ー世界はきっと、美しいー
瀬戸内海の島々

しまなみ海道サイクリング③瀬戸内海の夜明け|多々羅展望台から望む朝日

【せとうち旅行記】2021/12/27

朝6:30。

昨夜は20時くらいに寝たというのもあって、快適な起床。

昨日は、愛媛県の今治駅前から約7時間かけて、35キロの道のりをここ「大三島(おおみしま)」まで走って来た。

日本列島中を寒気が襲い、普段は冬でも温暖なはずの瀬戸内海にも雪が降り、そして慣れない自転車旅で疲労とお尻の痛みに襲われ…。

もうやめたいと思ったけれど、たっぷり寝て気分は爽快!

この感じなら、続けられるかもしれない。

多々羅展望台で見る朝日

サイクリストの記念碑がある、サイクリストの聖地「多々羅しまなみ公園」

そこにある展望台「多々羅展望台」から、瀬戸内海に昇る朝日を見に行こう。

多々羅しまなみ公園は、宿泊中の「I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI」から徒歩で行ける。

▼お宿の詳細、ご予約はこちら▼
I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMI

徒歩、約5~10分くらいかな?

久々に自転車を手放して、徒歩でプラプラと歩くのは清々しい!

公園に着くと、既に海が美しくきらめいていた。

もうここで日の出を待つのでも十分なんだけども!

せっかくだし、展望台を目指そう。

海に向かって左端にある坂道を登る。

途中でちらりと見える海が美しい。

5~10分ほどで、展望台に到着。

下でも十分綺麗だったけれど、ここまで頑張って登って来てよかった!

次の島「生口島」へと続く多々羅大橋が伸びている。

多々羅大橋は、全長1,480m。

(うへ~。)

反対側を見ると、橋へと続いているのであろう道路がとぐろを巻いていた。

ちょっとやる気消失。。

こんなに美しい場所なのに、今ここには誰もいない。

展望台を独占して、せとうちの海に浸る。

ちょっとずつ、朝が始まる。

陽が登るにつれて、海に反射する光の量も増えていく。

なんて美しくて幻想的なんだろう。

素晴らしい瞬間に立ち会えて、大満足。

帰り道でも、また別の高さからの陽の光を拝む事ができる。

しまなみ海道サイクリング、続けるか断念するか

さて、たっぷり寝たおかげもあり、体力は回復。

そして、今日は昨日ほど寒くない。

これならば、このままサイクリングを続けられそうだ。

…と思う気持ちと、「もう十分」と思う気持ちがせめぎ合う。

これが登山ならば、「何が何でも登頂!」と思うだろう。

これが旅ならば、「どんなに心が折れても、絶対にこの縦断は達成したい!」と思うだろう。

初志貫徹。

辛くても、それに勝る達成感を得られる。

だけど、この「サイクリング」に対しては、何故かそこまでの情熱が沸き上がって来ない。

何が違うのか。

展望台から下りて、少し付近を散策。

しあわせの鐘

ひとりで鳴らすと、ひとりのしあわせ。
ふたりで鳴らすと、ふたりのしあわせ。
みんなで鳴らすと、みんなのしあわせ。

…という事だ。

生涯「ひとりのしあわせ」を貫くつもりは無いので、鳴らすのはやめておこう。(←そういう意味じゃない?笑)

しあわせの鐘ごしに見る陽の光が綺麗。

これは…。

楽しい!

朝日を見て、ぷらぷらと散策する。

そんな事に、物凄く幸福感を感じている自分に気づく。

答えが出ましたね。

しまなみ海道サイクリング、これにてリタイアいたします!

(え~~~~??)

実は「これを機にサイクリングにハマって、趣味がまた一つ増えたらどうしよう~。時間もお金も足りないよ~」なんて心配していたのだけれど、完全に杞憂に終わってしまった。

私の資質では、チャリダーにはなれないみたい。

自転車旅って、凄くいい旅のスタイルなんだけどね。

車ではすぐに通り過ぎてしまう景色もゆっくりと楽しむ事ができて、徒歩では変わり映えのしない景色の移ろいを味わう事ができる。

そんなハイブリットな旅スタイル。

うん、しかし今回は気候のコンディションが悪かったせいもあるかもしれない。

辛さを忘れた頃に、「気候が良ければ成功するかも?」の検証をするかもしれないし、しないかもしれない。(どっちだ)

