ラナイ島 -Island of Lanai-
本日は、日帰りでラナイ島へ行く日。
ラナイ島は、「ハワイ最後の楽園」と呼ばれていて、手つかずの大自然が残る島。
マウイ島のラハイナ港から船で45分で行くことができる。
(オアフ島のホノルル空港から国内線でも行ける)
見どころ満載の島なのだけど、ホテルが「フォーシーズンズ」という超高級リゾートしかないので、庶民の私たちは日帰りトリップ。
小栗旬さんと山田優さんは、このラナイ島のフォーシーズンズで挙式をあげたのだとか。セレブだな~。
「カアナパリ・ビーチ・ホテル」の朝食ビュッフェ
実は今回カアナパリ・ビーチ・ホテルでは3食の朝食付きだった。
だけどいつも朝が早くて食べられなかったので、本日が最初で最後の朝食ビュッフェ。
日本人に嬉しい、味噌汁もある。
足元を猫が行ったり来たり。かわいいな~♪
隣の席の客が残していったパンくずに、鳥が群がる。
のんびりとした、朝のひととき。
マウイ島からラナイ島へのフェリー
ラハイナ港へは、タクシーで向かう。
マウイ島のラハイナ港から、ラナイ島のマネレ港へは、片道5便づつほどの船が出ている。
私たちが乗るのは、9:15発の船。(片道$30)
フェリーの予約は、オプショナルツアー予約サイト「ベルトラ」を利用しました。
ラナイ島観光のセットプランもあります。
゜:*★ハワイのオプショナルツアー予約VELTRA / Alan1.net★*:°
室内にも席があるのだけど、2階のデッキ席に座る。
運が良ければ鯨が見えるとの事なので、皆で探すのだけど、見つける事はできなかった。
鯨のシーズンの始まりは、もう数週間あと。惜しい。
だんだんと近づいてくる、未知なる島ラナイ島。
そして、予定よりも20分ほど遅れた10:20頃に、到着。
ラナイ島|マネレ港からラナイシティへ
ここからラナイシティまでは、車で30分ほど。
港に着くと、たくさんのタクシーやワゴンが止まっている。
ワゴンのひとつに乗せてもらう。
お喋り上手でファンキーな見た目のおじちゃんのワゴン。
ワゴンは11:00少し前に、ラナイシティの隅ににあるカルチャーセンター前に止まる。
ラナイシティは、島民の約9割が暮らしている、ラナイ唯一の町。
レストランやショップも集中しているのだけど、のんびり見て回っても1時間かからないくらいの小さな町。
ここで、予約していたジープを受け取る約束になっている。
ラナイ島のレンタルジープ
ラナイ島は公共交通手段がないから、観光の方法は2択。
- ツアーに参加して見どころに連れていってもらう
- ジープをレンタルして自分たちで周る
ちなみに、未舗装の悪路もたくさんあるから、普通の車ではなく「ジープ」が必須。
私たちが訪れる前月(2018年11月)までは、ラナイ島唯一のレンタカー会社としてダラーレンタカーがを営業していた。
だけど、わずか数週間違いで営業終了。
日本語で予約できる会社は他になかったけど、英語で探したらいくつか見つかった。
今回お世話になったのが、「チープ・ジープ・レンタル」。
公式HP:https://lanaicheapjeeps.com/
ジープの予約に関しては、別途でまとめました。
「レインボー薬局の近くで待ってます。黒いジープを探してね!」
と事前にメールをもらっていたので、町の中心へ歩いて行く。
すると、「チセ!!!」と女性の声で呼びかけられる。
私の顔など知らないはずなのだけど…。
何度もメールを交わした彼女が、黒いジープの近くで待っていてくれていた。
30分ほど遅れてしまったのだけど、彼女は笑顔で出迎えてくれた。
ジープの中でお金を払い、地図を見ながら見どころなどを説明される。
私が最も楽しみにしていた、ラナイ島のハイライト「ケアヒアカウェロ」は、なんと「行けない」と言う。
道が封鎖されているとかなんとか。
いや、もしかしたらこのジープでは(保険が利かないから)行かないでという意味かもしれない。
どちらにしても、「行ってはいけない」と。
一番楽しみにしていた場所だったから、なんだか凄く残念。
まずはラナイ島のTシャツを買いたいと言うと、お勧めのショップに案内してくれた。
そしてお別れ。彼女は徒歩で帰っていった。
返すときは、鍵はジープの中に入れたまま置いておけばよいと。
まぁ、こんな小さな島で車の盗難なんてできないのだろうけど…治安いいんだな~。
「ブルー・ジンジャー・カフェ」で昼食を食べて、早速ラナイ島観光へ出発!
