ー世界はきっと、美しいー
ケニア -Kenya-

【サファリツアー in ケニア|マサイマラ1日目】初日は大変な大移動

【アフリカ大陸縦断記】2020/01/14

ナイロビ(ケニア)-Nairobi-

今日は、マサイマラ国立保護区へ2泊3日のサファリツアーに行く日。

滞在先の宿「ニューケニアロッジ」で申し込みをして、全て込みで$310。

ケニアに来て、すっかり元気になった私は、このサファリツアーも純粋に楽しみにしている。

エチオピアで限りなく0に近い所まで落ちた私のメンタルHPは、完全に復活したのだ。

8時に迎えが来るという事だったので、それまでに準備をして荷物をまとめなくては。

▼前回のお話し▼
アフリカ大陸最大規模のスラム街|ナイロビの「キベラスラム」で過ごした日

サファリツアーの送迎|メンバーと合流

ロビーに行くと、宿のスタッフが「まずはチャイを飲みなさい」と勧めてくる。

ありがとう、だけど私は、まず準備をしなくては。

準備をしていたら、スタッフが部屋まで訪ねてきて、「チセ!チャイを飲まなきゃ!」と。

待って、待って。

あと少しで、準備できるから。

…というか、チャイってそんなに大事??笑

時間までに準備をする事よりも??

準備が終わってロビーに行くと、待ってましたと言わんばかりに、チャイを勧められる。

そんなに私にチャイを飲んでほしいのか…と思ったら、なんだか可笑しい。

チャイを飲んでいると、「チセ!チャイの時間は、もう終わりだ!」って。

えー??

「もう下にドライバーが来ているの?」と聞くと、「彼がドライバーだよ!」と斜め前のソファーに座っている男性を指す。

えー!!笑

来てたんなら、声かけてよ!笑

という事で、ゆっくりしていたんだか慌ただしかったんだか、よくわからない朝を過ごして、外へ出る。

宿から少し移動して、そこで車を乗りかえる。

そこで、新しいドライバーに引き継がれる。

彼が3日間、私たちの世話をしてくれるレイモンドだ。

「私はアッキーニです!」と自己紹介をすると、近くにいたケニア人一同大爆笑。

昨日もらったばかりの、私のケニアネームは、どうやら受け入れてもらえた様だ。

ちなみに、「アッキーニ」はスワヒリ語で「早朝」という意味で、ケニア人女性にはよくある名前なのだとか。

昨日キベラスラムに行った時に、バーで知り合った男性達がくれた名前。

サファリのメンバーは、私を入れて6人。

アルゼンチン人カップルが1組と、1人参加の欧米人男性が3人。

ニューケニアロッジで仲間を募って申込をすれば、仲間内でのパーティーになるみたいだけど。

私は1人で申し込んだので、他のホテルの人たちとのユニットチームになった。

マサイマラ国立保護区へ向けてドライブ

車はぐんぐんと登っていき、眺望の良い所に来た。

凄いな。

物凄く広い大地だよ、アフリカ大陸。

ここには、お土産屋さんもある。

これは、リアルな皮だろうか。

ケニア人がよく腕に巻いている、ケニアの国旗柄のブレスレット

私も、どこかで買いたいな~と思っていたら、ここのお土産屋さんにも売っていた。

値段を聞いたら、1,500シリング(約1,500円)だって。

高すぎる…。

ケニア人は、これを3本も4本も腕に付けているんだよ。

そんなに高いはずはない。

観光地価格という事か。

後日、ナイロビ市内で150シリング(約150円)で購入。

ここから20分ほど走って、ランチ休憩。

ランチは、ビュッフェだった。

美味しい。

特に、お米が嬉しい。

トイレを借りようと思ったら、どっちが女性か一瞬迷ったよ。

わかりにくくない??

悪路でスタック騒動|敏腕ドライドライバー、レイモンド

その後、もの凄い悪路を、レイモンドの華麗な運転テクニックに頼りながら走る。

途中で車を停めるレイモンド。

なんだろうと思って外に出たら、なんと2台前の車がスタックをしていた。

私の車に乗っている男性達も協力して、なんとか救出を試みる。

全然、ダメみたいだけど。

途中で雨も振ってきて、事態は悪化。

レイモンドが、「私たちの車をぶつけて押し出す」という作戦に出る。

動いたのだけど、別の溝にはまってしまった。

そうこうしているうちに、私たちの車もスタック。

これは、レイモンドの運転技術により、すぐに脱出できたのだけど。

ていうかさ、あっちのスタックしている車も、レイモンドが運転すればいいんじゃないの?

対面から来た別の車も、巻き添えでスタック。

もうね、大混乱だよ。

私たちの車よりも大きくて逞しい車が来た。

選手交代。

その車のおかげか、スタックしていた車が動き出した。

お~!と思って見ていたら、そのスタックしていた車から降りて来たのが、なんとレイモンドだった。

レイモンドー!!!!

やっぱり、彼の運転技術は凄いのだ。

この救出劇、なんと1時間30分もかかっていたよ。

ようやく先に進める事になった。

レイモンドが、難しそうな道を慎重にゆく。

私たちも、かたずを飲んで見守る。

難所を抜けたレイモンドが一言。

「ベリーイージー!」

一同、レイモンドに大喝采だ。

さすがだ。

サファリツアーの宿泊地|テント型ロッジ

そして車は、本日の宿泊先のロッジに着く。

私、ツアーと言えば「野宿」のイメージしかないから、ロッジに泊まれる事に違和感を感じる。

まぁ、こんな野生動物の楽園で「野宿」など、ありえないんだけどさ。

本当はこのあと「マサイ族の村」に行く予定だったのだけど。

スタック騒動により時間が無くなってしまったので、最終日の朝に早起きをして行く事になった。

案内された部屋は、大きなテント型のロッジ。

カップルが、2人で1棟を使う。

あとは3人部屋が2部屋あるみたいだから、残りの男性3人で1棟を使って、私は1人で1棟かなー。

なんて思っていたのだけど。

なんと1人参加のイタリア人と同室になった。

「大丈夫、僕は君を食べないよ」と言うので、了承する。

そういう行為を「食べる」と表現するのは、英語でも一緒なんだね。

むしろ、私は流れを全く理解できていないから、例え男性でもルームメイトがいるのはありがたい。

ロッジのスタッフの説明が早すぎてね、全く何を言っているのか理解できなかった。

たぶん、夕食の時間やホットシャワーが出る時間を説明してくれていたんだけど。

テントでそれぞれのんびりと過ごし、6:30頃に夕食。

夕食も、ビュッフェだった。

6人で、テーブルを囲む。

私は、もちろん聞き役だけど。

こういう輪の中でさ、楽しく会話ができるようになればいいのだけど。

「低い英語力×人見知り」のダブルパンチな私には、かなりハードルが高いのだ。

だけど、何となく感じの良いメンバーでよかった。

明日のサファリ、楽しみだな。

▼次回のお話し▼
【サファリツアー in ケニア|マサイマラ2日目】野生動物の楽園にお邪魔する

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