多々羅しまなみ公園を散策

コンビニで軽食を買って、宿で食べる。

I-LINK HOSTEL & CAFE SHIMANAMIのカフェスペースは、AM 7~9時半、PM8~10時は飲食持ち込み可。

バスの時間や、フェリーの時間を調べる。

せめて大山祇神社には行こうかと、あれこれ考える。

宿の人は自転車で30分と言っていたけれど、恐らく私は倍かかる。

それに峠を越えるという点で、どうも気分が乗らない。

バスで行くという選択肢もあるけれど…バスの時間とフェリーの時間との兼ね合いで、あまり良いスケジュールを組めそうにない。

大山祇神社に行かないサイクリストなどいるのか!?というくらい、この土地ではマストな訪問地なのだけれど、私は潔く諦める事にした。

そうと決まれば、早々に大久野島(うさぎ島)へ渡ってしまおう。

最初の計画時に考えて却下した、「プラン①しまなみ海道3島+大久野島」へプラン変更だ。

チャリダーデビュー!?久々のひとり旅、瀬戸内海の自転車旅に辿り着いたあらまし。

宿や多々羅しまなみ公園から、大久野島行きのフェリーが出ている盛港(さかりこう)へは、徒歩で1時間ほど。

バスは出ていないみたい。

徒歩1時間くらいなら、数時間の自転車旅に比べれば全く苦ではない。

うん、このプランにしよう。

多々羅しまなみ公園|サイクリストの聖地

多々羅しまなみ公園をゆっくり散策して、13:35のフェリーに乗る事にした。

フェリーのタイムスケジュール・運賃は下記をご参照ください。
http://rabbit-island.info/

まずは、この公園内にあるサイクルターミナルで、自転車を返却。

2日分で借りていたから、1日分のレンタル料金が無駄になってしまった。。

借りた時にもらった「サイクリング完走認定証」も、未完成に終わる。

多々羅しまなみ公園のハイライトは、「サイクリストの聖地の記念碑」

瀬戸内の島々をつなぎ未来へと運ぶ架け橋を表現して、今治産の大島石にて造られた記念碑。

右の石の2つの穴は自転車の車輪、上の石は自転車のサドルをイメージ。

  • しまなみ海道と台湾・日月潭サイクリングコースによる姉妹自転車道協定の締結
  • 国際サイクリング大会”サイクリングしまなみ”の開催

この2つのイベントを記念して、2014年10月25日に建立されたらしい。

意外と最近!笑

ここは多々羅大橋が望めるロケーション。

昨日と比べると、寒さは薄らぎ心地の良い気候。(それでも温暖とは言い難いけれど)

昨日は寒すぎて断念した「伯方の塩ソフト」

今なら食べられるかも!?

…という事で、購入してしまいましたよ伯方の塩ソフト。

しかしながら、屋外でソフトクリームを食すには寒い気候なので、ホットドリンクを飲みながらのソフトクリーム。

ここで、読書などをしながらのんびりと過ごす。

うん、こういう「ただただ、のんびり過ごす」みたいな時間も、たまにはいいな。

いつもはスケジュール詰込み型の旅が多いので。

出発前には、「ふれあい屋台」でお買い物。

ここで1歳の姪っ子にミカンを箱で購入して郵送。

正真正銘の愛媛みかん。(しまなみレモン1コ付き。)

そして、人参とブロッコリーを購入

これ重要!

大久野島ではウサギの餌を買えないので、ウサギに餌やりをしたい場合は事前に入手する必要がある。

広島県側の「忠海港(ただのうみこう)」のフェリーターミナルでは、小袋に入った餌(ペットの餌みたいなイメージ)が売られているみたいだけれど。

私は、生の野菜を入手。

こんな道の駅で売られている様な野菜、新鮮だろうし自分で食べたいんだけど。。

多々羅しまなみ公園から盛港|徒歩1時間の旅

丁度いい時間になり、フェリーの出る盛港(さかりこう)を目指す。

海沿いのお散歩。

気分がいいな~。

やっぱり、自分の足で歩く方が性に合っているみたいだ。

のどかな島の風景。

こんなピアノ教室に通うのも素敵。

30分ほどで、大山祇神社との分岐に着く。

ここから左に曲がれば神社、このまま海沿いを直進すれば港だ。(ここまではバスでも来れる)

分岐には、渋いヒラメ料理店。

中は荒れ果てた廃墟だった。

廃墟を見ると、人がいた頃の温もりを想像してしまう。

想像上の温もりと現在の姿とのギャップに、何とも言えない切なさを感じる。

それが廃墟の魅力…いや魅力と表現してもいいのかは分からないけれど。

ひたすら海沿いを行く。

カーブの向こう側に小さく見えるのが盛港かな?

かなり遠い感じがするけども…。

大三島に入島した頃は、レモンが多いな~と思ったけど、この辺りはみかんが多い。

現在の気温は5度!

どおりで暖かいわけだ。

ここは、太陽光発電所。

今日は昨日とは打って変わってサイクリング日和!

