富良野観光1日目は、『北の国から』のロケ地巡り。
【富良野観光】『北の国から』ロケ地巡り|五郎さんに会いに、麓郷の町へ
2日目は、ラベンダー畑やお花畑など、富良野観光の定番スポットを訪問。
もくじ
気球に乗って、朝の富良野の街を眺める
富良野観光の界隈を構成しているのは、北から順に下記の4市。
- 美瑛市
- 上富良野市
- 南富良野市
- 富良野市
昨日は麓郷(ろくごう)を中心として富良野市を巡り、宿泊は美瑛市。
北から南下する形で観光するのが効率的なのだけど、早朝の気球を予約していたので、一気に富良野市まで南下。
(その後はホテルに戻って朝食)
車で、片道だいたい40分くらい。
早朝のこの土地の風景は、大変美しい。
こんな理由でもない限り滅多に早起きなどしないので、早朝に気球を予約したのは正解だった。
観光スポットでもない、「なんでもない風景」が絵になるというのが、この土地の魅力のひとつ。
朝6時。
約束の場所に到着。
利用したのは「遊び屋」さん。
気球から見下ろす、朝の富良野の町。
夏季は、ロープに繋がれた状態で浮上。
冬季は、ロープを外してもっと上まで行けるのだとか。
どこに着地しても、周りは雪の積もった畑だから。
…なるほど!
気球を堪能したあとは、再び美瑛市を目指して北へ戻る。
途中、ダムを発見したので休憩。
橋の真ん中で、しばし「瞑想」。
美味しい空気をたっぷりと吸って、エネルギーをチャージ。
神秘的な青い色!美瑛の「白ひげの滝」と「青い池」
温泉に入って朝食を食べたら、まずは宿泊していた「白金温泉」のすぐ近くにある「白ひげの滝(しらひげのたき)」へ。
「白ひげ」と表現される滝の下には、美しい淡いブルーの水の流れが出来ている。
なんて美しいんだろう。
この流れは、ある写真家により発見されて以来、一躍有名観光地となった「青い池」へと繋がっている。
この川はブルーリバーとも呼ばれていて、この風景が見られるのは「ブルーリーバ橋」。
大混雑の「青い池」と比べれば、訪れる人は断然に少なく、静かに鑑賞ができる。
そういう面も含めたら、私はこちらの「白ひげの滝」の方が好きだなー。
…と言いつつ、この後は青い池へ。
有名になるにつれ、だんだんと観光地として整備されていき、今では巨大な駐車場が出来上がっている。
遊歩道を歩く事数分。
青い池に到着!
ここは、ある写真家により発見された池。
その写真家が写真を発表した事で一躍有名となり、今では美瑛を代表する観光地になっている。
鬱蒼とした森の中に、突然この景色を発見したその写真家は、さぞかし感動したんだろうな。
水の成分のせいか枯れてしまった木が、良いアクセントとなっている。
東京ドーム3個分の広大な丘|色彩の丘
青い池と同じ美瑛の町にある花畑「色彩の丘」。
美瑛~富良野まではお花畑やラベンダー畑がとても美しいのだけど、その理由は、この辺一帯が「丘の町」だから。
丘がうねうねとしている中に咲き誇るお花畑。
平らな土地にあるよりも、その姿がよく映えるのだ。
色彩の丘は、東京ドーム3個分、約15haの広大な敷地。
5月~10月初旬まで、約30種類の花が咲いている。
色とりどりのお花もさる事ながら、その向こう側の田園風景も美しい。
徒歩でも十分散策できるけれど、辛い人はトロッコに乗って移動する事も可能。
4.5キロの直線道路|ジェットコースターの路
上富良野に、ジェットコースターの路(みち)という異名を持つ道がある。
ゆるやかなアップダウンが続いたあとに急下降して、そして急上昇するという、まるでジェットコースターの様な4.5キロの直線道路。
昨日ロケ地を巡った『北の国から』の脚本家・倉本聰さんのドラマ『優しい時間』のロケ地でもあるらしい。(こちらは未視聴)
ここがそうかな?
…と思ったけど、違うらしい。
ここがそうだ!
