マウイ島 -Island of Maui-
ハワイアン航空450便は、順調に関西国際空港を出発。
太平洋のど真ん中(…より少しアメリカ寄り)にあるハワイ諸島。
日付変更線の向こう側にあるその場所では、日付の感覚も大きく狂う。
…ので、「行きは即寝る!」「帰りは寝ない!」が時差ボケを防ぐ秘訣。
出発時刻の20:45は、現地時間のAM1:52。
到着時刻のAM9:00は、日本時間のAM4:00。
つまり、体内時計的には超早寝早起きながら、実際は9:00から健康的に活動をするという。
これだと時差は5時間の様に見えるけど、実際の時差はなんと19時間。
日付変更線の向こう側のハワイは、日本よりもずっとずっと後に時間が訪れる。
12/11の20:45に出発して、12/11の09:00に到着するのだ。
戻ってる…今日の夜に出発したのに、到着したら今日の朝になってる…。
時間は西周りで遥々19時間もかけてくるのだけど、飛行機は東回りで約7時間で着く。
しっかり機内食もでるから、爆睡なんてできないのだけど。
もくじ
ハワイアン航空でハワイへ
夜の機内食はロコモコ。
旅のパートナーP氏は、さっそくハワイらしくマウイビールを、私はグァバジュースを頂く。
朝の機内食は軽食。
おもいっきり日本語で…まだ異国感は感じられず。
飛行機がハワイ上空に差し掛かる。
今回はオアフ島には立ち寄らないから、上空から拝む。
これが、「みんな大好きオアフ島」か~。
上から見ると、建物の色なんかが画一的で、整理された町に見える。
ホノルル国際空港で国内線へ乗り継ぐ
そして到着!オアフ島のホノルル国際空港。
ここで一旦降りて、マウイ島行きの国内線に乗り継ぐ。
浮かれたハワイとはいえ、ここはアメリカ合衆国の領地。
アメリカの入国審査って、なんだか厳しそうだ。
気を引き締めていこう。
…と思ったのだけど、フレンドリーに日本語で対応されて拍子抜け。
ホノルル空港の職員は、ほとんどの人が日本語で対応してくれる。
周りを見渡しても、日本人観光客がたくさん。
マウイ島行きの国内線は別のターミナルになるので、荷物は一旦ピックアップ。
帰りは国内線と国際線が同じターミナルだったので、荷物はスルーだった。
中庭に出る。
ハワイの朝の風が吹く。
き、気持ちいい…!!!
P氏はハワイを表すときにいつも言っていた。
「生きているだけで気持ちいい」と。
それはこういう事だったのか。
気温は高いはずなのに、カラっとしていてとても過ごしやすい。
南国のじめっとした不快感がほとんどない。
もう、この中庭に座って風を感じているだけで満足なんですけど。
ハワイ…好きかもしれない。
マウイ島行きの国内線は、11:38発。
初めての国での、初めての乗り継ぎだから、余裕を持って移動しなくては。
右往左往しつつも、順調に出発ゲートに着く。
国内線は、ハワイアン航空だらけ。
9:00に着いて11:38に出発だから、2時間30分ほどの時間があったのだけど、初心者には丁度良いタイムスケジュールだったと思う。
何度か来ていてスムーズに移動できる人は、もう一本早い便でも余裕で乗り継げそう。
約1時間のフライト。
機内では、ジュースが配られる。
飲みにくい…。
マウイ空港から送迎車でホテルへ
12:22、マウイ島に到着!
見た事がない飛行機がたくさん並んでいる。
アラスカって書いてあるから、本土の航空会社かな。
手荷物を受け取ってゲートを出ると、「Pサンデスカー?」と、送迎の現地人に日本語で話しかけられる。
何でわかったんだろう。
日本人は私たちしか見当たらないからだろうか。
ホテルへ向かう。
初めてのハワイの、素晴らしいローカルな道を行く。
車窓から、外を眺めるだけで楽しい。
…のだけど、移動疲れのせいで爆睡。
モッタイナイ!!!
