ー世界はきっと、美しいー
瀬戸内海の島々

しまなみ海道サイクリング②運動不足の初心者には易しくない旅(大島~大三島)

【せとうち旅行紀】2021/12/26

大阪からフェリーでたどり着いた、愛媛県。

しまなみ海道サイクリングのスタート地点「今治市」から、広島県の「尾道市」を目指す旅の1日目。

前半は、スタートから5時間かけて、ようやく1つ目の島「大島」から脱出。

これから、2つ目の島「伯方島」を経て3つ目の島「大三島」へ向かう。

▼前回のお話▼
しまなみ海道サイクリング①極寒!冬の瀬戸内海、初心者ひとり旅(今治~大島)

しまなみ海道サイクリング1日目(後半)

スタートの今治駅から尾道駅までは、76㎞。

メインの6つの島と、それを繋ぐ7つの橋を通る。

1つ目の橋「来島海峡大橋」を通り「大島」へ到着。

そして、これから「伯方・大島大橋」を渡るのだ。

伯方・大島大橋

出発から約5時間後、ようやく伯方・大島大橋の麓に到着。

その名の通り「伯方島」と「大島」を繋ぐ橋で、1988年に開通。

桁に箱桁構造を採用した日本最古の吊橋との事。

何の事やらサッパリ分からない。

建設関係者なら分かるのかしら??

1つ目の来島海峡大橋の時と同じく、橋の上まで行くのに一苦労。

車で高速道路に登る時と同じく、蛇行した登り坂をせっせと進む。

10分ほどで、橋の端に到着。

かっこいいな~。

来島海峡大橋より短いのか、比べるとあっさり対岸へ着いた。

約10分くらいだろうか。

伯方島の港、のどかな風景。

橋が終ると、また蛇行した道路を次なる島へ向かって進む。

いや…真っすぐかな?笑

尾道まで、あと50㎞!

伯方島

14:20、伯方島(はかたじま)上陸!

港沿いの、ヤシの木に似ている木が絵になる。

上陸して間もなく、道の駅「マリンオアシスはかた」に着く。

さきほどのヤシの木に似ている木は、ここに生えていたのだ。

すぐ傍には、先程通ったばかりの伯方・大島大橋。

この道の駅は海沿いで、寒くなければゆっくりと瀬戸内の海を眺めながら黄昏たい。

寒くなければ…。

そして、寒くなければ、有名な「伯方の塩ソフト」を食べたい。

そう。

伯方島は、あの有名な「伯方の塩」の伯方島。

そんな、全国的に有名な塩で作られたソフトクリーム。

これを食べずに伯方島が出られるかっ!

…と思うものの、先程は雪も降った程の異例の寒さで、その上さらに身体の中まで冷やしてしまうのは死活問題。

しかも屋外。

健康な身体があってこその旅の継続。

諦めよう。。

諦められないので、塩そのものを購入。

真鯛のだし塩

(また鯛だ!)

所さんも大絶賛!だって。

所さんがオススメするなら間違いない。(←根拠なし)

伯方島では伯方の塩ソフトを食べて、伯方の塩で作られた塩ラーメンを食べる予定だったのだけれど、どちらも叶わなかったので通過するのみとなってしまった。(目当てのラーメン店は休業日)

道中、カッコいい船に出会う。

先ほど村上海賊ミュージアムを見学したばかりなのもあって、妙に惹き付けられる。

そして、14:50頃、3つ目の橋「大三島橋」の麓に着く。

伯方島の滞在時間、約30分。

大島とのギャップよ!

大三島橋

今回も、ヘトヘトになりながら坂道を登る。

それも風に煽られながら。

海の風はなめたらダメね。

先程の2つの橋の時とは違い、峠の様な道のり。

所要時間15分ほどで、橋が見えてきた。

大三島橋は、全長約328m!

