ー世界はきっと、美しいー
インド (短期) -India-

【ジャイプル観光】世界遺産アンベール城と風の宮殿|そして激しいインド人たち

【インド旅行記】2015/02/07

ジャイプル -Jaipur-

ナマステ!

ここはジャイプルという町。
別名、ピンクシティ

なんて素敵な名前♡

旧市街の街並みは、全てピンク色に統一されているんだとか。

バスを走らせる事数十分。
さっそくピンクの宮殿に遭遇。

風の宮殿

大きすぎて、カメラに収まりきらない程。

これがピンクかは難しい判断だけど、見ごたえのある建物だ。

中には入らなかったけど、正面の大きさに対して奥行きが驚くほど浅いらしい。

ここで記念写真を撮っていたら、物売りの女性が遠慮なく話しかけてくる。

「これ買って~!」

いやいや、記念撮影中ですよ奥さん。

後でカメラを見返したら、勧誘されている姿がバッチリ収まっていた。
何だか楽しそうな写真だから、逆にラッキーだったと思うことにする。

そして、次に向かうのが
マハラジャが築いた美しい宮殿。

【世界遺産】アンベール城

途中からゾウのタクシーに乗る予定。

わくわく♪

タクシー乗り場に向かう途中、
美しい宮殿の横を通りかかる。

の宮殿

朝焼けと、水に浮かぶ宮殿とのコントラストが美しい。

途中下車して、きちんと見たい!
だけど無情にも、バスは一瞬で通り過ぎていく。

水の宮殿を通り過ぎると、間もなくアンベール城の城壁が見えてくる。

丘の上にあるこの宮殿までは、丘の麓からゾウのタクシーで登る。
(歩いても登れる)

ゾウの上の籠に、2人で乗る。

ここでは、約110頭のゾウが働いている。
朝のシフトは70~80頭。

それぞれのゾウは、鼻にかわいらしいペイントが施されている。

みんなそれぞれ違う柄。

ゾウのタクシー、乗り心地はというと…凄く揺れる!

昨日のリキシャーも凄く揺れたけど、あれは暴走していたから。

ゾウは「これ徒歩の方が速くない?」と思うほどゆっくり歩くのに、もの凄い揺れ。

途中でみた景色が綺麗だったのに、写真を撮る余裕はない。
しっかりと目に焼き付けるしかない。

写真はブレブレだけど、こんな感じで水に囲まれている。
城壁に沿った道を、ゆっくりゆっくり登っていく。

途中で、

「ヘイ!!」

と男性に声をかけられる。

この中にカメラマンが紛れていて、写真をパシャパシャ撮ってくる。

これは、後から売りつけられるパターンだな。

ゾウの上にいるから、強引に話しかけられないのをいい事に、愛想良く振舞ってみた。

「ナマステー♪」
「バイバーイ♪」

この軽率な行為が、後にプチ悲劇を呼ぶことになる。。。

ゾウの上では自分たちの写真が撮れないので、壁を借りて記念写真。

そして、ようやくゾウは宮殿の広場に到着。

まだゾウから降りていないのに、ゾウ乗りの男性がチップを要求してきた。

ガイドのLさんから、チップは2人で100ルピー(200円)が相場だと聞いていたので、私が代表して100ルピーを渡す。

すると、M子にも要求してくるゾウ乗りの男性。

男「2人分くれ」

私「2人で100ルピーだよ!さっきのが2人分」

男「違う違う。これは俺の分の100ルピーだ。
ゾウはバナナを食べるから、ゾウの分のチップも100ルピーくれ

なんと、2人分とは、男の分とゾウの分の2人分の事だったのだ。

だけど、いくらかは知らないけど運賃はガイドが事前に払っている。
その上で、気持ち分のチップを渡したんだから、さらに要求される筋合いはない。

でも、渡さないとゾウから降ろしてもらえないのかな~。
…と思っていたら、降り場に到着。

とりあえず降りる。
そして、「ダンニャワード♪(ありがとう)」と言って立ち去ってみた。

何やら背中から怒鳴り声が聞こえる。

そんなに怒らなくても…。
雇い主に、後できちんとお給料をもらってくださいね。

ここが宮殿の広場。

ここにも物売りたちがわんさかいる。

一人のインド人が、見たこともない楽器を奏でている。

綺麗な音色…。

思わず立ち止まる。

すると、すかさず演奏がストップ。

(しまった…!聞いてしまったからここでもチップの要求!?)

男「この楽器は200だよ!」

チップの要求ではなくて、楽器の販売だった。
これは売り物だったのか!笑

私「え!?200ルピー(400円)!?」

(ずいぶん安いな!さすがインド!)

