年末年始の旅を終えて、新千歳空港行きのフライトに乗るべく羽田空港へ。
そこで、北国北海道ならではの大遅延トラブルに巻き込まれる。
もしも、新千歳空港に公共交通機関がなくなった後に到着したら…?
▼前回のおはなし▼
久々の東京の街は、とても煌びやかだった
羽田空港で遅延を知らされ、便を振り替える
私が乗る予定のADO37便(20:15発)は、なんと大幅に遅延して21:45発にスケジュール変更されていた。
羽田空港のカウンターで、1便後のフライトの方が先に出発するという、謎の逆転現象を知らされたので、そちらに変更する事に。
その振替便、ADO39便は、21:00に出発予定だという。
結局、21:00には出発できなかったけど(出発時間忘れた)、元のフライト(ADO37便)は更に遅れて23:45発に変更されていたから、振り替えて正解だった。
もしも新千歳空港からの最終バス、最終列車に乗れなかったら
さて、新千歳空港から札幌方面行きの最終バス、最終列車は、下記の通り。
(札幌駅行き/2022年6月現在)
- バス:22:55発 ▶時刻表
- JR:22:53
そして、もしも最終便に乗れなかったら…普通だったら空港泊をすればいいのでは?という、バックパッカー的バイタリティーで余裕で乗り越えられるのだけれど、新千歳空港に限っては、そんな事はできないのだ。
何故なら…。
新千歳空港の閉館時間は、23時だから!
閉館時間があるの!??
嘘でしょ…!??
北の果ての地方都市とはいえ、いちおう国際線も就航している様な、インターナショナルな空港なのに???
つまり公共交通機関の最終便に乗れなかった場合、飛行機も飛ばない様な猛吹雪の中、外に締め出されるというワケだ。
命に係わる大問題。
そこで見つけたのが、新千歳空港隣接の施設「新千歳空港温泉」。
なんと、入館料1500円+深夜料金1,500円の計3,000円で滞在できる様だ。
雨風(吹雪)を防げて、且つ温泉にも入れるなんて素敵♡
▼詳細は公式HPにて▼
https://www.new-chitose-airport.jp/ja/spend/relax/spa/
しかし、非公式な情報によると、混雑具合によっては入場制限がかかるという事だ。
宿泊なら予約もできるみたいなので慌ててチェックするも、満室。
みんな、考える事は同じなのね。
年始&猛吹雪…絶対入場制限かかるよね。
あとは、1万円近く払ってタクシーに乗るか。
もしくは、知らない人に声をかけて乗合タクシーにするか。(←私にとっては最も難易度高し)
そんな事をつらつらと考えながら、いいアイディアが浮かばないままに搭乗開始時刻になってしまった。
真冬の新千歳空港、年始早々大混乱
新千歳空港に着いたのは、23:30。
完全にバスもJRも終わっているし、閉館時間も過ぎている。
荷物受け取りレーンに行くと、「只今、東京行きのお客様の荷物を先にお流ししています」とアナウンス。
え?
東京行きって言ったよね…??
荷物乗せるところまで進んだけど、欠航になったという事??
後で知った事だけれど、散々待って「ようやく乗れた~」とホットして飛び立って、寝ていた人なんかは「新千歳を飛び立って、起きたら新千歳に到着してた」状態だったらしい。笑(←笑っちゃダメ…!)
なんにせよ、東京行きの人は東京に行けず、なんとか東京から戻ってこれた私は幸運な方だと知る。
しかも1月2日の東京行きなんて…だいたいの人が復路便だよね、きっと。
「行く予定が行けなくなった」ならまだしも、「行ったら帰れなくなった」なんて悲惨。
しかしながら、羽田空港は振替便に乗れちゃうくらい静かで、私は「新千歳空港でひとり途方に暮れる」の図が頭に浮かんでいたほどだったのに、到着した新千歳空港は大変に混雑をしていた。
これならば、「は~い!閉館時間過ぎているので出ていってくださ~い!」なんていう非情な事にはならなさそう。
とりあえず、一安心。
新千歳空港から札幌駅行きの臨時バス|エアドゥ
荷物を無事に受け取り、ロビーに出る。
そこには、「エアドゥ便ご利用のお客様~!」とプラカードを掲げたスタッフがいた。
なんと、エアドゥが臨時バスを出してくれていたのだ!
なんて有難いんだ!
チケットを見せて、私も列に並ぶ。
ANA利用の乗客がチケットを見せると、「エアドゥのお客様専用バスです」と断られていた。
私が乗ったフライトは、エアドゥとANAの共同運航便。
断られた乗客は、私と同じフライトに乗っていたけどANA経由で予約した人なのか、それとも関係ないANAだけのフライトに乗っていた人なのか。
前者だったら…不憫だな。
同じフライトに乗っていたのに、入り口の航空会社が違うだけで運命が変わるなんて。
ざっと見渡した限り、ANAやJALのスタッフが臨時バスの呼びかけをしている姿は見えなかった。
エアドゥだけなのかな?
国内の大手2社を差し置て、北海道のローカルな航空会社が最も輝いていた。
そういえば随分前に、東京-北海道間のフライトが2~3時間遅れたことがあって、「冬だしこんなもんだよな、遅れても飛んでくれただけありがたい」と気にも止めていなかったのに、エアドゥから現金2~3千円ほどを「お食事代」という名目で頂いた事がある。
エアドゥ、しっかりケアしてくれる素晴らしい会社じゃない!