短いけれど、可愛いアーチ型の橋。

短いので、あっさりと通過。

大三島

大三島は、しまなみ海道の島々の中で最も大きい島。

上陸後まもなく、大三島橋が一望できる場所に出る。

ここから、島を時計回りに回って「伯方の塩工場」だったり、サイクリストのパワースポット「大山祇神社」だったりに行くというプランも考えていたけれど、とにかく疲れたので、一旦宿に行ってチェックインをする事に。

宿は、島を反時計回りに進んだ西岸。

次の島「生口島」へと続く「多々羅大橋」のすぐ近く。

海沿いのサイクリング。

やはり平地だと気分がいいなー。

先ほどまでの苦労を一瞬で忘れる。

小さな橋に差し掛かったとき、橋の奥の入江スペースが、まるで小さな港を模している様でかわいかった。

そんなつもりは全くないと思うけれど。

先ほどまでは「みかん」だったのが、ここでは「れもん」。

「愛媛みかん」も名産だけど、「しまなみレモン」も名産。

そして、大三島上陸から約40分後の15:50分。

目当ての宿に到着。

出発からは約7時間、約35キロの道のり。

大三島の快適な安宿|I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI

大三島で宿泊するのは、次の島「生口島」へ続く「多々羅大橋」の近く。

「I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」というゲストハウス。

カフェの中に宿泊スペースがあるので、カフェの入り口から入る。

「北海道から来たんですねー!」と驚かれ、チェックインをしながらお話し。

懐かしい~、ゲストハウスの暖かい雰囲気。

本当は、しまなみ海道のハイライトのひとつ「大山祇神社」に行く予定で、絶対に外せないスポットなのだけれど、「寒いし疲れたから諦めました(テヘペロ♪)」みたいな話をしたら、それまで穏やかだったオーナーに「信じられない!」といった雰囲気で目を丸くして驚かれたので、自分はとんでもない事を言ってしまったのだと気づき、言い直す。

「今日は諦めたけど、明日行こうと思います!(焦)」

オーナーによると、「大山祇神社」への道のりは、ここから自転車で約30分くらいで、しかも峠を越えた先にあるから少し辛いかもしれないとの事。

峠越えなんて絶対にしたくないと思うほどHP(体力)が極限まで低下しているので、やはり宣言通り明日行く事にした。即決で。

夕食はどうするかとメニューを見せてもらう。

だけど、いま決めなくても良いという事なので、おススメを教えてもらい2品にまで絞って席予約だけお願いする。

カフェでもあるこの宿の料理は美味しいという口コミだったので、楽しみ!

この宿の決め手は、まず第一に佐川急便の「手ぶらサイクリング」の対象施設になっているという事。

対象施設で時間までに荷物を預けると、その日中に次の対象施設に届けてもらえるというサービス。

私は今治駅前のレンタサイクルターミナルで預けて、この宿に届けてもらう様手配していた。

詳細は佐川急便のHPにて
https://www.sagawa-exp.co.jp/stc/

そして、大三島にある対象施設の中でこの宿に決めたのは、「スタッフが親切&食事が美味しい」という口コミを見て。

「人」と「食」は、旅の幸福度を上げるのに最も大切な要素。

部屋タイプはシンプルで、ドミトリーとシングル個室とツイン個室の3タイプ。

もちろん、ドミトリーが最も安い。

だけど、せっかくの久々の旅だし、個室でのんびり過ごしたいなどというバックパッカーにあるまじき発想で、贅沢にも個室を選択。

個室とはいっても、完全に扉が閉まるホテルの様な個室ではなく、カーテンで仕切っているだけの「半個室」といった部屋。

なので、もちろん音などは駄々洩れなので、ゲストハウスらしく周囲に配慮して滞在しなければならない。

だけど、カーテンで閉め切って、ほぼプライベート空間は確保される。

何より、足場があるのが嬉しい。

ドミトリーだと、自分のスペースがベッドだけなので、荷物の置き場所に困る。

特に日本のゲストハウスって、カプセルホテルみたいに足場が通路になっていたりするので、尚更。

海外のホテルみたいに、部屋にベッドが数台置いてあるみたいな感じだと、自分の周りの床も割と自由に使えるんだけど。


(写真は、エジプトの首都カイロの「サファリ」という宿のドミトリー)

だけど日本人は、例えスペースがベッド部分だけだとしても、きっちり自分のスペースが仕切られているスタイルの方がいいんだろうなー。

…と、まぁこれは「I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」さんへの不満でも何でもなくて、私の好みの問題。

