ー世界はきっと、美しいー
ザンビア -Zambia-

ザンビアの首都ルサカから、ビクトリアの滝の拠点の町リビングストンへ

【アフリカ大陸縦断記】2020/02/02

ルサカリビングストン(ザンビア)
-Lusaka to Livingstone-

出発予定時刻は8:30のはずなのに、実際に出発したのは9:30。

エチオピア、ケニア、タンザニアと、東アフリカ諸国はぴったりと定刻通りだったのに。

ここへ来て、アフリカンタイムが復活したようだ。

こんなに遅れると知っていたら、もう1本前のバスにしていたのにな…。

▼前回のお話し▼
ザンビアの首都、ルサカを歩いてみる|南部アフリカは、かなり先進的だ

ルサカからリビングストンへ|ローカルバス

今日は、ザンビアの首都ルサカ(Lusaka)から、ビクトリアの滝があるリビングストン(Livingstone)まで移動。

チケットは昨日、シャロム(Shalom)という会社で購入。

料金は、230クワチャ(約1,725円)。

私は8時のバスを予約したけれど、頻発している。

所要時刻は、7~8時間。

前回、前々回と、12時間以上の移動が当たり前だったから。

たった8時間ならば、「すぐそこ」の様な感覚だ。

バスが、休憩所に入る。

乗務員が、「休憩時間は10分だけだからね!」と英語でアナウンスをする。

ザンビアの公用語は、英語とニンジャ語。

(…忍者語!?)

休憩時間、事前にわかるなんて嬉しい!

私の席は1番前だから、降りる人待ちの列に並ぶ事もなく、今日は余裕のトイレ休憩。

長距離移動中は、トイレに行きたくなるのを避けるために、食事は取らない事にしている。

だけど、休憩所のケバブ屋のお兄さんが、可愛い笑顔で私を誘惑してくる。

全く鬱陶しくない、柔らかい勧誘だ。

どうしようかな~と思って見ていたら、既に注文を終えた客に、「これはナイスだぜ!」とお墨付きをもらってしまった。

これは…買うしかないよね。

ずっしりとした、しっかりしたケバブだ。

17:30頃、バスはリビングストンに到着した。

所要時間、8時間。

明るいうちに着いてよかった。

世界一快適な安宿|フォルティータワーズ

宿までは徒歩20分程なので、歩いて向かう。

とても静かで、綺麗な街並み。

宿は、フォルティータワーズ(Fawlty Towers Lodge)。

世界一快適な安宿と言われているとか何とか…。

いや…「アフリカ大陸一」かな??

建物内はとても綺麗で、トイレやシャワールームは男女別。

もちろん、水回りもとても清潔。

共有スペースはあちこちにあって、ふわっふわのソファーが置いてある。

どこで休もうか、とても迷う。

中庭にはプールがあって、夜にはキャンドルが灯され、焚火も行われる。

毎日7-17時は紅茶やコーヒーが無料で飲める。

15-16時は、パンケーキが無料で食べられる。

朝10時には、ビクトリアの滝までの無料送迎車を出してくれる。

こんな過ごしやすい快適な宿が、なんとわずか$12なのだ。(ドミトリー)

これは…確かに安宿の中では「アフリカ大陸一」快適かもしれない。

ドミトリーでの出会い

私が案内されたドミトリーには、先客がいた。

50代くらいの、ロシア人の男性。

名前は、アンドレィ。

アンドレィは、私よりも英語が話せない。

単語だけを繋げて話すという…まるで、かつての私の様だ。

ロシア人は、英語が話せない。

特別に勉強をしている一部の人だけが、話すことができる。

そう話すアンドレィに、「日本も一緒だよ」と伝える。

「私は北海道出身だから、ロシアはとても近いよ」と言ってみる。

すると、以前に「国後島」と「色丹島」を旅行したときに、北海道が肉眼で見えたよと言われる。

それは、北方領土だね…。

日本とは領土問題で揉めている島なのだけど…当たり前の様に「国内旅行」の思い出として語られる。

ロシア人は、この話題が非常にセンシティブだという事を、知らないのだろうか。

私は、何となくこれ以上この話題を広げるのをやめた。

夕方、同じ部屋に2人の日本人がチェックインをしてくる。

1人は、50代くらいの男性ヒロシさん。

もう1人は、私と同年代の、端正な顔つきの青年ワタルさん。

ヒロシさんとは、実は前のルサカの宿で会っていて、すれ違う際に少し話す程度の仲だった。

ワタルさんも同じ宿にいたはずなのだけど、むしろ私と同じ部屋だったみたいなのだけど…何故か会えていなかった。

私は今朝ルサカを出たけれど、彼らは今日の昼くらいに出て、いま着いたみたい。

ヒロシさんから、「タバコ吸いにいくよ!」とお誘いを受け、私は喫煙者ではないのだけど、付いて行ってみる。

ホテルのバーで買ったビール(私はコーラ)を飲みながら、3人で会話に花を咲かせる。

ヒロシさんとワタルさんは、2ヵ月ほど前にケニアのナイロビで会って以来、出会ったり別れたりを繰り返しながら、今に至るという。

明日は、この3人+同室のロシア人アンドレィの4人で、ビクトリアの滝に行くのだ。

いつも一人で観光をしていたから。

たまには、こういうのも楽しい。

▼次回のお話し▼
【世界遺産】世界三大瀑布!ザンビア側から、ビクトリアの滝を見に行こう

POSTED COMMENT

  1. こいち より:

    はじめまして、
    こいちと言います、
    楽しく拝見しています、
    僕も旅が好きで、
    今は仕事をしながら時折小旅行を楽しんでいます、
    職場のわずらわしい人間関係も、旅行やちせさん旅サイトを読むと癒やされてリフレッシュされています。
    旅って良いですよね!旅をしていると日々新鮮で充実しますよね!
    健康に気よつけてこれからも楽しんで下さい、

    教えて欲しいのですが今はリビングストンにいるのですか?

    • tabi-kurage より:

      こいちさま

      コメント頂きましてありがとうございます。

      こいちさまも、旅がお好きなんですね。
      今は世界中が旅どころではない状況になってしまっていますが…また落ち着いたら、楽しめるといいですね!

      この記事は2020/02/02時点の日記なので、既にザンビアは出国しています。
      リアルタイムとは、2ヵ月以上開きがあります。

      今の現地の状況とは違ったものになっているかもしれませんが…あくまで「旅行記」としてご覧頂けれれば嬉しいです。

  2. こいち より:

    僕もゴールデンウィークは韓国横断を計画していて、
    ホテルや飛行機のチケットも予約していましたが、
    全てコロナの為キャンセルしました、
    何よりも健康が第一です。
    今は海外が難しいからゴールデンウィークは九州一周に切り替えようと考えています、
    又将来は旅人となって海外移住も考えています。
    早くわずらわしい職場から人間関係から、解き放たれたいと願っています、
    今の時をたのしんで下さい。

    • tabi-kurage より:

      こいちさま

      そうでしたか。
      せっかく計画されていた韓国横断だったのに、残念ですね。
      またの機会に恵まれるといいですね。

      九州一周も、素敵な計画だと思います。
      自然豊かな九州で、普段のストレスなどから解放されて楽しめるといいですね!

      こいちさまも、今の環境で可能な範囲で楽しまれてくださいね。

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