海外での医療費は高額で、場合によっては数千万もの高額医療費を請求される。
救急車を呼んだだけでも数万円。
盲腸の手術で数百万円。
そんな風に保険会社の人は脅してくるけれど、実際に自費で賄えないほどの大事に至る可能性って、限りなく低い。
だけどほとんどの旅行者は、「使う事はないだろう」と思いつつも、旅のおまもりとして、海外旅行保険に入る。
それに、海外旅行保険って、「大切な人のため」にも入る義務があると思う。
万が一私が、無保険で海外に行って危篤になったら…大切な誰かが、借金を背負ってでも高額な治療費を工面してくれるかもしれない。
万が一私が、無保険で海外に行って帰らぬ人となったら…大切な誰かが、高額な遺体輸送費を負担しなければならない。
大切な人に迷惑をかけない為にも、海外旅行保険は好き勝手に生きる旅人の「最低限の思いやり」なんじゃないかな。
もくじ
海外旅行保険、3つのパターンを検討してみる
決して安くはない「海外旅行保険」。
3つのパターンで検討してみる。
- 国内の保険会社
- クレジットカードの付帯保険
- 海外の保険会社
国内の保険会社
短期旅行なら、迷わず国内の保険会社を使う。
一番オーソドックスで楽な方法。
だけど長期になるとね…大変高額。
その中でも、いま一番安いと言われているのが「東京海上日動」の保険。
代理店2社に問い合わせをして、妥協した最低限のバラ掛けプランでも8ヵ月で12万円弱。
治療救援費用を「無制限」ではなく「3000万円」にして、死亡保険も携行品補償も付けない。
「治療救援費用」「損害賠償」「後遺障害」のみ。
プラン妥協してこんなに高いのか~。
だけど、いざという時に、日本のサービスが受けられるのは安心。
クレジットカードの付帯保険
昔、保険会社の人に散々言われた。
「クレジットカード」の付帯保険なんて、補償が全く十分ではない!
「カードがあるから大丈夫♪」と保険に入らず出発して、大変な目に遭った旅行者がたくさんいる!
例えば、私が持っているエポスカード(ゴールド)の保険は、治療費用が300万円、救援者費用が100万円。
これでも、他のカード会社と比べれば高い方。
救援者費用
海外で入院したときに家族が駆けつけるための渡航費だったり、遺体輸送費だったり、行方不明になったときの捜索費だったり…家族の為にあるような補償。
これでは、保険会社の人が言う様に、家族に迷惑がかかってしまう。
だけど、クレジットカードを持っていれば使える保険だから、実質0円。
魅力的…。
海外の保険会社
今、旅人の間で人気なのがグローブパートナーという海外の保険会社。
海外の会社だけど、日本に支店があるから日本語のホームページもある。
問い合わせや、保険金の請求も日本語で対応してくれる。
そして何よりも、治療費や救援費用が無制限だったりと補償内容が充実しているにも関わらず、8ヵ月で472 €(約5万7千円)と、日本の保険会社と比べて大幅に安い!
妥協に妥協を重ねた、最低限の補償プランなのにお高い日本の保険会社よりも、補償が充実しているのにお安いグローブパートナーの方が断然いい。
◆詳しい料金や補償内容は、下記参照
公式HP:https://www.acs-ami.com/jp/globe-jp.php
だけど、悩ましい点がいくつかある。
- キャッシュレス通院ができない。(入院は可)
- 携行品補償が付いていない
- 現地での、日本語通訳サービスがない
- 保険金は海外(フランス)へ請求するから、振り込み手数料が高い。
…そして、私は閃いた。
クレジットカードの付帯保険+グローブパートナー
この二つを掛け合わせれば、最強の保険プランが完成するのではなかろうか。
クレジットカードの最大のデメリットである、補償が弱いという部分を、グローブパートナーが補完。
グローブパートナーのデメリットは、どれもクレジットカードで補完可能。
基本は、クレジットカードの付帯保険を使う
補償が弱い…とは言え、クレジットカードの付帯保険で賄えないレベルの大事故や大けがをする可能性って、限りなく低いと思う。
だから基本は、クレジットカードの付帯保険で十分。
これなら、通院も(提携先の病院が近くにあれば)キャッシュレス。
携行品補償もついているし、航空機遅延や死亡保険などの、日本の保険会社に申し込む際には泣く泣くカットしてしまう様な項目まで、補償の対象になる。
これで十分。
▼詳細は次の記事で▼
【長期海外旅行】旅の準備(3)クレジットカードで9カ月間の保険を賄う
保険の保険…万が一の際のグローブパートナー
それでも万が一、クレジットカードの付帯保険で賄えないレベルの大事故や大病を患った時に。
そんな、クレジットカードの付帯保険を補う「万が一の際の保険」。
つまり、保険の保険としてのグローブパートナー。
これだったら、補償も十分だし、絶対に入院するだろうからキャッシュレスも適用される。
救援者費用も100%補償されるから、家族にも迷惑がかからない。
我ながら、いいアイディアだと思うんだけど。
最初の1ヵ月は、フィリピンの学校に引きこもっているだけだから特に何もないだろうと高を括り、フィリピンからアフリカへ旅立つ日から7ヵ月間で契約。
お値段なんと、413 €(約5万円)。
あとは、何も起こらない事を祈るばかり。