ー世界はきっと、美しいー
+ヒマラヤトレッキング

ヒマラヤンロスを乗り越えて、私は先に進む

【ヒマラヤ紀行】2017/11/01~11/02

カトマンズ -Kathmandu-

カトマンズに長居するつもりなんて全くなくて、ヒマラヤの垢を落としたらすぐに「ポカラ」という町に移動するつもりだった。

だけどダラダラと、6泊もする事になってしまった。

【世界遺産】ボダナート|ネパール最大の仏塔

昨日は、トレッキング仲間のホンザ&クリスとボダナートに行ってきた。
カトマンズ最大のストゥーパ(仏塔)だ。

クリスがトレッキング中に出会った友人たちと共に、タクシー2台(計9人)で向かう。

欧米人の群れの中にいると、私だけ異質な存在なのだと思い知らされる。
ホンザやクリスたちが、如何に私に合わせて会話をしてくれているかという事だ。

彼等に感謝するのと共に、私は自分で成長をしなければならない。

ボダナートは、とても美しかった。

多くのハトが舞っていた。
ハトは世界中にいるよとホンザが教えてくれる。

 

インド料理屋で最後の晩餐

この日の夜は、ホンザ・クリス・イアンと4人でインド料理を食べる。

ナンとカレーを頼んで、なんと125ルピー(125円)だった。
インドに行ったら、日々こんな物価なのだろうか。

インドを周遊した事があるというイアンに、お勧めなどを教えてもらう。

「インドに行ったらBe carefulだよ!」と、皆に心配される。

「あなたは強い女性だけど、インドに行くならより強くならなければならない」と。

うん。わかったよ。
きっと、もっと強くなってみせる。

4人で会うのは、これが最後。
(あぁ…マルチェルがいつの間にかいない)

ヒマラヤトレッキング最終日に、偶然再会した5人。
(イアンとはこの時が初めまして)

共に最後の町サルエリへのゴールを果たし、13時間の悪路のジープ移動を経て、私は彼等に勝手に仲間意識を感じていた。

だけど違う世界で暮らす彼等と会うことは、二度とないだろう。

そんな5人が一時でも、同じ時間と同じ感動を共有できたのは、とても素敵なかけがえのない奇跡だ。

私はこの先の旅で、幾度となく出会いと別れを繰り返すのだと思う。

だけど、同じ時期に同じ苦難を乗り越えた人たち…これに勝る出会いなんて、果たしてあるのだろうか。

そして、それぞれの旅路へ

今日、ホンザとクリスがネパールを去って別々の国へ旅立った。

イアンは今は体調が悪く、治ったらランタントレッキングに挑戦をする。

私はまだ、とても「観光客」に戻る気分にはなれない。
できれば、ヒマラヤトレッキングに匹敵するような、何か「挑戦」がしたい。

だけどとりあえず、カトマンズから脱出する事にした。
当初の予定通り、ポカラへ向かう。

ポカラ行きのバスは主に3種。

  1. ローカルバス
  2. ツーリストバス
  3. グリーンライン

グリーンラインは高価で、ローカルバスとツーリストバスは値段がさして変わらないのに乗り心地が違うとの事。

私は「ツーリストバス」でポカラに向かうことにした。

カンティ・パトという通り沿いに、ポカラ行きのチケットオフィスが複数ある。

その中から適当に選んだオフィスで700ルピー(700円)のチケットを購入。
明日の朝7:30に、このオフィス前から出発する。

私は明日、とりあえず「観光客」に戻ろう。

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