臨時バスは遅くなりながらも無事に札幌駅に到着。
時刻は深夜の2時。
ここまで来れれば、あとは何とでもなる。
狭い札幌市内、徒歩で帰れなくもないし、タクシーを利用しても許容範囲内。
とんでもない旅の終わりになったけど、後味は悪くない。
エアドゥ様、ありがとうございます!
このご恩は忘れず、今後は贔屓に致しますっ!
新千歳空港で帰宅難民
さて、臨時バスにも乗れずに帰宅難民になった人たちはどうなったのか。
なんと、本来23時に閉館するはずの空港は開放されたらしい。
そりゃそうだ。
緊急時に締め出されるわけもないし、心配して損した。(羽田空港側は緊急事態感がなかったのよ…。)
それどころか、なんと空港泊用に毛布が配られたらしい!
そんな有難いサービスまであるのか!
今回わたしは無事に帰宅する事ができたけれど、万が一帰宅できなくても空港泊ができる(且つ毛布も借りられる可能性あり)という事を知る事ができたのは、大きな収穫。
今後は不安になる必要もないのね。
ちなみに、タクシーは札幌駅まで1万円近くするというのに、タクシー乗り場は数時間待ちの大行列だったとかなんとか。。
この日は、それぞれの立場での色々な物語があったのね。
ところで、この日以降も新千歳空港では度々「フライト全便欠航」な事態に陥った2022年の冬。
冬の北海道は、こういう事態がさして珍しくもないので、「この時期に沖縄?台風で全便欠航の可能性もあるかな?」と構えるのと同じくらい、飛んだらラッキーくらいの気持ちで構えるのが精神衛生上◎なのです。
瀬戸内海・大阪・東京旅日記 完
最後の最後でなかなかのアクシデントだったようですが、エアドゥだからなのかわかりませんが、そのような事態でもそれなりのケアはあるんですね。参考になりました。
自分は国内線での大幅なディレイは経験なく、国際線は最大で4時間遅れぐらいなのですが、その時はスナックボックス(箱入り機内食)ぐらいだった気がします。空港内の店で使えるミールクーポンをもらえるケースもあるとか聞くのですが、自分は残念ながら経験ないです。
到着が遅れたケースだと、北京空港への到着が午後12時ぐらいになったことがあって、翌朝8時のフライトで6時ぐらいにチェックインしたほうがいいということで空港泊したのですが、その日は北京発着のフライトの欠航が多く、ベンチは余裕で埋まってて、床で寝てる人も結構いました。
本当は微妙な気もしたのですが、閉店してるフードコートのところまで行って、自分はそこで寝てました。(怒られても中国語のわからない外国人で通す予定でしたが特に何も言われませんでした笑)
NKさま
状況に応じて色々なパターンのケアがあるんですね!
私はエアドゥ以外では経験がないです。
国内線だと悠長に構えていられますが、国際線の乗り継ぎでのディレイだと色々と不安になりそうです。
しかも人数が多すぎると寝る場所に困るケースもあるんですね!
床に寝るのはお国柄でしょうか…それとも、日本人で日本の空港でも、切羽詰まったらそういう状況にもなるんでしょうかね。興味深いです。笑
フードコートで無事に夜を過ごす事ができて良かったですね!
たぶん自分がいたターミナルだけでも5000人ぐらいはいたと思うのですが、確かに日本だとどうなるんですかね?
実はディレイで乗り継げなかったことも一度だけあって、成田ーシアトルーロスアンゼルスーマイアミという経路予定でしたが、シアトルの入国審査が激混みで、抜けるのにそこだけで1時間以上かかって、乗り継げませんでした。
ただユナイテッド航空で通しで発券していたので一応交渉してみたら、アメリカン航空でのダラス乗り換えに無料で振り替えてもらえ一応その日のうちに到着できました。
正確な規定は自分も詳しくないですが、通しで発券してる場合だと対応してもらえる可能性が高いような気がします。逆に航空券を別切り(二枚以上に分けて発券)してる場合は、十分に乗り換え時間を取っておいたほうが良いのかもしれないです。
NKさま
5,000人ですか!それは大混雑でしたね。。
時間が迫っている中で入国審査にそこまで時間がかかったら、、私だったら焦りとイライラが募りそうです…汗
しかし航空券を通しで買っていると、他社便でも振り替えてもらえるケースもあるんですね。
それは良い情報です…☆
別の航空会社での乗り継ぎは、時間に余裕を持った方がいいですね。。
また少し違うケースですが、当初予約してたフライト自体が、1週間ぐらい前にフライト自体がなくなって減便になったために、振替を航空会社からお願いされたこともあります。
最初は朝一の便のフライトを打診されたのですが、秋田空港と、自分の住んでる場所の関係で、それだと公共交通機関でいけないため、前日の最終便にすることは可能かというところを伝えたところ、その時は、それ自体は可能だけど、宿泊費は出せないという回答でした。
ただ、翌日に連絡があって、宿泊費も出せるという連絡もあったので、(結局家族に送ってもらって朝一の便にしたのですが)こういう際の対応は結構現場の裁量に任されてる部分も大きいのかなという気がしました。
あまりやりすぎると要注意リストに載る可能性もあるという噂もありますけど、厚かましすぎない範囲では交渉してみる価値があるケースも少なくないのかなと思っています。
NKさま
フライトの欠航又は遅延により空港から帰宅できなくなった場合ならともかく、そういうパターンで航空会社が宿泊費を負担してくれるという例は初めて聞きました!
交渉してみなければ分からないものですね。
天候などではなく航空会社都合のスケジュール変更だったのであれば、航空会社も要望を受け入れやすい体制なのかもですね。
予定していたフライトに乗れなくなったと言う知らせは非常に残念ですが、無事に目的地に飛ぶ事ができて良かったですね!