グルガオン -Gurgaon-
1週目は、自分の課題をたくさん見つける事ができた。
「できない事」が多かった分、「できるようになった事」も見えていた。
2週目は、自分の行動を変える努力をした。
そのおかげで、先週とは違う自分になれたような気がした。
まだまだ足りない英語力
そして3週目…。
自分の中では、伸び悩みの週だったと感じている。
特に先週までと大きく変わった点や、新しい取り組みなどはしていないから。
だけどテストの点数は伸びていた。
先生から週末テストのフィードバックを受けた時も、良くなったねと褒められた。
リスニングやリーディングの点数も伸びている。
スピーキングも、1週目は少ししか話せなかったのに、長く話せるようになったと言われた。
日本人スタッフの方とも面談をした。
3週間しか経っていない事を考えれば、とても伸びていると。
そうなのかな。
私は全く、そうは思わない。
全く実感などない。
過去の自分のレベルなど、とうに忘れてしまった。
「過去」と比べて「今」はどうなのかという比較をする気に全くなれない。
「今の自分」と対面したときに、「まだ足りない」「まだ足りない」と思ってしまう。
もちろん、毎日授業を受けているのだから、確実に成長はしているのだと思う。
それでも、今日の自分も明日の自分も「まだまだ足りない」。
1ヵ月って凄く短いんだなと思う。
ヒマラヤで過ごした24日間は、とても長くとても充実した24日間だった。
だから英語留学の1ヵ月も、あらかた満足はできるんじゃないかなと思った。
だけど、まだまだ全然足りない。
あと1週間。
あとたった1週間しかない。
来週には、先生と離れて一人になる。
自分の力だけで勉強できるのか、不安で仕方がない。
親元を離れて自立する事になった子どもの気分だ。
授業以外の出来事|インドで薬を手に入れる
私には、毎日欠かせない薬がある。
これは命の次に大切なもので、パスポートよりも大切。
出国前に計算していたよりも何故か減りが早く、残り1ヵ月分ほどになってしまった。
これなしに旅は続けられない。
別件で病院に行った際に同じ薬があるか尋ねてみたけれど、「ない」と言われてしまった。
ケニーに相談をしたら、「インドで手に入らない薬などない」と自身満々に言われる。
え~、でもあんなに大きな総合病院にもなかったんだよ。。。
薬の「英名」を伝えてみる。
調べてもらってヒットした薬は、「成分名」まで合致していたから同一の薬で間違いないだろう。
薬の効能や、私が抱えている問題までもが一瞬でバレてしまった。
それは、病院ではなく薬局で買えるとの事だ。
インドでは、病院より薬局の方がよい薬が手に入るという。
実は「旅を続けるかどうか」、ここ最近迷っていた。
薬の件もある事だし、留学が終ったら一旦帰国しようかと考えていた。
その確度は、かなり高まっていた。
だけど一晩考えて、私は旅を続ける事にした。
「時には人を頼ってもいいんだ」と、ヒマラヤで学んだ私。
翌日、ケニーに相談をしてみた。
「旅を続けたいから、薬を買うのをサポートして欲しい」と。
その日の昼休みに、さっそく薬局に連れていってくれた。
そして希望の薬をオーダーして、夕方の受け取りにも付き合ってくれた。
全く同じ薬だけれど、「取扱の会社」が違うとの事だ。
品名も成分名も同じなのだから、問題ないと思い2ヵ月分購入。
これで私は、もう少し旅を続ける事ができる。