写真では伝わらないのだけど、「ジェットコースターの路」の異名に相応しい急下降。
そして、その先に見える急上昇。
約2分ちょっとのジェットコースタードライブ。
登り切った先で、来た道を振り返る。
うん、結構な坂道を下ってきたみたい。
途中、下り切った地点に「一時停止」があるのでご注意を。
<アクセス>
Googleマップで「ジェットコースターの路」で検索しても辿り着けたけど、より詳細な目印は「西11線農免農道」という標識らしい。
そこを曲がるとジェットコースターの路。
JR美馬牛駅近くの国道237号線沿い。
ラベンダー観光発祥の地|ファーム富田
ジェットコースターの路がある上富良野から、目的のラベンダー畑がある中富良野へ。
ラベンダー畑は数多くあるけれど、その中でも最も有名なのが中富良野市にある「ファーム富田」さん。
昭和33年(1958年)から栽培を開始して、昭和51年(1976年)に当時の国鉄のカレンダーに採用された事で、一躍観光地となったのだとか。
広大な土地には、ラベンダー以外の花々も咲いている。
そしてメインのラベンダー。
蜂さんにも大人気。
昨日の日記でも少し触れたけれど、ここは『北の国から』のロケ地でもある。
両親の離婚により父側に付いた純君と蛍ちゃんが、2人に会いに東京から来たお母さんと、つかの間の親子の触れ合いをしたラベンダー畑。
やはり見下ろす先の、のどかな田園風景が素敵だなー。
こんなにも広大な敷地のファーム富田さん。
来園者も多い中、入場料ナシで開放してくれている。
お土産屋さんで採算が取れているという事だろうか。
ラベンダーやお花の商品に特化したお土産屋さんの店内は、とても可愛らしい。
富良野のラベンダー畑。
どこに行こうか迷ったら、ファーム富田さんを選べば間違いはないと思う。
(その後に、色々開拓していこうかな。)
北海道の中心のまち富良野市|へそ歓楽街
こちらも昨日の日記で触れたけれど、北海道の丁度真ん中にある富良野市は、「北海道のへそ」とも呼ばれている。
それにちなんだ踊り「北海へそ踊り」は、この土地の発祥。
今や、全国…果ては世界でも有名になった踊りらしいけれど、このモニュメントがある「すずらん商店街」が原点。
夜だったら、五郎さんも通った「へそ歓楽街」で、1杯飲みたいものだ。
この近くにある喫茶店「シモゾノ珈琲」さんで、富良野観光を締めくくる。
ここのチーズケーキが絶品だった。
今までカフェで食べたチーズケーキの中で、1、2を争う美味しさ。
また食べたいな、近くだったら通うのに。
そして、札幌へ。
さようなら、富良野の町たち。
富良野観光・定番コース|まとめ
今回は、有名な定番コースを巡る旅。
強いて言うならば、早朝の「気球」と「ジェットコースターの路」は、少しだけ定番から外れているかな…?
<美瑛市>
- 白ひげの滝
- 青い池
- 色彩の丘
<上富良野市>
- ジェットコースターの路
<中富良野市>
- ファーム富田
<富良野市>
- へそ歓楽街、北海へそ踊り発祥の地
- シモゾノ珈琲
- 気球(早朝)
★早朝の気球以外は、訪問順。北から南下する行程。
まだ暮らすであろう北海道、1度目の訪問は「定番コース」、2度目の訪問は「ニッチなコース」で、全道各地を巡って行きたいな。
ジェットコースターの路は、なかなか面白い視点で個人的には好みでした。
集落をつないでいくわけではなく、もっとも効率的に最短距離でつなぐことを優先した結果なのだと思いますが、起伏の激しさや大規模農業など間接的にもその地の社会を感じられた気がします。
NKさま
なるほど…!
ジェットコースターの路は、ただただ風景として楽しんでいました。
その様に、作られた背景までもを感じるというのは、大切な視点と素敵な感性ですね。
毎度、勉強になります。。
海外でも、ガードレールもない、ものすごい山道で、崖下には、錆びて横転した車が転がってる場所なんかは結構インパクトがあっていろいろ考えさせられました。
日本なら、中々ない状況だと思いますが、貧しさの中で、その国なりに、経済的には多少背伸びしてでも周辺国の主要都市との道路を将来の経済のためにも通したのかなと、ビュンビュン飛ばす運転手に一寸怯えながらも考えていたことを思いだしました(笑)
NKさま
私だったら、きっと「危機管理に対する意識の違いかな」と思う程度でしょうが、
なるほど、そういう側面もあるのかもしれないですね。
その様な視点で物事を見れば、また全然違う世界に見えるのでしょうね!
NKさまの様な旅も素敵そうで、羨ましいです。
すみません、ちょっとカッコつけて書きましたが、旅してる時は背景とか考えてる余裕はなかったです(笑)
ただ後からならもっと多様な視点が考えられると思うので、整理する際にはブログ等も有用なのかなと思っています。
ということで、ちせ様の紀行とも対比させつつ、自分の今までの旅行をこれからも少しづつ振り返っていきたいと思っています!
NKさま
あら、そんな正直にご申告いただかなくても…!笑
そうですよね、後から改めて考えたり調べたりして深まる事はありますよね。
ブログも、書く事で情報や思考が整理されて、書いていない場合と比べて後に残る記憶の鮮明度も格段に違うと実感しております。
NKさまの旅も、もしブログ等で公開している様でしたら、ぜひ読んでみたいです。
旅行時にほとんど写真を撮らないタイプなので自分はブログは書いたことないです。
(とまたかっこつけてしまいましたが、単にずぼらなだけです><)
こうやって定期的に濃い情報を上げ続けられているちせ様の活動は本当に素晴らしいと思いますし、これからも期待してます!(と最後まで他人頼み・・・)
NKさま
おぉ!写真にも文字にも残さず、全て頭の中に記憶されているのですね!
それは私には出来ない事です。凄いです。
決して濃い情報ではございませんが、、気軽に楽しんでくださると嬉しいです。笑