重な体験ができて良かった!

やはり、北海道の自然は美しい。
冬には冬の魅力がある。
この白樺(シラカバ)の木々の中にポツンと芸術品がある感じとか…凄い好き♡

そして、マップの真ん中~左側の
エリアで「かんじき歩き」を楽しんだ後は、右側のエリアで「謎解き」をしながら残りの芸術品を観賞。
この謎解きね…ターゲットは子どもだと思うんだけど、中々に難しかった。
こんなの解ける子どもは、コナンくんくらいだと思うんだけどな…。
内容については、インターネットでのネタバレ禁止という事なのでナイショ…★
全部解き終わったら、ちょっとしたプレゼントもありますよん。

運が良ければ、動物の足跡にも出会えるらしい。
エゾリス、エゾシカ、カラス、キツネ、ウサギ…。
カラス!??笑
(なんかハズレ感がある。。)
そして見つけたこれは、大きさからして人間のものではなさそう。

エゾリスかな…??
この、風で旋回する作品がカッコいい。
タイトルは「大地からの閃光」(作者:吉田 芳夫さん)


これも好き。
「こだま」(作者:山本 正道さん)

森の奥に佇むフクロウも素敵。
「コタンクルカムイの詩」(作者:米坂 ヒデノリさん)

コタンクルカムイとは、アイヌ語で「集落を護る守護神」という意味。
「カムイ」はアイヌ語で「神」。
アイヌの人々は、全ての自然物に「神が宿る」という考えなので、「カムイ〇〇」という単語が非常に多い。
例えば「カムイチェップ」は鮭…という具合で。
シマフクロウは、その中でも最も偉い守護神として「コタンクルカムイ」と呼ばれているのだとか。
さらに奥には、北海道の大地に力強くも儚げに立っている作品が。
「うつろひ」(作者:宮脇 愛子さん)

なんか「北の大地」を強く感じる作品。
冬の野外博物館では、作品保護の為に見られなくなっているものもいくつかある。

雪に弱い作品なのかな。
冬が終わってからのお楽しみ。
カバーで保護はされていないけれど、雪に隠れてしまっている作品も。
これはこれで…笑

ちなみに、この馬の傍らには人間が寄り添っている(はず)。
それら全てが隠れてしまう程の、深い雪。
冬の野外博物館、かんじきウォーク|まとめ
芸術品を巡りながら、冬の北海道を満喫するかんじきウォーク。
なんだかんだ、4時間近くも堪能してしまった。
芸術品の素晴らしさもさることながら、やはり「冬」ならではの森の空気感を感じられるのが素晴らしい!
私の様に芸術品に疎くても十分に楽しめるので、芸術品に精通している人なんかは、もっと楽しめるんじゃないかな。
毎年恒例のイベントなので、いつかの機会にぜひ★