男「違う違う、200ドル(2万円)だ!」

(なんだ高いじゃないか。…いや、楽器の値段としては安いけど。)

私「いらないよ~、ごめんね」

だけど男は引き下がらない。
ガイドのLさんから宮殿の説明を受けている間も、ずっと付きまとってくる。

インドの物売りは、少しでも興味のある素振りを見せると猛烈にアタックをしてくる。
なんとも商売熱心な人たち。

無視して、冷たくあしらえばすぐに引くんだけど。

私はついつい反応しちゃうから、常にストーカーが付きまとう。

有料スペースに入る時に、やっとあきらめてくれた。

男「後で!?」

私「うん、後でね♪」

M子が私に、
そんな適当に「後で」なんて言ったら、本当に後でまた来るよ…と恐ろしい助言。

帰りはささっと、こっそり帰りましょう。。。

敷地に入ると、丘の麓までの眺望が望める。

細く続く道が、さっきゾウに乗って登って来た道。

お城の周りを、中国の万里の長城の様な壁が巡っている。

Lさんも、「あれは万里の長城だよ」って言っていたから、もしかすると本物かもしれない。

(そんなまさか!笑)

ここで、M子がお掃除中の女性と写真撮影。

あっちから誘って来たんだけど、これってチップ狙いだよね?

「チップチップ!」

ほら、やっぱり。笑

「ダンニャワード♪(ありがとう)」

ここでもチップを渡さず立ち去ろうとすると、女性は「やれやれ。笑」という表情で自分の仕事に戻って行った。

しつこい人じゃなくて良かった。

そもそも、インドにはチップの文化はない。

観光客が多く訪れる様になり、彼らがチップを渡すようになったから、インド人の「チップ乞い」が始まった様だ。

だから、こういう観光地にいるインド人には要注意。
不用意に交流すると、事ある毎にチップ攻撃に会うから。

宮殿内には、王様やお姫様の部屋が一人2部屋ずつある。
暖かい部屋と冷たい部屋があり、夏と冬で使い分けている。

壁の中に水を通したりと、砂漠で快適に暮らす為に様々な工夫を凝らしている。

ここは中庭。

ここは「鏡の間」。

いたる所に鏡が埋めてあって、宝石の様にキラキラと輝いている。

ここはお祈りの部屋。

この扉の棚に、神様が祭られていた。
今は何も置いていなくて殺風景。

そしてここは、王様の奥さん達が過ごした団欒スペース。

上から見張るスペースがあって、王様が「○○に会いたい」と言ったら、見張りがその娘に部屋に戻るよう伝達する。

王様専用の道が、このスペースの周りにぐるりとあって、途中にある階段が、奥さん各々の部屋に直結している。

この階段を降りればあの娘に会える!という仕組み。
階段を間違えたりしなかったのか、不思議。

こんな広場の真ん中で、常に人に見張られながら、
彼女たちはリラックスできたのだろうか。

このベッドは、横になると自分の形に凹むので、なかなか快適。
遠い昔に作られたなんて凄い。

他にも見どころが沢山あって、広い敷地のアンベール城。

少し自由時間になったから探索していると、
またインド人。

「上に連れて行ってあげるよ!景色が綺麗だよ!」

これは、ガイド料を取られるパターンだ、きっと。

お断りして、自分たちで上に行こうと思ったけど、
厳重に鍵がかかっていた。

彼らは鍵を持っていて、特別に上に連れて行ってくれる人たちなのかな。
だとしたら、かなり高額なチップを要求されそうだ。
危ない危ない。

そして、城内探索も終わって外に出ると、、、

いた!!!

まずは楽器売りの男

「後でね」なんて言ったから。
私の顔をしっかりと覚えていて、すぐに駆け寄ってくる。

するとすかさず、写真売りの男が割り込む。

「写真!綺麗に撮れたよ!」

アルバムにファイリングされた写真を1枚1枚見せてくれる。

その勢いに圧倒され、楽器売りの男はすぐに身を引いていく。

「ノーノー。いらないよ!!」

丁重に拒否。
だけど、ずっとストーカーの様に付きまとってくる。

私とM子は別々に丘を下る事に。
それでも、M子M子M子M子M子・・・・・と、
2人の間を行ったり来たりしながら、ついには丘の麓まで付いて来てしまった。

恐るべし、、インド人パワー。

凄く綺麗な景色だったから、
ゆっくり味わいながら降りたかったのにな。。。泣

う~ん、水って心が落ち着くから不思議。

世界遺産 アンベール城

お城の印象より、インド人のパワーの印象の方が色濃く残った場所だった。

そしてそして、
朝に見た水の宮殿が、帰りにも。

偶然映った女性のシルエットがカッコイイ。

アンベール城に向かう途中、
行きは右側、帰りは左側の座席を選ぶと、水の宮殿が車内から楽しめます。

この次は、世界遺産をあと二つ巡ってからお昼ごはん。

まだまだ、1日は始まったばかり。

ダンニャワード♪

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