2015/05/03
奥日光「湯ノ湖」。
東京から車で3時間半かけてやって来た「奥日光」を堪能し、夕方には宿「日光四季の宿 越後屋」に到着。
旅のパートナーP氏が寝不足と疲労で寝てしまったので、一人で散策に出発。
ここには、山に囲まれた神秘的な湖「湯ノ湖」があるという事で、楽しみにしていた。
湖をぐるりと一周出来る散策路があって、約1時間程で周れるらしい。
起点になるのは、「ネイチャーセンター」。
ここから反時計回りに散策することに。
ネイチャーセンターを背に、向かって右側が山道で、左側が車道に面している。
反時計回りなら、万が一途中で暗くなっても、その頃には車道側にいられるから。
スタート地点は、釣り人や子供たちで賑わっている。
ボートで湖上の景色を楽しんでいる人も。
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それでも、有名な「中禅寺湖」程、観光客で賑わっている事もなく、
のんびりとした雰囲気は崩さないまま。
ここから、湯ノ湖を左手に望みながらの散策開始!
右手には、夜の訪れを感じる光が射している。
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あちらに日が沈むという事は、
丁度対岸から夕日に染まる湖が望めるかも!?
…という期待を胸に、出発。
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歩きやすい散策路。
この調子なら、サクサク進めそう。
出発してすぐに、観光客の姿が見えない静かな湯ノ湖が姿を現す。
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壮大な景色を望みながら、釣り人が膝までどっぷり浸かって佇んでいる姿。
絵になるなぁ。
まだ出発して間もないのに、何だか嫌な予感が。
何だあのロープは!
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まさか、立ち入り禁止!?
そ、そんなぁ…。
…と思ったら、、
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注意して進め!
赤信号ではなく、黄色信号だった。
よかった。
一応トレッキング用の身なりをしているので、迷わずロープをくぐらせて頂く。
歩きやすく舗装された遊歩道は、先ほどのロープ手前まで。
ここからは、山道が続く。
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雪も脇に少し残っている程度だし、
道も難易度の高いものではないから、しっかりとした山装備は必要なさそう。
だけど、ヒールやサンダルは避けた方がベター。
細い道のすぐ左手には、湖。
木々の間から垣間見える姿が美しい。
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先ほどより神秘的な色合いを見せる湯ノ湖。
左手に見とれていると、右手の山側になんとお猿さん!
しかも親子…!!
カメラを構える間もなく去っていき、その後姿を見せてはくれなかった。
ガサゴソと、気配は感じるんだけど。
お猿さんを諦めて進んでいくと、少ずつ木々の切れ目が見えてくる。
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見る場所によって、違った色合いを見せてくれる湯ノ湖。
対岸の景色も常に変化していき、どこから見ても美しい。
そして、ついに木々が完全に途切れるところへ。
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山の影が美しく湖面に映り込み、息を飲むほど圧倒される。
しばらく見とれていると、なにやら湖面から激しい音が聞こえてくる。
水際のギリギリのところまで降りてみると、、、
バシャバシャバシャ!
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大量の魚が、湖面に顔を出して蠢いている。
(写真には上手く映らないけど、拡大するとたくさん!)
この湖に、多くの釣り人がいるのも頷ける。
そんな魚を狙ってか、カモが優雅に近づいてくる。
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神秘的な湖が、少し日本庭園チックになるのが不思議。
沢山の顔を持っている湯ノ湖。
まだ半分も来ていないのに、虜になってしまう。
ようやく半分というところで、橋に差し掛かる。
橋から望む対岸は、まさに先ほど出発したところ。
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賑わっていた人々の姿が、影すら見えない。
さりげなくも壮大さを感じさせる湯ノ湖。
本当は、ここから夕日に照らされる湖面を見る事ができるのだろうか。
時間を確認すると、現在時刻は17:30。
日の入りは18:30。
夕食は18:00。
・・・。
ダメじゃん!
…という事で夕日は諦め。
のんびりしていたら時間がギリギリになってしまったので、先を急ぐ事に。
何故か小さな祠。
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そして、「湯滝」。
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そう、ここへ来る前に下から見上げた湯滝の、真上にあたるのがこの場所。
遠くに、滝を見上げる人影も見える。
「湯滝」は、「湯ノ湖」から繋がる滝だったんだ!
スポット毎に見て回っている様で、実は繋がっている。
「点」が「線」で繋がった感覚が楽しい。
自分の「足」で見つけた事だから、尚更かもしれない。
ガイドブックの「文字」で見つけるよりも、ずっと心に残る。
さて、ここからは車道沿いの遊歩道。
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釣り人の姿も、ここからまた増えてくる。
等間隔に、半円を描いて立つ姿が美しい。
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釣り人の姿もまた、「湯ノ湖の風景」の一部になっている。
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約1時間で一周できる「湯ノ湖」。
私は、ゆっくり写真を撮って、猿を探して、魚の大群を見に降りたから時間がかかったけど、それでも1時間半。
気軽に見れる風景なのに圧巻。
静かで厳かな「湯ノ湖」。
見る場所や時間毎に変化する水面と、対岸の景色。
360度、どこから見ても美しく神秘的。
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余韻に浸りながらも、ぴったり夕食時間の18:00に宿に到着。
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食卓には、また川魚が。
先ほどの、湯ノ湖で獲れた魚だろうか。
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食事の後は、温泉へ。
ゴールデンウィークなのに、たまたま誰もいなくて独り占め。
白濁とした、さらさら温泉。
温度は少し高めだけど、標高が高い奥日光の夜は少し寒いので、露天風呂が丁度よく気持ちがいい。
部屋に戻っても身体の火照りがしばらく治まらなくて、ほかほか気分のまま早めの20:00に就寝。
お休みなさい~。