-Addis Ababa to Mekele-
今日は、エチオピア旅のハイライトである「ダナキルツアー」の拠点の町メケレまで移動予定。
ツアーを申し込んであるエチオトラベル&ツアーズ(Ethio Travel & Tours/通称:ETT)の送迎が、4時に来る予定なのだけど。
▼前回のお話し▼
アディスアベバのETTでダナキルツアーの予約&やっぱり少し変だよ、この国は
エチオトラベル&ツアーズ、送迎が来ない
4時を過ぎても、送迎は中々来ない。
私は、ETT所有のゲストハウスに無料で泊めてもらっている。
ここには、ETTスタッフのダニエルが寝泊まりをしている。
ダニエルが起きてきてくれて、オフィスマネージャーと電話をしたりしながら対応してくれるのだけど…。
ダニエルが言うには、ドライバーはいい人ばかりなのだけど、彼らは日曜日は休みなのだとか。
日曜日に対応してくれるドライバーはクレイジーな奴で、前日に飲酒をしたから来ないのだろうと。
えー、そんなドライバー解雇してよ。。
凄く迷惑なんですけど!?
バスの集合時間は、4:30。
4:30までゲストハウスで待っていたけど、ドライバーは来ない。
ダニエルと一緒に、近くのETTオフィスまで行き、そこからダニエルの運転でバス乗り場まで行く事になった。
ETT所有のゲストハウスに泊まっていてよかった。
これが普通のゲストハウスだったら…路頭に迷ってしまうところだったよ。
バスの集合時間は4:30だけれど、出発は5:00頃という事だ。
バス乗り場には、たくさんのバス会社のバスが並んでいる。
車を停めた場所から、2人で走ってバスを見つける。
乗り込んでから、約10分後にバスは発車。
ふぅ…危ないところだったよ。
アディスアベバからメケレへ|VIPバス
途中で、ランチ休憩になった。
いつもなら、このタイミングでクッキーなどを買うのだけど。
この場所には、ローカル食堂しかないようだ。
バス乗車中にトイレに行きたくなったら困るので、食事は我慢。
日陰で立って待っている私の前に、バスの隣の席の青年がやってくる。
彼は2本のコーラを持っていて、その内の1本を私に差し出す。
え!?わたしに!?
1度は遠慮して受け取らなかったのだけど、最終的には受け取る事に。
2本持っていたという事は、自分の分と私の分と、2本買ってくれたという事だよね。
え??何のために??
バスで隣とはいえ、特に乗車中にコミュニケーションを取ったりなどはしていないのだけど。
海外でこういうシチュエーションになったときに、考えられるのは2つ。
1つは、睡眠薬が入っていて、眠っている間に貴重品を盗まれるという事。
だけど私は、彼の隣で無防備にグーグー眠っているのだ。
わざわざ睡眠薬入りの飲み物を用意しなくても、隙ならいくらでもある。
もう1つは、無理やり渡しておいて、あとから高額な金銭を要求するという事。
だけど、私がコーラを受け取ったら、彼はすぐに目の前から去っていったのだ。
うーん。
彼の真意が、まるでわからないよ。
とりあえず、せっかくもらったので飲んでみる。
驚くほどキンキンに冷えたコーラだった。
凄く嬉しい。
バスに戻って、彼に「これは、私の為に買ってくれたの?いくらだった?」と聞いてみる。
英語はあまり通じない様だったので、財布を見せながら、コーラを指さしてジェスチャーで伝えてみる。
すると、照れたようにはにかみながら、「いらないよ」という仕草をされる。
ただの、親切心だったんだ。
たまたま隣に座ったチャイニーズのために、何でそんな親切好意をしてくれるんだろう。
ここがスーダンならね、「もう、本当にスーダン人は優しいなー♪」と、素直に受け入れたのだけど。
毎日なにかしらのトラブルが起きるここエチオピアで親切にされると、とても戸惑う。
バスは度々、休憩所に停まる。
だけど、良さげな草むらさえない場所で停まるから、トイレなんでできない。
完全に、男性目線の場所チョイスだ。
順調に走っていたかと思いきや、何かが爆発したような音がして、バスが止まる。
え!?なになに!?テロかな!?
と思ったら、タイヤのパンクだった。
バスは、北に近づくにつれて、検問が増えてくる。
男性の乗客たちは、検問の度に外に出る。
何をしているんだろう。
私は、座って待っていていいみたいだ。
見回りに来た兵士に、パスポートを見せるだけだ。
エジプトやスーダンでは、外国人である私が1番厳しくチェックされたのだけど。
何故か私だけパスポートを提示して、私だけ荷物チェックを受けたり。
だけど、ここエチオピアでは、私よりもエチオピア人に対するチェックの方が厳しい。
私には、あまり関心を示されない。
あたりが完全に暗くなっても、バスは走り続けている。
いつもなら、ここで不安になるところだ。
初めての町に夜に着いて、自力で宿を探すのは、不安でいっぱい。
だけど今回は、ETTのドライバーがバス乗り場まで迎えに来ているのだ!
どんなに遅くなったって、全然へっちゃらだね♪
…という予定だったんだけどな。
今朝、迎えに来てくれなかったという前科があるのだ。
このあと、きちんと迎えに来てくれているという安心感は、まるでないよ。
あぁ、何の為にわざわざアディスアベバで申し込んだというのか。
そして、出発から15時間後の20時頃に、ようやくメケレに到着。
やっぱり来ない、ETTのドライバー
バスを降りようとしたら、入り口を5~6人の男たちが塞ぐ。
タクシーの勧誘かな。
ここまで強引な客引きは、初めてだ。
せめて、降りるまで待ってくれよ。
両手で力強く彼らをかき分けて、外に出る。
案の定、ETTのドライバーは来ていなかった。
電話をしても出ないから、自分で宿まで行く事にした。
歩いて行ける距離で良かったよ。
それにしても、日曜日だからって、怠け過ぎじゃない!?
ETTのドライバーは、きちんと迎えに来てくれませんでした!って、ブログに書いちゃうよ!?(←もう書いてる)
歩いて10分ほどの距離にあるホテル「LKペンション(LK Pention)」に、チェックイン。
1室あたり300ブル(約990円)。
後日泊まった、ユニオン・ペンション(Union Pension)の方がオススメ。
▼詳細は下記にて▼
【エチオピア旅行】移動情報(バス)、泊まった安宿
アディスアベバのETTスタッフに、宿泊先のホテル名をメッセージで送る。
ドライバーには会えなかった事、明日は迎えに来てほしいという事も添えて。
まぁ、明日待ってみて来なかったら、直接ETTのオフィスに行ってしまおう。
こちらも、歩いて行ける距離で良かったよ。
こんな時間になってしまった。
今日も、水とコーラ以外口にできなかったな。
明日のツアーのごはんに期待しよう。
というか、私はちゃんとツアーに参加できるのだろうか。
夜、雷を伴う激しい雨が降って来た。
まだドライヤーをかけていないのに、停電もしてしまった。
明日のツアーは、大丈夫なのだろうか。
▼次回のお話し▼
度重なるエチオトラベル&ツアーズでのトラブル|エチオピアに呼ばれていない私
最近エチオピア→ケニアバス移動して日本に帰ってきた一人旅好きの道産子です。自分もダナキルツアーに参加しましたが、楽しみました。ただ溶岩ドームは小さく予想とは違っていましたが。エチオピア嫌いなようですが、アムハラ語を少しでも話すと対応がかわりますよ!自分はこのツアーでドライバーさんからたくさん教えてもらいました。使っていくうちに覚えていくものです。スムフマンノー? センターマテノー? スントゥーノウ? デナ アッダルク! ぜひ使ってみてください。劇的に旅が楽しくなること、請け合いです!それから、きっとケニアにぬけるでしょうから、アジスアベバでは朝5:00発のディラ行きバスに乗り、ディラの次の町で一泊、そこから朝5:00発のモヤレ行きに乗ると昼にモヤレ着。バイクタクシーで国境ごえをして、14:30発のナイロビ行きに乗ると、朝5:00にナイロビ到着です。旅を楽しんでくださいね!
satto320さま
コメントを頂きまして、ありがとうございます。
ダナキルツアーに参加されていたのですね!エチオピア旅行、楽しまれた様で何よりです。
私は、最初に訪れた町の印象が悪すぎたので、その先のエチオピア旅行も心から楽しむ事はできませんでした。
現地の言葉をを習得されて、実践できる旅は素敵ですね!
私も、satto320さまの様にエチオピアを好きになれたらよかったのですが…残念です。
現在は既にエチオピアを去り、別の国に来ております。
エチオピアを出てからは、幸いネガティブな出来事もなく、旅を楽しんでおります。
satto320さまも、次のご旅行も楽しんでくださいね!