2015/08/07
2014年夏、初めての富士登山は高山病の発症によりリタイア。
そして準備と研究を重ねて挑んだ2015年夏。
再び須走ルート5合目に降り立った。
ここは、既に標高2,000mの世界。
須走ルート5合目で高度順応
駐車場からバスで30分。
本当は車で一気にこんなところまで来ない方がいいんだけど…。
(標高が急激に上がるため)
仕方がない。
高度が高いからなのか、山道で車酔いをしただけなのか、それとも気にしすぎなのか。
なんだか既に気持ちが悪い。(気がする)
なんにしても、無事にスタート地点に到着。
須走ルートは、主要4コース中3番目の登山者数。
ピーク期でも人が少なく、ゆっくり登山を楽しめるのが魅力。
一番人気の吉田口とは違い、須走口の5合目は、山小屋が2件あるのみ。
「菊屋」と「東富士山荘」。
標高2,000mの高度に慣れるため、ここで食事をしながら1時間程度の待機。
標高の高い山では、少しずつ体を高度に慣らせながら登る。
富士山だと、
<登って→休んで→登って→休んで…>
の繰り返しで頂上を目指す。
もっと標高が高い外国の山なんかだと、
<登って→休んで→ちょっと下って→登って→休んで→またちょっと下って…>
の繰り返しで頂上を目指すのだとか。
ひょえ~…。
5合目(2,000m)|出発13:10
ついにリベンジの時。
前夜は、
「なんだぁ~!去年あれだけ苦労してたどり着いた本7合目だったのに、あっという間に着いちゃったよ♪」
と喜ぶ夢を見た。
これが正夢となるか、逆夢となるか…。
舗装された道を少し進むと、「古御嶽神社」がある。
ここで真剣に登頂成就を願う。
そしてしばらくは森林帯をゆく。
5合目から既に標高2,000mを超える富士山において、
森林帯の中を歩けるのはここ須走ルートのみ。
これもこのルートの魅力の一つ。
夏の日差しに照らされて、無駄に体力を消耗するのを防いでくれる。
快適だからといって、調子に乗ってずんずん進んではいけない。
貴重な酸素を体に吸い込みながら、慎重に進む。
深呼吸深呼吸。
少し横道にそれると、森林帯の外では富士山の山肌がむき出しになっているのがわかる。
小さくまとまる緑の塊。
風の影響で一方でしか生きられない緑。
ここでは自然の生き方も、下界とは違う。
6合目はまだかまだか…と思いながら歩いていると、パッと視界が開ける。
遠くに見える湖は、富士五湖の一つなのかな。
富士山から眺める下界の眺望は美しいけれど、まだまだ始まったばかり。
一匹の鯉のぼりが見えてきたら、第一目的地が近づいてきた証拠。
6合目までは、もう一息!
6合目(2,400m)|長田山荘14:55
順調順調…♪
去年はここまでが本当に遠かったから…。
数分間の休憩の後、再び出発。
森林帯も終わり、短い緑の間を歩く。
それでも、緑は懸命に生きている。
こんなに薄い酸素の中なのにね。
だんだんと遠ざかる、下界の湖を時々振り返りながら、
意外にあっさりと次の目的地にたどり着く。
本6合目(2700m)|瀬戸館 15:45
少し疲れてきた。酸素も薄くなってきた。
そんな時、2本で100円(値段は曖昧)のキュウリに誘われて購入。
出てきたキュウリは、かなり小さいのがころんっと2つ。
ちっさ!!
さすが富士山価格だなー。
美味しかったけどね!
小さいキュウリで元気を補給したあとは、
運命の分かれ道、7合目を目指す。
【本記事のコメント欄について】
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実際は、2017/09/13に頂いたコメントです。