…だと思うのに、サイクリストを全く見ない。

それどころか、歩行者も車もほとんど見かけない。

孤独だ。。

気晴らしに歌を歌って自分を励ましながら、いつまで経っても近づかない港を目指す。

ガンバ!ガンバ!ガンバと仲間たち~。♪

島の陰から、もう一つ港らしきものが現れる。

目指していた港(写真右)ではなく、こっち(写真左)が盛港なのでは!?

どおりで全く近づかないわけだよ。

出発から、1時間後。

無事に盛港に到着!

ここで片道チケットを購入。

明日の大久野島から広島本土の忠海港行きのチケットもあるから、無くさない様にしなくちゃ。

船の中では、既にうさぎ気分。

ワクワク♡

さようなら、大三島。

そして、さようなら、しまなみ海道。

本当は、きちんと納得の行く形で完走して、「しまなみ海道サイクリングさいこー♪」と言ってあげたかった。

寒いだとか辛いだとかの感想だけを残し、ロクに観光すらせずに去るのは、島の人たちにも失礼なんじゃないかと思う。

昨日、「疲れたから大山祇神社は諦めました」と言った時の宿のオーナーの表情が忘れられない。

大久野島への船旅は、約15分。

つかの間の航海、すぐに向こう岸が見えてくる。

次は、どんな島だろうか。

POSTED COMMENT

  1. NK より:

    何とまさかの展開でした。自分は貧乏性なので、既にお金払ってしまった分は元を取らないとという心理が働きがちなので・・・

    ただ、そんな変な義務感に駆られて旅程完遂しても、旅が純粋に楽しめるかは微妙だと思いますし、気象や自分の状況を見て柔軟な判断ができるあたり、さすがアフリカを乗り越えて来られた経験がいかされてるのかなとも思いました。

    余談ながら因島の記事が出たら自分が因島行きを決めたドタバタっぷりでもコメントしようかと思ってましたが流れてしまうのか?笑

    • tabi-kurage より:

      NKさま

      はい、まさかのリタイアでした。笑
      仰る様なご立派なものでは全くなく、ただただヘタレなだけです。完敗でした。

      因島行きのドタバタ話、ぜひお聞きしたいです!!!
      因島の記事は出ないので、、関係のない記事にでも構いませんので是非コメントくださいませ★

  2. こいち より:

    お疲れ様でした、
    日本の温暖な地方、瀬戸内海や高知でも、雨風が吹けば、山沿いと同じように寒くなるし、自然が沢山の場所は豹変して猛り狂います、
    自然の猛威は心を折りますね、
    特に年末の寒波と重なったからタイミングが悪かったです、
    冬でも寒波や風が無かったら又は季節が違っていたら違ったコメントになっていたと思います、
    将来レンタカーででももう一度トライしてみて下さい、
    小さな町ですが歴史がある鞆の浦や、
    尾道のお寺回り情緒があり癒やされます。

    • tabi-kurage より:

      こいち様

      同じ時期の同じ場所でも、自然は全く違う顔を見せてくれるものですよね。
      今回は自分の見通しの甘さと、普段とは違う自然を感じる事ができて良かったです。

      そうですね!また自転車ではなくとも、別の形ででも、この土地の魅力を感じに再訪したいです。
      鞆の浦や尾道のお寺回り、とても良さそうですね★

  3. 土日 より:

    しまなみ海道サイクリング、これにてリタイアいたします!

    (え~~~~??)

    …ですが、引き続きの「旅」を期待しています。

    • tabi-kurage より:

      土日さま

      前回「インド・アフリカを踏破した女」と仰って頂きましたが、この通り完敗でございました。苦笑

      気ままな「ゆる旅」にシフトしますが、引き続きよろしくお願いいたします。

  4. NK より:

    当初尾道観光してそのまま帰る予定でしたが、広島県に着いてから思い立って、因島で現地の人と囲碁を打つことは可能かと現地の囲碁関係の記念館にメール。しかも同行者といきなりその日だけ別行動というKYっぷり。

    ただ島内でのバス時刻や路線がわからなかったので、見切り発車で出発。島に降りてみたら、バス停はあるものの次まで1時間待ちなので、気合で歩く→垂れて途中でバスに追い越されるも1時間20分ほど歩いて何とか到着。

    対局自体も貴重でしたが、対局した方に現地のお話を色々聞けたことがその時の旅で一番印象に残りました。しかも帰りは尾道までのバス停まで車で送ってもらい本当に感謝でした。

    • tabi-kurage より:

      NKさま

      何故ゆえ唐突に囲碁!?…と思って調べてみたら、因島は囲碁の聖地なんですね。知らなかったです。

      物凄い発想力と行動力!感服いたします。。
      私には到底真似できません。

      かなりの行き当たりばったり感ですが、それ故にとても良い経験をされたのですね。
      これぞ「旅」!日本でもこんな旅が可能だなんて…うらやましいです。

      素晴らしい旅の思い出をお聞かせ頂きありがとうございます★

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