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フィリピン留学 -Philippines-

フィリピン人から学んだ、フィリピンの貧困

【フィリピン留学記】2019/12/4

バギオ -Baguio-

ルームティーチャーとの最後の個人レッスンの時間に、今回は「フィリピンの貧困」について聞いてみた。

何故かというと、以前「フィリピンの問題は何か?」と聞いた時に、「貧困だ」と答えたから。

フィリピンの最低賃金

まず、フィリピンの最低賃金は一日あたり600円くらい。

時給じゃなくて、一日8時間働いての金額。

だから月収にすると、月々13,000円くらいかな?

フィリピンは物価が安いから、普通に生活する分にはこれで十分やっていけるとの事。

だけど、生活費で全て使ってしまうから、余分なお金が残らない。

だから旅行に行ったり、貯金したりなんかは難しいんだって。

首都マニラのスラム街に住む人々

フィリピン、特に首都マニラにはスラム街がたくさんある。

絶対に行ってはいけないよと言われた。
行ったら殺されるって。

なぜ?って聞いたら、わからないって。

彼らが何を考えているか、先生にも全くわからないって。

政府は彼らの為に、何もしないのか聞いてみた。

どうやらフィリピン政府は、貧しい人々の為に1ヵ月400円程度で住める家を提供しているらしい。

ではなぜスラム街に住む人々は、そこから出ていかないのか。

それは、1ヵ月400円程度で住める家でさえ、彼らにとっては高額だから。

私たち日本人にとっては、たかだか400円だと思う。

だけど、そのたかだか400円でさえ払えなくて、劣悪な環境に住んでいる人がたくさんいるんだ。

彼らの仕事は、ゴミの山からペットボトルなどを集めてきて小銭を稼ぐこと。

それで、なんとか生活をしているらしい。

彼等は職に就くことはできないのかと尋ねたら、最低限の教育も受けていないから無理だと。

ではなぜ学校に行かないのか。

日本と同じで、フィリピンも小学校か中学校まで(どっちか忘れた…)無償教育らしい。

だけど、学校では普通の家庭の子はお昼にご飯を食べる。

スラムの子はお昼にご飯を食べる余裕はないから、みんなが美味しそうに食べている姿を、空腹に堪えながら見ていなければいけない。

それが辛いから、学校には行かないんだって。

それに、学校に行くよりペットボトルを拾って小銭を稼ぐ方が重要。

学校で教育を受ける方が、後々の事を考えれば絶対にいいはずなのだけど。

だけど、しっかりと教育を受けた両親に育てられているわけではない子供たちは、そんな事は全くイメージできないんだって。

スラムであっても、2人の男女に対して子供が8人くらいいる。

だから教育を受けずに貧しいままの人々は、どんどん増えるばかりだ。

先生も昔は貧困家庭だった

スラムではない、普通の家庭で育った先生。

それでも、生活は苦しかったんだって。

フィリピンでは、ヌードルが最も安い食べ物らしい。

だから先生が子供の頃は、ヌードルばかりだったんだって。

なんか衝撃。

きちんと大学まで出て、今は英語の先生をしているのに。

一番上のお姉さんが大学を出て普通に就職できたから、お姉さんの援助で次女が大学に行く事ができ、また次女が卒業して職に就いたから、さらに下の兄弟姉妹たちが大学に行く事ができ…の繰り返しで、家庭が豊かになっていったのだとか。

あとは、伯父さんが海外で働いていて収入が多いから、伯父さんからの仕送りももらえる様になったらしい。

フィリピンでは、家族だけではなくて親戚全体でも助け合うのが普通の事の様だ。

だからもし日本人がフィリピン人と結婚するなら…一族全員を養うくらいの覚悟が必要だと思う。

フィリピンの貧困

フィリピンは貧しい…とはよく言うけれど、収入が低かったとしても物価も安いじゃないか。

それに、街ゆく人々はみんな笑顔で、幸せそうで…。

とても、貧困に苦しんでいる様には見えなかった。

低い収入の中でも、うまく生活できているんじゃないか。

フィリピンで生活してみて、そんな風に思っていた。

だけど蓋を開けてみれば現状は、私が感じているよりもずっと深刻だった。

フィリピンの見え方が、また少し変わった様な気がする。

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