カトマンズ -Kathmandu-
カトマンズに長居するつもりなんて全くなくて、ヒマラヤの垢を落としたらすぐに「ポカラ」という町に移動するつもりだった。
だけどダラダラと、6泊もする事になってしまった。
【世界遺産】ボダナート|ネパール最大の仏塔
昨日は、トレッキング仲間のホンザ&クリスとボダナートに行ってきた。
カトマンズ最大のストゥーパ(仏塔)だ。
クリスがトレッキング中に出会った友人たちと共に、タクシー2台(計9人)で向かう。
欧米人の群れの中にいると、私だけ異質な存在なのだと思い知らされる。
ホンザやクリスたちが、如何に私に合わせて会話をしてくれているかという事だ。
彼等に感謝するのと共に、私は自分で成長をしなければならない。
ボダナートは、とても美しかった。
多くのハトが舞っていた。
ハトは世界中にいるよとホンザが教えてくれる。
インド料理屋で最後の晩餐
この日の夜は、ホンザ・クリス・イアンと4人でインド料理を食べる。
ナンとカレーを頼んで、なんと125ルピー(125円)だった。
インドに行ったら、日々こんな物価なのだろうか。
インドを周遊した事があるというイアンに、お勧めなどを教えてもらう。
「インドに行ったらBe carefulだよ!」と、皆に心配される。
「あなたは強い女性だけど、インドに行くならより強くならなければならない」と。
うん。わかったよ。
きっと、もっと強くなってみせる。
4人で会うのは、これが最後。
(あぁ…マルチェルがいつの間にかいない)
ヒマラヤトレッキング最終日に、偶然再会した5人。
(イアンとはこの時が初めまして)
共に最後の町サルエリへのゴールを果たし、13時間の悪路のジープ移動を経て、私は彼等に勝手に仲間意識を感じていた。
だけど違う世界で暮らす彼等と会うことは、二度とないだろう。
そんな5人が一時でも、同じ時間と同じ感動を共有できたのは、とても素敵なかけがえのない奇跡だ。
私はこの先の旅で、幾度となく出会いと別れを繰り返すのだと思う。
だけど、同じ時期に同じ苦難を乗り越えた人たち…これに勝る出会いなんて、果たしてあるのだろうか。
そして、それぞれの旅路へ
今日、ホンザとクリスがネパールを去って別々の国へ旅立った。
イアンは今は体調が悪く、治ったらランタントレッキングに挑戦をする。
私はまだ、とても「観光客」に戻る気分にはなれない。
できれば、ヒマラヤトレッキングに匹敵するような、何か「挑戦」がしたい。
だけどとりあえず、カトマンズから脱出する事にした。
当初の予定通り、ポカラへ向かう。
ポカラ行きのバスは主に3種。
- ローカルバス
- ツーリストバス
- グリーンライン
グリーンラインは高価で、ローカルバスとツーリストバスは値段がさして変わらないのに乗り心地が違うとの事。
私は「ツーリストバス」でポカラに向かうことにした。
カンティ・パトという通り沿いに、ポカラ行きのチケットオフィスが複数ある。
その中から適当に選んだオフィスで700ルピー(700円)のチケットを購入。
明日の朝7:30に、このオフィス前から出発する。
私は明日、とりあえず「観光客」に戻ろう。