私は、「緑内障」という目の病気を患っている。
簡単に言うと、視野(視界)が常人より狭く、進行するにつれてどんどん見える範囲が狭くなっていき、最終的には失明するという病気。
一度発症すると治す事はできず、進行の速度を抑える為に点眼するだけの治療。
(しかもその点眼薬、色素沈着で目の周りが黒ずむと言う、乙女には悲しい治療。。)
札幌に引っ越したので、また新たな病院を受診。
引っ越しが多い人生なので、今回で6件目の病院。
そこで、今まで言われたことのない話をされたのだ。(ちょっとびっくり…!)
眼科医に、脳のMRIを勧められる
眼科医に尋ねられた。
眼科医「今まで、脳のMRI検査をしたことはありますか?」
(え???)
わたし「…ないです。(?)」
眼科医「紹介状を書くので、一度検査をしてください」
(なんですとっ!??)
その先生によると、「おそらく緑内障である」とは言えるものの、「視野が狭いのは脳の病気の可能性もある」ということだ。
「検査をして問題がなければ、緑内障で確定。引き続き点眼治療をしましょう」と。
なるほど。
6件目にして初めて言われた。
しかし、このMRI検査というものは、特に理由がなければ自由診療になるらしいのだけど、医師の紹介状があるので保険診療で受けられそう。
ラッキー!
札幌の脳神経外科|平岸脳神経クリニック
私は東京の病院で冷たくあしらわれた経験が何度かあって、それがトラウマになっているので、病院を選ぶ際は口コミを調べまくる。
(特に、「冷たくされた」と書かれている病院は絶対に候補から外す)
何件か候補を見つけた中で、日程の都合が合い、インターネットから簡単に予約できる「平岸脳神経クリニック」に決める。
平岸脳神経クリニック 公式HP
https://www.hbn-cl.com/
MRIの設備があるくらいなので、大きな病院を想像していたのだけれど、普通の2階建ての建物だった。
「クリニック」だもんね…そりゃそうか。
問診票を書いて、カウンセリングを受けたあと、エレベーターで地下室に案内される。
地下室があったのか!
地下で(私にとっては)謎の機械に入れられて検査されるなんて…ちょっとドキドキする。
「MRI検査室」
と書かれた、鋼色の重厚な扉の前で座って待つ。
金属製のものは持ち込み禁止で、該当する物は全てロッカーに預ける。
私が身に付けている物でNGだったのはブラジャーのみ。(ワイヤーが入っている為)
検査着などはないので、ブラジャーだけ外して私服で待機。
待つこと数分で、MRI室へ!
音がうるさいという事で、ヘッドホンを付けてくれた。
クラシック音楽が流れてきて、とてもリラックスできそう。
頭は動かさないで、目は開けていても閉じていても構わない、眠ってしまってもよい…との事だ。
仰向けに横たわった状態で、ドームの中に入る。
クラシック音楽を聴きながら、しばしのリラックスタイム…★
…と思ったら、始まった轟音に音楽なんてすぐにかき消される!
轟音と共に、振動も感じる。
数種類の検査をされているのか、音の種類も次々と移り変わっていく。
その移り変わりの合間にだけ、クラシック音楽が耳の中へ入ってきて、そしてまた轟音の中へと消えていく。
集中してみると、電磁波も頭の先端から中心へ、そしてまた先端へと、移動しているように感じる。
あぁ、今わたしの頭の中を調べているのか。
私の頭には一切触れず、この謎の電磁波だけで脳の中がわかるんだから、とても不思議だ。
その様子が面白くて、不愉快な気持ちにも退屈な感覚にも陥らなかった。
約30分の、貴重なMRI体験だ。
検査結果|緑内障か、脳の病気か
検査結果は後日郵送(又は後日カウンセリング)の病院もあるみたいだけど、この平岸脳神経クリニックでは、検査後に話を聞くことができる。
診察室で、脳の写真を見せられる。
「これは、脳を輪切りにした写真です」
先生がマウスをクリックする度に、どんどんと輪切りにされていく脳の様子を、PC画面で見る。
なんだか気持ちが悪い…苦笑
結果は、「異状なし」という事だ。
私の視野は、内側が欠けているらしい。(知らなかった!笑)
内側の視野は、外側の神経が関連している。
その外側の神経に問題が生じるという事は、頭の左右から同時に強い圧力が加わったという事。
そういう可能性は非常に低いから、脳が原因で視野が狭いという可能性も、実は低かったのだと教えてくれた。
それを、検査前に言わない所が素敵だなと思った。
「脳が原因の可能性は低いですよ」と、調べる前から飽きれた感じで言ったり、検査すらしてくれない医師も少なくないと思う。
気持ちよく検査を終える事ができて良かった。
そして、気になるお会計は、なんと6,580円!
予想よりもかなりお安い…★
脳神経外科でMRIを体験|まとめ
緑内障は、治らない病気。
検査に問題がなかった場合 → 一生付き合う持病(緑内障)確定。だけど、命は脅かされない。
検査に問題があった場合 → 脳の異常が治療で治るものだった場合、視野の狭さから解放される!だけど、緑内障よりもっと深刻だったら…。
という事で、検査で問題がある場合とない場合、どちらを望めばいいんだろうと、検査前は思っていた。
だけど「脳は健康」とわかって嬉しかったし、きっとこれでいいのだ。
仕方がないから、一生付き合ってやろう、緑内障。
最近自分も、字の読み違いが増えていて、いろいろ考えさせられる記事でした。暗いところでのモニターやスマホ見てるとことも結構あるので、現時点では異常の自覚症状はないですが、緑内障にもあまりよくない行為のようなので自分も気を付けないとと思いました。
ちせ様も体調に障らない範囲で、これからの記事もまた楽しみにさせて頂いてます。
NKさま
私も、暗い部屋で映画を観たりしています。やはり、あまり良くないですよね…焦
気になる症状があっての検査なら、もしかしたら保険診療で受けれるかも(?)なので、ぜひ大事に至る前に受診なさってくださいませ!
診療を受けるという発想がなかったのですが、確かに言われてみるとそういうケアは重要ですよね。参考になりました。
ちなみに秋田県では今県民割と、市町村独自の割引を同時に使うことができて、例えば1泊2食10100円の宿だと、8000円補助+2000円商品券がもらえるので、無駄に
日帰りできるとこに泊まってます。
ただ、ホテルの部屋はそこまで明るくないところもあるので
そういうところでの作業はちょっと考えないとと思ってしまいました。
NK様
秋田県では、そんな素晴らしい過ごし方ができるんですね!羨ましいです。
コメントを頂いて、私も道民割について調べてみましたが、只今絶賛停止中でした。。
確かに、ホテルの照明は抑えめですよね。
でも真っ暗でなければ、大丈夫!…と信じたいです。
道民割停止は残念ですね。また北海道についてお得な旅行情報など出ましたら、そういう記事も楽しみにしています。
NKさま
はい、残念です…笑
お得になるかはわかりませんが、
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします★