-Salleri to Kathmandu-
本日、カトマンズに帰る。
朝3:00。
今までで一番早い起床。
今日はもう汗だくになる事もないのだ。
なるべく清潔な衣類を身に着けて、久しぶりにヘアーアイロンなんかしてみる。
だけど靴は泥だらけだし、寒いから汚いアウターを着ざるをえない。
ジープは5:00の出発で、集合時間は4:30。
4:00に宿を出ようと約束したのに、3:50になっても隣の部屋からはイビキが聞こえる。
4:15頃に隣の部屋のノックをしてみる。
10分程度で準備完了。
さすが、男性はやる事が少なくて羨ましい。
昨日、ようやく彼らの名前を聞いた。
「名前のスペル教えて~!」という具合で、紙に書いてもらった。
- ロン毛のチェコ人:ホンザ
- その友人:マルチェル
- オランダ人:クリス
- 新メンバー:イアン(イングランド人)
ホンザとマルチェルは、どちらもニュージーランド在住のチェコ人。
てっきりトレッキング中に知り合ったのかと思っていたけれど、元々友人だったようだ。
4時台の外はまだ真っ暗で、空を見上げればたくさんの星が見える。
ニュージーランドは南半球だから、星座も違うんだよねと言ってみる。
星座も違うし、もっと真っ暗でもっとたくさんの星が見えるよと教えてくれる。
なかなかジープが来ない。
寒くて寒くてたまらないのだけど、こんなに震える事もこれが最後かと思えば耐えられる。
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サルエリからジープでカトマンズへ帰る
おそらく5:00頃にジープが到着。
「ジープジープ」といいつつ、私はそれがどんなものか知らなかった。
バスと何が違うのか聞いてみたら、バスより小さくて大きく揺れると。
ハイウェイを通るよと教えてくれた。
到着したジープなるものは、車オンチの私からすれば普通のワゴン車の様に見える。
ジープは私たち5人とネパール人4人、運転手が1人の計10人を乗せる。
真ん中と後ろの座席は4人づつ乗るから、ギュウギュウだ。
私たち5人は、助手席と真ん中の座席を使う。
アットホームな感じで、なんだか楽しい。
ジープは、山道をどんどん登る。
昨日あれだけ苦労して(暇な思いをして)下ってきたというのに、簡単に登られたんじゃあ報われない。
いつの間にか、雲の上まで来てしまった。
標高はどれくらいなんだろう。
最後部座席のネパール人4人中2人が、苦しそうに窓の外へ向けて嘔吐を繰り返している。
揺れる車内に酔ってしまったのか、高度順応できずに高山病の症状が出てしまったのか。
私たち外国人は5人供ぴんぴんしているのにね。
下界のローカル食堂で朝食

8:20、朝食休憩。
今まで体験した中で一番ローカルと言える食堂で食べる。
いくつかのおかずがあって、好きなものを皿に入れてもらう。
どれをどれだけ取っても、「100ルピー(100円)!」と言われる。
ここでトイレットペーパーを80ルピー(80円)で購入。
今までは300ルピー(300円)ほどだったのに、物価が元に戻っている。
またまたローカル食堂で昼食

お昼時、車しか通らなそうな田舎の食堂でダルバートを食べる。
運転手が事前に人数分の予約をしてくれていた。
1食150ルピー(150円)だ。

サルエリからカトマンズへの移動は悪路だけれど
ギュウギュウ詰めの車内は悪路で大きく揺れながら走る。
とても快適とは言えない空間なのに、私はこの時間が続きますようにと願う。
まだ、カトマンズに戻る心の準備ができていないのだ。
私はまだ、トレッカーでいる事を捨てられない。
25日ぶりのカトマンズ
だけど時間は流れ、再び喧噪の世界へ戻ってきた。
昨日まではあれだけ戻りたいと切望していた、排気ガスと雑踏と喧噪の世界へ。
ジープの運転手と一悶着
18:00頃、カトマンズの中心地タメル地区から大きく離れた場所で止まる。
運転手は、ここが終点だという。
男性陣は「チケットはカトマンズまでだ」と抗議するが、運転手は「ここはカトマンズだ」と言い返す。
「いやいや、カトマンズの中心地まで行くと思っていた」と言うが、運転手は譲らない。
私は、事の成り行きをぼぉーっと眺めているだけだ。
確かにね、600ルピー(600円)ほどの行きのバスはきちんとタメル地区からジリまで行ってくれたのに、1400ルピー(1400円)も払って「あとはタクシーを使え」というのは少し乱暴だよね。
結局は私たちが折れる事になる。
タメル地区に向かって歩くことになった。
結局今日もまた歩いているのかと思うと、なんだか可笑しい。
30分ほど歩いて、タクシーに乗る。
30分ほど乗って、1人100ルピー(100円)だ。
下界の快適ホテルと、西洋風レストラン
3チームに分かれて、それぞれホテルへ向かう。
- 私
- チェコ人2人
- クリス&イアン
私は荷物を預けているホテルがあるので、そこへ向かう。
だけど満室だったので、オーナーに伯父さんのホテルへ連れていってもらう。
部屋はとても広くて、清潔。
山小屋と比べてしまうのもあるけど。
心置きなくシャワーを浴びて、清潔な服と下着を身に着ける。
それだけで、とてもリフレッシュした気分になれる。
そして、西洋料理のお店に集合して5人でピザを食べる。
外国人だらけのお店。
「ヒマラヤ」とも「カトマンズ」とも違う。
私は今ヨーロッパ旅行でもしているんだろうかという気になってくる。
私は「下山したら絶対に日本食を食べるぞ」と数日前から意気込んでいたのだけど、西洋人の彼等にとっては、それが「ピザ」なんだね。
もう私はトレッカーではない。
明日から私は、どこへ向かって歩けばいいんだろう。