カアナパリ・ビーチ・ホテル -Kaanapall Beach Hotel-
マウイ島では、割とリーズナブルなホテルになると思う。
今回のマウイ旅行が決行されたきっかけは、P氏が仕事の関係でこのホテルの宿泊券を手に入れた事。
実は今まで、2人ともハワイにはあまり興味がなかった。
いや、気になってなくはなかったのだけど、決して安くはないハワイ。
同じ金額を出すなら、他の所に行きたいよねというのが本音だった。
「ハワイ」と言う地名の持つ「ブランド力」が、この場所が日本人に人気である大きな理由だと思うと、それは私たちにとっては渡航先を選ぶうえで全く重要ではないから。
今回宿泊券を手に入れて、「こんな機会でもなければ一生行かないよね」という話になり、人生初のハワイ旅行が決行されたのだ。
(P氏は仕事の関係でオアフ島に1度だけ行った事があるけれど)
結果的にハワイが大好きになって、「他の島にも行ってみたい!」とハワイ熱の火種が生まれたわけだけど。
やっぱり、行った事もないのに、あーだこーだと論ずるのは良くないと反省。
無料分は、パーシャルオーシャンビュールーム3泊(朝食付き)。
有料で、ガーデンビュールームを2泊分追加で予約(朝食なし)。
インド旅行で培った拙い幼稚園児英語で、P氏に成り代わりホテルにメールを送る。
私たちは、3泊分の宿泊券を持っています。
さらに2泊分は、既に自分たちで予約済です。
11/11~2泊は予約済なので、11/13~3泊分、この宿泊券を使って予約可能ですか?
そうしたら、
11/11~はガーデンビュールームで予約していますね。
通しでパーシャルオーシャンビュールームにする事も可能ですよ。
どうしますか?
と来た。
こんな感じで、なんとかメールのやりとりを3~4往復分ほどこなす。
幼稚園児が大人のビジネスマンとやり取りをするのは大変だったけれど、昔は海外に電話をするときに「ハロー」も言えずに即「じゃぱにーずすたっふぷり~ず!」と言っていた事を思えば上出来だ。(今思えばかなり失礼)
「おもてなし」を誇るカアナパリ・ビーチ・ホテル。
フロントスタッフの対応も心地よかった。
部屋も、リーズナブルなのにキレイ。
ベランダに出ると、庭とプール越しに海。
荷物を置いたら、さっそく外に出て散策。
歩いている鳥が可愛い。
ホエラーズ・ビレッジ -Whalers Village-
ホテルの隣には、「ホエラーズ・ビレッジ」というショッピングモールがある。
ホエラーズ・ビレッジ…くじらの村か。
ABCマートやホノルルクッキーカンパニーもあるから、お土産を買いそびれても、ここでいつでも買える。
そして海辺のレストラン「フラグリル」で遅めの昼食。
もう15時近いのに。
夕食の予約は18時だから、とても心配。
私1人だったら絶対に食べないけど、2人旅とはこういう事。
自分の希望と相手の希望の折り合いをつけながら作るのが2人旅。
(1人でインドに行くなんて凄いねとよく言われるけれど、私は2人旅の方がよっぽど高度だと思う。)
なんてグダグダ言ってみたけど、どれも美味しい。来てよかった…★
西マウイのハイライト|ラハイナ
そして「カアナパリ」の町から、「ラハイナ」の町へ。
ホエラーズビレッジの前から、バスに乗ることができる。
運賃は…確か2ドルくらい(曖昧)。
タクシーだと30~40ドルくらい(曖昧)だから、バスはかなり安い。
カアナパリはホテルがメインの町だけれど、ラハイナはショップやレストランなどがずらりと並ぶエリア。
のんびりお散歩をしながら、気になるお店があれば入ってみるという、ハワイらしい過ごし方ができる。
ラハイナは、カメハメハ大王(ハワイを統一し、戦乱を終結した豊臣秀吉的な人)が居住を構えていた町。
ハワイ王国の最初の首都。
ルースズ・クリス・ステーキハウス
予約していたレストランは、「ルースズ・クリス・ステーキハウス」。
アメリカの老舗高級ステーキハウスだって。
この旅で一番リッチな夕食を初日に食べる。
こういうのって、旅の締めくくりがいいよね?
だけど諸々の予約のパズルを埋めていったらこうなった。
店員さんが、お勧めを教えてくれる。
「これとこれがオススメです。
だけど私はこれとこれが好きです。
次のページのこれは、とてもおススメです。」
え~??オススメ多すぎて迷う。笑
この分厚い肉が、実にアメリカらしい。
マッシュポテトが、一番美味しかった。。
窓から見えるあの島は何かと店員さんに尋ねたら、「ラナイ島ですよ」と教えてくれた。
ラナイ島か!思っていたよりもずっと近い。
ラナイ島は、最終日に行く予定の「ハワイ最後の楽園」。楽しみだ..★
夜のラハイナ散策
食後は、夜のラハイナの町を散策。
通りかかった公園に、何やら凄い木が生えていた。
「バニヤンツリー」というらしい。
置かれている三角コーンとの対比でもわかるとおり、かなり大きい。
幹の様に太い枝が無数に伸びていて、公園一面を傘の様に覆っている。
一見、何本もの木の集合体の様にも見えるのだけど、全てはこの中央の幹から伸びている。
ラナイ島、まだ着いた初日だけれど、楽しい旅になりそうな予感。