レンタルジープで「ラナイ島」探索!
まずは、島の北側にある、カイオロヒア・ビーチ(別名:シップレック・ビーチ)を目指す。
町を抜けてすぐに、辺りを大自然に囲まれる。
360度、どこを見渡しても絶景しかない。
いちいちジープを降りてしまうから、全く前に進まない。
何かわからないけど、カッコいい。
「シップレックビーチはこちら(←)」の看板を左へ進む。
すると、もの凄い悪路。
写真では表現できないのだけど…度々大きな窪みが現れる。
これは、普通の車だったら100%ハマって抜け出せない様な窪み。
運転手のP氏は、怖気づいて立ち往生。
すると、後ろから追いついてきたジープが、勢いよく抜けていく。
そっか、そのためのジープだもんね。
意を決して、私たちも突撃。
先ほどよりも大きな窪みも度々現れるのだけど、調子に乗ってずんずん進む。
ジープって、凄いんだ。
そして、カイオロヒア・ビーチに到着。
ここから歩いて、遠くにポツンと見える、錆びて動かなくなった船を見に行く。
あれは、難破船ではなくて、お金をかけずに廃棄処理されたもの。
どこまで行けば終点なのかがわからない。
終点があるのかどうかもわからない。
船がハッキリと見える地点まで来れたので、引き返す事に。
これは難破船ではないのだけど、実際マウイ島とモロカイ島の間から吹いてくる貿易風の影響で、この海域は船舶にとって難所なのだとか。
ジープに戻って、また悪路の道を引き返す。
そして今度は、朝到着した港の方へ向かって走る。
何もないただの田舎道が、ただただ素晴らしい。
海が見えてきた。
ビーチに下りると、観光客たちが「ビーチリゾートらしい」過ごし方をしていた。
ここ、フロポエ・ビーチは、絶好のシュノーケリングポイントなのだとか。
そしてあれは、オラクル社のラリー・エリソン最高経営責任者の船。
なんと、この島の98%が彼の敷地。
だけど彼が独占支配しているわけではなくて、彼が所有することで大規模な開発化を防ぎ、この古き良きハワイの風景を守っているのだとか。
本当は、スイート・ハートロックなるものを見に来たのだけど、どこにあるかわからず断念。
ツアーだったら、問題なく連れていってもらえるんだろうな。
個人でレンタカーは自由度が高くて好きだけど、こういう時はツアーに軍配が上がる。
ラナイシティへの帰り道は、素晴らしい絶景の道。
こんな不思議な木の道が、ずーっと奥まで続いている。
まるで絵本の中を走っているかの様。
北の方は、赤茶けた未開発の絶景だった。
南の方は、開けた大地でこれもまた絶景。
ラナイシティに着くと、夕方になっていた。
朝の送迎シャトルのおじちゃんが、帰りも乗りたかったらこの時間に同じ場所で待っていてねと、時刻表が描かれた名刺をくれていた。
だから、カルチャーセンターの前で待つ。
だけど時間の5分前になっても来ないし、他のお客さんもいないから焦る。
もしかして、予約が必要だったんじゃないか?
もし来なかった場合、どうやって港まで行けばいいのか??
…と思っていたら、ぴったりの時間にやって来た。
よかった~。
帰りのジープの中で、最後のラナイの風景を目に焼き付ける。
素晴らしい島だったよラナイ島。
出来れば、泊ってゆっくりと堪能したかった。
住民も、フレンドリーで温かい人々が多かった。
マウイ島の人々は早口英語だけど、ラナイ島の人々は穏やかに話してくれる。
今回の旅で、最も良い一日だった。