むしろベッドスペースはとても綺麗で清潔で、カーテンで仕切る事もできるので、ドミトリーに抵抗のない人なら大満足のクウォリティだと思う。

ちなみに個室の場合は、部屋の壁に自転車を掛けられるフックがあって、「愛車と一緒に泊まれる」というのもチャリダーには嬉しいポイント。

私の自転車は、「2日間限りの仮初の恋人」なので、外の駐輪スペースで寒い中待機。

ごめんよ。

シャワーを浴びてリフレッシュした後は、夕食の時間まで爆睡。

時間になって、カフェスペースへ。

お腹は空いているのに、疲労困憊で食欲は皆無なんだけど。。

メニューは、「伯方のねぎ塩とんかつ定食」を選択。

伯方の塩を使った味付けで、他のメニューも地元の食材が使われているので、どれにするか直前まで迷ってしまう。

疲れた身体に脂ものだけれど、あっさりさっくりしていて食べやすい!

塩もタレも美味しい。

正解だったかなー!いや、きっと他のメニューも美味しいんだろうけれど。

とてもいいお宿です。

▼お宿の詳細、ご予約はこちら▼
I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI

疲労困憊でダウン

食事を楽しみ、食後に暖かい紅茶を飲んで部屋へ戻る。

倒れこむ様に、ベッドへ沈み込む。

飲み物を入手したいけれど、宿の目の前にあるコンビニに行くのですら億劫だ。

明日はどうしようか。

予定通り神社へ行こうか。

神社へ行ってから、自転車を乗り捨ててフェリーで大久野島へ行ってしまおうか。

生口島の「野外博物館」は一番行きたかったスポットだったのだから、せめて生口島には行こうか。

それとも、初志貫徹の精神で、きちんと最後まで完走しようか。

たぶん観光スポットなど一切行かずに、ただただ「完走する事」のみを目的とした修行の様な旅路になるだろうけれど。

時刻は、午後8時。

たっぷり寝て、明日考えよう。

あぁ、宿のお姉さんに「星がとても綺麗ですよ」と勧められて「絶対に見ますね」なんて言ったのに、ただの社交辞令になってしまう。。

だけど、「星を見る為に建物の外に出る」という行為すらできそうにない。

ゆっくりと消えゆく意識の向こうで、誰かが私にかけてきた電話の音がする。

それが誰かを確認する為に、スマートフォンを手に取り液晶画面を眺める事すらできない。

…おやすみなさい。

POSTED COMMENT

  1. 土日 より:

    海の写真がとてもきれいで、現実に眺めているような想いがします。
    道の駅「マリンオアシスはかた」のヤシの葉が一方向へなびいているので、
    強風吹き荒れ極寒なのでしょうね。お察しします。
    疲れと寒さで打ちのめされるでしょうが、「インド・アフリカを踏破した女」、
    旅の無事完遂を、陰ながら祈っております。

    • tabi-kurage より:

      土日さま

      ヤシの葉のなびき具合まで気づかれるなんて驚きました!笑
      細かく見ていただきありがとうございます。

      「インド・アフリカを踏破した女」の面影はゼロですね。
      そのお言葉を、この日の私に聞かせて鼓舞して頂きたいです。。

  2. NK より:

    ドミトリーもいろいろな形がありますよね。自分が中国に行った時は、Space Capsules Hotel系列のを結構使ったりしてました。
    自分が泊まったところ自体ではありませんが系列ホテルの動画(ちなみに自分が泊まった時は1泊1400~1800円ぐらいでした)
    https://www.youtube.com/watch?v=KLv_i_vbAzg&t=170s

    社会人になって日程がタイトなことが多くなると体力的なこともあって自分も個室のことも増えてきてます。ただそうなると旅行中に他の人と話す機会が減ってしまうのも悩みどころだったので、こういう形で併設してる宿もいいかもですね

    思わせぶりな締めで次回にも期待してしまいます!

    • tabi-kurage より:

      NKさま

      なんですか、これは!!!
      凄く近未来的というか…まるで宇宙ステーションですね!
      こんな面白そうなドミトリーがあるとは、世界は広いです。笑

      NKさまはドミトリーで人と話すのがお好きなのですね!
      私はドミトリーでも一人でいる事も多いので、その社交性は羨ましいです。

      締めが思わせぶりでしたか、、笑
      次回もヘタレ旅ですが、温かくお見守りくださいませ。

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